台風が作った景観に唖然!サンショウウオもいる高知の工石山へ


2017.11.03

LINEトラベルjp 旅行ガイド

高知市の北端にどっしりと構えている「工石山(くいしやま)」は、標高1176メートルと高知市最高峰の山。それでも登山口から1時間半ほどで登ることができるため、ちょっとしたハイキングに最適な山です。また、高知市の中心部から車で1時間弱と便利な場所にあるため、「県民・市民の森」として地元の方々にも親しまれています。多くの種類の木々やサンショウウオなど、手軽に自然と触れ合える場所が工石山なのです!
自然のパワーを感じる「根曲がり杉」
工石山の一番の見所は、何といっても「根曲がり杉」でしょう。この折れ曲がった状態は、昭和38年8月に高知県に上陸した台風9号によって植栽間もない杉がなぎ倒されてしまったのですが、その後、倒れた幹や枝が上に向かって再び成長した結果ではないかと言われています。杉を一瞬のうちに同じ方向になぎ倒してしまった台風の力もすごいですが、倒されても必死に起き上がった杉の力もすごいですよね。自然の偉大なパワーを感じとることができる、不思議な光景ながらも美しい林です。
「天然ひのき風倒根」で感じる台風の威力
台風の猛威を感じられるポイントがもうひとつ。「天然ひのき風倒根」です。コチラも同じく、昭和38年の台風9号で倒れてしまったもの。残念ながらこの木は根っこから引き抜かれてしまい、現在もそのままの状態で横たわっています。倒れる前のひのきは、当時200年もの星霜を経ていて、高さ16メートルもある大木でした。そのため根も、約6メートル四方もある立派な木なのです。近くに立ってみると、その大きさに圧倒されることでしょう。
工石山で、全国の木々観察ツアー!?
工石山は、山の中を歩きながらの楽しみ方がいろいろ。例えば、道の脇には、全国の木々が植えられていたりもします。だから、木の種類が本当に豊富!木の名前と木の説明、そしてどの都道府県のものかが書かれた看板がありますので、まるで「全国の木々観察ツアー」にでも参加しているよう。高さ2メートルほどの低木なのに、手を差し出したように横にニョキニョキとのびた珍しい木があったりと、単調になりがちな山登りを楽しく進めることができますよ。
工石山のビューポイント
工石山には、ビューポイントもたくさんあります。写真は「白鷲岩」から見た景色。岩の形が鷲のくちばしのように見えることからそう呼ばれている場所です。そんな鷲のくちばしの向こうに見えるのが、四国山脈の高峰や、嶺北地域の山並み。癒される景色で、休憩にはもってこいの場所ですね。
他にも、トドの頭のように見える「トド岩」からは嶺北地域の棚田を見ることができたり、太平洋まで折り重なる山々を見渡すことのできる自然の展望台「風の谷」があったりなど、休憩しながら景色を楽しめる場所が点在します。
工石山でサンショウウオに会えるかな
その他にも「おすすめポイント」の看板をたどっていくと、興味深い場所がたくさん!根の隙間から空を眺める「天空の窓」はとてもロマンチックですし、「ヤッホーポイント」ではきっと誰もが「ヤッホー」と叫んでみてしまうことでしょう。
そして木々だけではなく水もキレイな工石山。「サイの河原」付近では、なんとサンショウウオが生息しています。高知県の絶滅危惧種や純絶滅危惧種に指定されている3種類のサンショウウオに会うことができるかもしれない貴重な場所なのです。そ~っと、じ~っと、水の中をのぞいてみてくださいね。 

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工石山
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高知県
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