有形文化財の庄屋屋敷に泊れる温泉宿、大沢温泉ホテル「依田之庄(よだのしょう)」~松崎町~


2014.02.10

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依田家は、武田信玄の子供・武田勝頼の家臣であった先祖が、この地に移り住んで、伊豆の豪族として栄えました。大沢温泉ホテル「依田之庄」は、そんな歴史ある依田邸の屋敷に泊れる温泉宿です。江戸時代に建てられた庄屋屋敷は、母屋、道具蔵、米蔵、味噌蔵など、県指定の有形文化財になっています。300年の時を越えて、江戸時代にタイムスリップできる温泉宿、大沢温泉ホテル「依田之庄」をご紹介します。
現代によみがえった江戸時代
大沢温泉ホテル「依田之庄」へ一歩足を入れた瞬間、臼、杵、蓑、土間の囲炉裏にかけられた急須からは、湧きたつ湯気。まるで、江戸時代の暮らしが、息吹を取り戻した空間が広がります。
大沢温泉ホテル「依田之庄」のパブリックスペースは、この土間がある母屋。建物など、文化的遺構をそのまま生かして温泉宿が設計されているので、入口から江戸時代の情緒がたっぷり。この母屋は、およそ300年前の江戸時代に建てられた建物で、歴史的価値が高く、県の有形文化財になっています。
このすぐ近くのロビーには、江戸時代、身分によって使い分けていたとされる、2種類の酒樽があります。この建物が建てられた当時は、身分制度があった時代で、実際に目で見て、その当時の身分制度を実感することもできるでしょう。
歴史がたくさん
こちらは土蔵の資料館です。この蔵は、元は米蔵として使われていた場所で、現在は資料館になっています。
資料館には、依田邸の歴史や、ここに住んでいた北海道十勝平野の開拓の父と言われる「依田勉三」、その兄の実業家「依田佐ニ平」について資料、江戸時代の小民具なども展示されています。
土蔵の資料館の両サイドには、道具蔵・味噌蔵があり、なまこ壁の和の風情が漂う3つの蔵は、県の有形文化財に指定されていて見所の一つ。ちなみに、道具蔵は300年前の建物に泊れる「天保の間」になっていて、文豪の井伏鱒二も宿泊したと言われています。味噌蔵は、夜にお酒を嗜むことができる、お洒落なバーになっています。土蔵の資料館は、無料開放しているので、いつでも自由に見学可能です。
解放感あふれる露天風呂
さて、館内散策を楽しんだ後は、温泉で温まりましょう! 大沢温泉ホテル「依田之庄」は、3つの大きな大浴場があります。こちらは、屋上に併設された野天風呂「満天の湯」。泳げそうなくらい広くて、真っ青な空の下で入るお風呂は解放感抜群! 女性は夜も入浴できるので(3つの大浴場は時間によって男女それぞれ専用となるため)、満天の星空を見ながらリラックスして入れますよ。宿自慢の野天風呂だけあって、気分は最高!
解放感あふれる露天風呂
こちらは「庄屋の湯」です。天井は高い吹き抜けになっていて、自然の光が差し込むので、お風呂の植物は生き生きとしています。そんな緑豊かな植物に囲まれて入るお風呂は、目に優しく、熱め、ぬるめの湯があるので、お好みでゆったりと入ることが可能。
この大沢温泉は、江戸時代の明和年間から続く歴史ある温泉で、肌への刺激も弱く、入り心地がとても良いです。温泉に浸かると、肌がなめらかになることから、美人の湯とも言われています。
その他には「化粧の湯」もあり、宿のお風呂は、すべて源泉かけ流し! その上、お風呂が広くとても満足でき、時間によって男女入れ替えになっているので、それぞれのお風呂が楽しめますよ!
お風呂上がりは、館内に清水が湧き出る場所があるので、ミネラルたっぷりの清水で喉を潤してみて下さい。浸み渡る清水は、体中に元気を取り戻してくれるようです。
『温泉DATA』
泉質:単純温泉(低張性弱アルカリ性温泉)
泉温:41.9度 pH 8.4
外来入浴:なし
伝統を食べる
依田家に昔から伝わる「桶寿司」。この桶寿司は、中秋の名月に依田家一族郎等が集まって、昔を偲んで食べたと言われる、伝統の郷土料理です。
でんぶ、そぼろ、甘辛く味付けされた椎茸などが載った素朴な味わい。
季節によって、具材が違うようですが、伝統を味わうことができ、食べて歴史を体感してみてはいかがでしょうか?
最後に、
大沢温泉ホテルは、かつて群馬県の富岡製糸工場と肩を並べるほどの製糸工場を営んでいました。宿の「絹屋の棟」と呼ばれる場所が、当時、製糸工場があった場所です。
また、土蔵の資料館前には、当時使われていた陶製の繭蒸釜が埋め込まれていて、当時を偲ぶことができます。大沢温泉ホテル「依田之庄」は、江戸時代からの歴史がたっぷり詰まった温泉宿。
ゆっくり温泉が楽しめ、古き良き日本を体感できる「大沢温泉ホテル「依田之庄」へ、是非足を運んでみてみませんか? 

大沢温泉
place
静岡県賀茂郡松崎町大沢
phone
0558420745

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