砂風呂を関西でも!夕日ヶ浦温泉「友善」のココにしかない楽しみ


2017.11.13

LINEトラベルjp 旅行ガイド

京都府京丹後市網野町の夕日ヶ浦温泉は、その名の通り夕日の名所であり、温泉旅館が軒を連ねる温泉街だ。海岸に接する絶好の場所に「砂風呂と露天風呂の宿『友善』」がある。砂風呂や砂むし風呂といえば、鹿児島の指宿温泉と思っている人も多いだろうが、京阪神からも行きやすい夕日ヶ浦温泉にも砂風呂があるのだ。関西では珍しい砂風呂がある宿「友善」を紹介したい。
京阪神から近い人気の温泉地「夕日ヶ浦温泉」
日本海に面した京都府京丹後市網野町の夕日ヶ浦温泉は、30~40軒ほどの温泉旅館や民宿が軒を連ねる温泉街。
その歴史はまだ新しく30年ほどだが、美しい浜辺と夕日、夏は海水浴場、冬はカニ料理で知られている。京阪神から近いこともあり、ツアー旅行でも定番のスポットだ。
紹介する「砂風呂と露天風呂の宿『友善』」は、浜辺に面した全室オーシャンビューの宿。部屋から眺める日本海の美しいこと。自慢の夕日も部屋から眺められる。
写真は浜辺から見た「友善」。5階建てが新館で左側は露天風呂がある本館だ。
関西では珍しい砂風呂がある宿「友善」
「友善」にたどり着いた時に感じるのは民宿のような温かさ。ロビーの飾り付けやご主人・若女将の笑顔に癒やされる。ファミリー客を中心にリピーターが多いのもうなずける。
おすすめの過ごし方は、まずは夕食前の砂風呂だろう。砂風呂・砂むし風呂とは、温泉の蒸気などにより温められた砂(砂床)のうえに体を寝かせ、布団のように砂をかぶせる入浴法。45度から50度の温かい砂に包まれ大量の汗をかくことで、血行がよくなり体内の老廃物が排出される。疲労回復や美肌効果など温泉の3倍の効能があるともいわれている。
鹿児島県の指宿温泉が有名で、砂むし風呂を目的に指宿温泉へと出かける人もいるほど。一度は体験してみたいと思っている人にとって、京阪神から近い夕日ヶ浦温泉でも天然砂風呂が楽しめるのは朗報に違いない。
友善の砂風呂を支えているのは、大正生まれの砂匠「金ちゃん」。砂を扱う姿の元気なこと。温泉の湯を利用した砂風呂は、長年培った技で調節された砂加減が絶妙。関西では珍しく北近畿にいたっては唯一ココにしかない理由だ。
目の前には夕日ヶ浦の海岸、聞こえてくるのは波の音。砂に首まで包まれた心地よさにゆっくり眠りたくなるが、5分もすれば汗がタラタラ。10分たてば起き上がりたくなる。そこで、金ちゃんの「まだまだ」の言葉で我慢。
体を少し揺らすと隙間にひんやりとした砂が入り込み心地よい。15分から20分後に砂から出た時の解放感は、体が軽くなったような清々しい気分でクセになりそうだ。
砂風呂の後は、シャワーで砂を落として隣接する浴場へ。夕日ヶ浦温泉は単純泉で「美人の湯」ともいわれている。しっとりとして湯冷めのしにくい温泉だ。
友善には、新館に砂風呂、本館に露天風呂がある。
砂風呂を利用できるのは、宿泊客か昼食の予約者のみ。別料金で1500円になる。利用時間は15時から22時まで。海水浴期間中は営業しておらず、中学生以下は利用できない。また、砂風呂を含め浴室での写真撮影は不可。その分、化粧も落として、おもいっきり汗をかいて砂風呂を満喫しよう。
友善は料理も自慢の宿、冬はカニ料理
日本海に訪れたなら新鮮でおいしい海の幸が食べたい。友善は料理の美味さにも定評のある宿で、季節の美味しい魚がいただける。
人気のシーズンは冬。カニ料理だ。11月になりカニ漁が解禁になると一気に賑わう。友善では、松葉ガニやズワイガニなどその時のいいカニを提供。ゆでガニや甲羅蒸し・カニの刺身・焼きカニなど、たっぷりカニ三昧だ。
春から秋は季節の魚を豪勢に盛った豪華舟盛り料理。写真は、とある晩秋の舟盛り。丹後地方で「でんでんぐろ」と呼ばれるシマダイ(イシダイ)を中心に日本海の幸がふんだんに盛られている。
他にも豊楽焼きや天ぷらなどの季節の海と山の幸。ローストビーフのサラダなど肉料理もあって、食べきれないほどの量があるのに食べ飽きない。そして何よりも美味い。
この美味さにも友善ならではの理由がある。米や野菜のほとんどが自家製。肥料には、冬場に消費されたカニの殻などを乾燥させ細かく砕き、EM菌で3年間寝かした有機肥料を使っている。地産地消の丹後の恵みが頂けるのだ。
なかでも米のうまさには驚かされる。朝食では、自家製の丹後コシヒカリを堪能。友善でしか味わえない料理を楽しみに訪れる人がいるのもよくわかる。
丹後地方の魅力があふれる宿「友善」
写真は友善のルームキー。細く長い木の棒は、機織り機で使う部品で緯糸(横糸)を巻いていたシャトルだ。丹後地方は古くは奈良時代から繊維産業が盛んで、江戸時代には「丹後ちりめん」の産地として栄えた。
友善で使われている「かけ布団」は、綿わた(めんわた)に丹後ちりめんの生地がかけられている。羽毛布団とは違う軽やかさと肌触りが心地よい。
美しい夕日ヶ浦の海岸散策も忘れずに
夕日ヶ浦温泉に泊まったなら、美しい海岸の散策も楽しみたい。「夕日の路」と名付けられた散策路もある。4月から9月は海岸線へと夕日が沈んでいく。
美しい浜辺を保つため、海岸の清掃は冬場でも定期的に行われる。海水浴シーズンになれば毎日朝4時頃から清掃するという。写真は10月の朝、清掃中に撮影した風景。
2017年には新たな名所が誕生した。夏場の一時期を除く3月末から10月末まで、浜辺に大きなブランコがひとつ。名前は「ゆらり」。ゆっくり揺られながら夕日を眺めて欲しいと名付けられた。
時にはロマンチックに、時には哀愁を。見る者の心に寄り添うように、閑散期に訪れた観光客を楽しませてくれる。夕日ヶ浦温泉の新たな名物として注目のスポットだ。
朝夕の気持ち良い散策に、ここにしかない海岸風景を演出するブランコ。場所は、友善のすぐ目の前の浜辺にある。 

read-more
海の宿夕日館
rating

5.0

2件の口コミ
place
京都府京丹後市網野町浜詰390
phone
0772740406
no image

この記事を含むまとめ記事はこちら