大阪「牛滝山」錦繍に染まる紅葉と滝を巡るプチハイキング!


2017.11.11

LINEトラベルjp 旅行ガイド

大阪・岸和田市の牛滝山は古くは中世から紅葉の名所として有名で、大阪府と和歌山県の自然豊かな県境近くにあります。古寺や渓流、滝、遊歩道があり、紅葉ばかりでなく、ハイキングや登山客にも人気のスポットです。今回、関西屈指の紅葉狩りを楽しみながら、気軽にハイキングできるお手軽なコースをご紹介します。
大阪・岸和田市内の中心地から車で1時間ほどの好立地!
紅葉の名勝・牛滝山(うしたきさん)は緑が多く静かな集落にありますが、岸和田市内だけでなく大阪市内からもほど近い距離なので気軽に足を運べます。紅葉を堪能するには、メインスポットの牛滝山大威徳寺へ向かいましょう。修験道の開祖・役小角(役行者)が開いたと伝えられている山岳寺院で、紅葉シーズンになると境内の美しい風景を写真におさめようとカメラを携えた観光客で賑わいます。
見頃は11月中旬から下旬で、シーズンには混み合います。牛滝山大威徳寺には駐車場がなく周辺の有料駐車場は限られますので、早めに出掛けるか、公共交通機関を利用しましょう。
信仰の山に鎮座する牛滝山大威徳寺で紅葉狩り!
牛滝山を山号とする大威徳寺はこぢんまりとした境内ですが、中世には葛城修験道の一霊場で48の堂宇が立ち並ぶ大きな寺院でした。今では、本堂、多宝塔、大師堂、楼閣が残るほどですが、境内を散策するとその風格を偲ぶことができる空間が広がっています。
山門を入ると、写真のような風景が目に飛び込んできます。新緑の季節も美しいですが、イロハモミジやイチョウなどが色ずく紅葉は見逃せません。拝観は無料ですが、17時になると山門が閉まります。
境内の中でも、朱色の多宝塔と鮮やかな紅葉のコントラストがいちばん人気の撮影スポットです。室町時代創建の国の重要文化財でもある高さ13メートルの多宝塔は、この寺で修行を行った弘法大師(空海)が建立したとも言われています。戦国時代の戦火をくぐって今に残っている貴重な建造物を間近に見ることができます。
山々に囲まれた鮮やかな紅葉は、まるで絵葉書のような息をのむ美しさです。紅葉を楽しみながら境内をぬけると滝が現れ、和泉葛城山への山頂へと延びる登山コースが整備されています。長時間歩かなくとも、近くに4つの滝がありますのでその距離でも十分楽しめます。気軽なプチハイキングへ行ってみましょう。
牛滝川沿いの渓流遊歩道から4つの滝を巡る!
最初の滝は、大威徳寺から70メートルほどのところに落差約10メートルの直爆の「一の滝」が流れています。山を登る必要もなく、境内からすぐ近くにあります。
そこから20メートルほど歩くと、落差約5メートル「二の滝」と続いて、落差約10メートル「三の滝」が見えます。三の滝では、かつて修行中の恵亮和尚が滝の中から牛に乗った大威徳明王が現れたのを見たことで、大威徳寺ではその姿を御本尊として祀るようになりました。
一の滝・二の滝・三の滝を過ぎると小さな吊り橋「錦流の橋」があり、その先に4つ目の「錦流の滝」が現れます。大威徳寺境内から300メートルほどのところにあり、往復1時間以内で行って帰ってこれます。牛滝山を訪れたなら、紅葉狩りだけでなく、このコースも行ってみられるのをおススメします。
ラストは、幻想的な錦流の滝へ
目指す「錦流の滝」までは、森林浴を感じながらしばらく牛滝川沿いを歩きます。岩場のある山道ですので、動きやすい服と運動靴をご準備ください。
錦流の滝から先は丁石道登山口へと続き、和泉葛城山山頂へ登ることができます。一丁ごとにお地蔵さんが立っていて、一丁目のお地蔵さんは大威徳寺の境内にあり、山頂まで三十一丁のお地蔵さんが続いています。
かつては幻の滝といわれていた神秘的な「錦流の滝(きんりゅうのたき)」が現れました。落差約8メートルです。マイナスイオンを浴びながら、ゆっくり眺めていたくなる癒しの光景です。
滝を堪能したら、大威徳寺へと来た道を戻りましょう。健脚に自信がある方は装備を万全にして朝早めに和泉葛城山山頂へ行ってみられるのもよいでしょう。和泉葛城山に広がるブナ林は国の天然記念物です。山頂からは大阪湾や関西空港、淡路島まで見渡せます。
歴史ある古刹と紅葉狩り、滝を楽しむこんな一日はいかがでしょうか。 

牛滝山大威徳寺
place
大阪府岸和田市大沢町1178-1
phone
0724790035
opening-hour
8時-16時30分

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