2つの共同湯に癒されたい!昭和の風情の残る山口「俵山温泉」


2018.01.11

トラベルjp 旅行ガイド

山口県北部にの山間にある俵山温泉は開湯1100年の歴史ある温泉。温泉成分表からだけでは読み取れない高濃度の水素泉がリウマチにも効くとも言われ、古くから湯治客に支持されてきました。
湯量は決して多くない為殆どの旅館では独自の温泉を持たず、共同湯の「町の湯」「白猿の湯」と言う二つの温泉を大事に受け継いできています。
昭和の風情が残るノスタルジックな温泉で、ココロとカラダを癒しましょう。
昭和の風情が残る山口・俵山温泉は開湯1100年の名湯!
どこか懐かしい昭和の風情が残る山口県俵山温泉は、温泉に関する数々の著作もある“温泉教授”松田忠徳氏による「全国平成温泉番付」で、並み居る名湯を押さえ堂々の「横綱」に選出されたこともある温泉。
余計なものがなくシンプルな佇まいは心と体を癒すのにぴったりです。
本来は3週間ほど宿泊し湯治をすることを推奨していますが、なかなか時間に融通がきかない方はせめて1泊し、俵山温泉の素晴らしい湯力でリフレッシュしてみてはいかがでしょうか?
アットホームなお宿「明治屋」で癒しのひととき
俵山温泉の温泉街にすっと溶け込むように佇むお宿が「旅館明治屋」。アットホームなお宿は昭和の風情が非常に心地よくもあり、また清潔に保たれているので安心でもあります。
町の湯へも50メートルほどなので、浴衣に下駄でカランコロンと歩けば気持ちも高まりること請け合いです。
明治屋旅館のお部屋は全て和室。ちゃぶ台にはお茶と茶菓子のセット、お部屋には備え付けの浴衣セットがあるので、温泉を心行くまで堪能し、ゴロンと横になるのにうってつけ。
また、俵山温泉では宿泊者限定で温泉手形を有料(1200円:2017年12月現在)で販売しており、翌日の12時まで、二つの共同湯に無制限に入浴することが可能。明治屋旅館の受付で手形を販売しているので何度も入浴したい方におすすめです。
旅館に宿泊する楽しみのひとつ「旅館の朝食」はお部屋食。
日替わりなので、その日に何が提供されるかはその日のお楽しみ。和食を基調とした手作りの定食で、ご飯もおひつで用意されるのでたっぷり食べてエネルギーチャージをしましょう。
俵山温泉の誇る「町の湯」
俵山温泉の原点「町の湯」は俵山温泉の中心にあり、地元の方、湯治客に愛され続けている温泉です。
俵山温泉の歴史は古いですが、町の湯の建物は平成5年に建て替えられています。しかしその温泉の力は昔のまま。脈々と受け継がれてきています。
俵山温泉の温泉は「温泉成分表」では決して高濃度ではないお湯にも関わらず、なぜ古くから名湯として名を馳せているのか?それは温泉成分表の数値以外の溶存水素濃度が高く抗酸化作用が持続すると言う説や実感する方が多いこともあげられます。
また、温泉水に釘を入れても殆ど錆びませんが、水道水では湯が錆で汚れてしまうことも実証されています。
内湯の浴槽が2つのみの非常にシンプルな温泉で、町の湯の1号泉は敷地内から湧出する源泉を加水なし、消毒なしでかけ流ししています。俵山温泉は湯量は決して多くないので、殆どの旅館で温泉を持たず、共同湯で基調な湯を守ってきました。
無色透明で、かすかに硫黄臭。適温なのでゆったりと入浴できます。
また飲泉が建物入り口付近にあります。ぬるめのほんのりとたまご風味です。
<基本情報>
住所:山口県長門市俵山5113
電話番号:0837-29-0001
アクセス:長門市駅からバスで約35分、小月駅からバスで70分程度で山道です。下記関連MEMOサンデン交通の情報をご確認下さい。
もうひとつの共同湯「白猿(はくえん)の湯」
「町の湯」のほど近くにもうひとつの共同湯「白猿の湯」があります。
源泉は「町の湯」と異なる川の湯源泉を主に使った1号湯と、俵山温泉5泉源の混合泉の2号湯と露天風呂があります。
1号湯はかなりのぬる湯ですが、アルカリ性を2号湯より強く感じるぬめぬめ湯で、肌触りはロウのようです。また、人間の肌は弱酸性の為、かけ流しではあるものの、誰も入っていない時がアルカリ濃度は高く、めぬめをはっきり感じたい方には朝の1番風呂をおすすめします。
建物の前には飲泉所もあるのでお忘れなく。
<基本情報>
住所:山口県長門市俵山5113
電話番号:0837-29-0036
アクセス:長門市駅からバスで約35分、小月駅からバスで70分程度で山道です。下記関連MEMOサンデン交通の情報をご確認下さい。 

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山口県長門市俵山温泉「明治屋旅館」
place
山口県長門市俵山5127
phone
0837290055
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