2月の寅の日開催!広島・緑井「毘沙門天 初寅祭」で金運UP祈願


2018.01.18

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広島・緑井にある「毘沙門堂」は権現山の中腹にあり、赤い多宝塔が目印。商売繁盛や家内安全にご利益があるとして「緑井の毘沙門さん」と呼ばれ親しまれてきました。毎年2月の寅の日開催の「初寅祭」は有名で、ご本尊の毘沙門天像がご開帳になり、2日間で延べ2万人の参拝者が訪れます。毘沙門天のお使いの寅は金運と深い結びつきがあるとか。皆さんも毘沙門堂の「初寅祭」で福をいただいて、一年の金運UP祈願しませんか?
北方の守護仏・毘沙門天像を安置する本堂
緑井毘沙門堂は平安時代後期、修行僧の教尊が行基菩薩の作という毘沙門尊像を現在の場所に安置したのが始まりといわれます。
1299年には毘沙門天を尊信していた武田氏が権現山南方に銀山城を築城する時、北方の守護として毘沙門天像を安置する願成寺を建立、さらに周辺に七ヶ寺を建立しました。その後、毛利氏の広島城築城とともに願成寺は広島城近くに移されましたが、毘沙門堂などは現在地に残されました。
本堂(写真)には、ご本尊の毘沙門天を中心として、脇侍に吉祥天、禅尼師童子が祀られています。本堂は2014年8月の広島土砂災害で全壊しましたが、御本尊は別の場所で保管されていたため難を逃れました。現在の本堂は2016年に再建されています。
そして、境内のあちこちに毘沙門天の使いの寅が、狛犬ならぬ「狛寅」として安置されています。
また、寅とともに使いとされている「ムカデ」も寺紋や梵鐘(写真)などに見ることができますよ。
年に一度の毘沙門天ご開帳!「初寅祭」
緑井毘沙門堂では毎年、旧暦の初寅の日とその前夜を「初寅祭」 としています。1年にこの時のみ御本尊である毘沙門天がご開帳となるため、ひと目拝もうと全国各地から熱心な信者が参拝に訪れます。二日間の開催で人出は延べ約2万人とのこと。参道は夜通し途切れなく参拝者で賑わいます。
ご開帳の時間は年によって変わりますが、初日はお昼から深夜0時まで約2時間ごと、初寅当日は午前4時頃に一度と朝10時から夕方4時頃まで2時間ごとです。ご開帳は毎回30分ほどで扉を閉めるので、その年のご開帳時間をチェックしてから行かれることをお勧めします。
本堂でお参りをした後、いただいて帰りたいのが「福銭」です。白いポチ袋の中に小銭が入っていて、自分の他の小銭と一緒にして毘沙門天を拝む気持ちで使用すると商売が繁昌すると言われています。いつの時代からかこのご利益を得て多くの方々が成功し、翌年の祭礼で多くの寄進が寄せられてきました。お金を大切に、自分の心を正しくして、家内円満・商売繁盛をお祈りすればきっと毘沙門天のご加護がいただけますよ。
また、初寅当日の午後3時頃には「福餅」の授与もあります。
参拝は歩きやすい服装で!
新交通システム・アストラムライン「毘沙門台」駅から続く参道は坂道が続きますので、必ず歩きやすい靴でお参り下さいね。途中で休憩できるよう、参道には露店が並んでいます。その他、地元商店街の方たちが運営する茶屋では、温かいうどんや甘酒、ぜんざいなども販売しています。
また、多くの方が参拝に訪れるのは夜の時間帯ですので、混雑を避けてゆっくりご本尊を拝観したい場合は昼間が狙い目です。
境内入口の鐘楼門から本堂までもご覧の石段や坂道が続きます。当日は駐車場がなく公共の交通機関での参拝になり、最寄り駅から大人の足でも歩いて30分はかかります。小さなお子さんも元気いっぱいに坂道・階段を上っている姿を多く見かけますが、少し距離がありますのでお子さんの体力面などを考慮して、抱っこ紐などを上手く使って無理のない参拝をお勧めします。
様々な信仰の対象となる毘沙門天
毘沙門天は四天王の一人として北を守護する時は「多聞天」、独尊として祀られる時は「毘沙門天」と呼び名を変えます。独尊となるくらい四天王の中でもダントツの人気を博し、その勇ましい姿から勝負事にご利益があるとされたり、七福神の一尊として福をもたらす対象となったり、吉祥天と善膩師童子という妻子と共に祀られることから家庭円満のご利益があるとされたり、多方面から信仰を集めました。
広島で「毘沙門天」といえば誰もが「緑井」と答えるくらい地域で大事にされてきた毘沙門さん。その雄壮なお姿を実際に拝むことができる年に一度の機会が「初寅祭」です。ぜひ皆さんも訪れてたくさんの福を頂いてくださいね。 

権現山 毘沙門堂
place
広島県広島市安佐南区緑井3-5670-1
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