玉虫色の美しい浴槽!長野・美ヶ原温泉「月の静香」


2017.11.14

LINEトラベルjp 旅行ガイド

長野県中部の松本市。大正から平成にかけて近隣自治体との合併、編入を繰り返してきた同市は、現在非常に広範な面積を誇っています。また、同市には温泉も多く、観光客も多数訪れています。なかでも深い歴史を誇るのが「美ヶ原温泉」。多くの宿と日帰り施設が点在し、豊富な湯量が特徴的です。とりわけ「月の静香」は出色のもの。玉虫色の内湯が綺麗で、旅する人を魅了してやみません。
歴史の深い「束間の湯」
美ヶ原温泉は、松本市の東部に位置しています。松本市の温泉は、美ヶ原や浅間温泉などの都市部に湧く温泉から、崖温泉、扉温泉といった東部の山中にある温泉。西部には白骨温泉や乗鞍高原温泉など、実に様々多岐に及んでいます。
そのなかでも深い歴史を誇る美ヶ原温泉は、日本書紀に「束間(つかま)の湯」として紹介されるなど、1300年以上の由緒を持つ温泉地なのです。その後、同温泉は松本城主の保養地としても活用され、「御殿の湯」との愛称も持つほどになりました。なお、百名山で有名な美ヶ原高原とはかなり離れた場所にあります。美ヶ原高原を目指して進まないよう、十分に注意してください。
美ヶ原温泉には現在、大小合わせて15軒ほどの旅館、ホテルと、日帰り施設「白糸の湯」があります。その他、食事処や土産店なども点在していますので、利用したいですね。「月の静香」は、温泉郷の中心に近い場所に建つ一軒で、茅葺の門が目印の綺麗なお宿です。
月の静香は“旬彩”を売りにするお宿。オーガニックメニューなどで旬の食材を用いるなど、温泉と共に健康を推進するお宿なのです。その他にも、エステや披露宴、パーティーを執り行うこともでき、幅の広い利用が可能です。
また敷地内には、築250年の古民家を移築した別館も建てられ、時代の木目を感じながら滞在することもできます。
なお、月の静香では日帰り入浴も可能です。午前11時から午後8時まで受け付けています。要予約ですが、昼夜ともに食事付きの入浴を楽しむこともできます。
月が浮くような露天風呂
月の静香の浴室は、男女別の内湯と露天風呂です。「つくばい」と名が付く温泉で、アルカリ性単純泉の源泉が並々と注がれています。浴槽の大きさは中規模で、市街地に存在する宿だけに、眺めの期待はあまりできません。しかし、目線の先には月を思わせるくり抜きがあり、光の加減で三日月模様に浮かび上がるなど、風趣な仕掛けも感じさせます。
内湯はゆっくり入りたい
内湯は小さめですが、窓が大きく非常に開放的です。温泉は循環利用ですが、適度にツルツル感も残り、良泉として歴史に刻まれてきた理由も納得です。
さらに近づいてみると、不思議な玉虫色に光る様子が見て取れます。これはお湯が輝いているわけではなく、浴槽の素材から起因したもの。床材がきれいに多色に弾け、角度により様々な色を見せてくれます。床の素材はもちろんながら、お湯の透明度も天下一品!様々な要因が合わさって、他に類を見ない玉虫色の内湯が生まれたわけですね。
露天風呂の月影から、内湯の玉虫色まで。月の静香でしか味わえない浴室の妙趣にぜひ一度触れてみてください。 

美ヶ原温泉 旬彩 月の静香
place
長野県松本市里山辺湯の原101
phone
0263356200

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