スペアリブ登山!なんていかが?目指すは六甲山・再度山荘


2017.10.21

LINEトラベルjp 旅行ガイド

日常を離れて山を歩くと心も体もすっきりリフレッシュ。遠くの山に行かなくても、その効果は絶大です。わかっていても登りは息切れがする、下りは膝が痛いなど、なかなか一歩が踏み出せないことも多いもの。でも、美味しいものを食べに行く!という目的があれば、行ってみようと思えるかも。それが炭火で焼かれた最高に美味しいスペアリブなら、行かないという選択肢はないでしょう。さあ、再度山へ行ってみましょう。
市民憩いの地・再度山ってどんな山?
神戸の山手に広がる六甲山地のやや西より、神戸の中心地・元町の真北に位置する再度山は「再度山」と書いて「ふたたびさん」と読みます。「さいどさん」と読んでしまう人も多いのでは?
意味としては「ふたたび」も「さいど」も同じですが「さいど」と読めば単なる2回目、「ふたたび」と読めば、望んでまたまた訪れたという情感がにじみ出ます。それもそのはず。弘法大師空海が遣唐使として唐に行く際に、船旅の無事と学問成就を祈願しこの山を訪れ、無事帰国した際に再びこの山を訪れ、感謝を込めて七日間の秘法勤修したので、ふたたびさんと呼ばれるようになった山です。
山頂付近は再度公園として整備され、車で来ることもできるので、市民の憩いの地になっています。
空海が参詣したのは再度山大龍寺。奥の院には大師堂があり、山頂へ向かう途中に、空海が自ら彫ったと言われている亀石もあります。
帰国してから、加持祈祷=修法(しゅうほう)した場所は、修法が原(しおがはら)池として、この地にある外国人墓地と共に、国の名勝に指定されています。
スタートは日本三大神滝・布引の滝
今回のスペアリブ登山の目的地、絶品スペアリブが食べられる再度山荘へは、神戸元町からテクテクと直登すれば40分ほどで到着出来ます。でも、それではあまりに味気ない。六甲の山中を3時間歩き、美しい風景と山の空気で全身リフレッシュして、お腹ぺこぺこになって、ボリュームたっぷりのスペアリブにたどり着くという、最高のランチコースをお勧めします。
スタートは、新幹線の新神戸駅。新幹線乗り場を通り過ぎて、左に登って行くと、橋があります。この橋を境に、市街地から一気に山の中へと世界が変わります。きっとびっくりされることでしょう。
ここから5分ほど登れば、日本三大神滝・布引の滝の雌滝(めんたき)に到着。そして、6分ほど登れば一般に布引の滝と呼ばれる雄滝に到着です。落差43メートル。布を流したように美しく白い軌跡を引く水の流れ。飛び散る霧のような水滴。マイナスイオンで癒されます。
しばらく急な坂道を登れば、見晴らし広場に到着。海沿いの六甲山系ならではの美しい神戸の街の風景をお楽しみください。見晴らし広場を越えると、頭上に神戸布引ロープウェイが可愛い姿を見せます。
布引ダム~市ケ原~大龍寺
雄滝から30分。緩やかに登れば、通称・布引ダム=五本松堰堤に到着。近代水道が敷かれていなかった明治期に、日本で2番目の近代水道施設として山の中に設置された巨大なコンクリート製のダム。日本で初めてと言われる量のコンクリートを使って仕上げられた重力式粗石コンクリートダムです。そして、今でも現役のダムとして、神戸の人々の水を供給している凄い施設です。布引ダムには、神戸市で1日に使われる水の平均的な量・約60万立方メートルの水が溜められています。ダム湖のそばは、野鳥の集まる観測所にもなっています。
ダム湖を離れ、20分くらい気持ちのいい道を歩いていくと、市ケ原の分岐。ここから河原に降りて、再度山方向へ。30分ほどで修法ヶ原池に到着。時間があれば、ぐるっと一周してから、大龍寺へ向かいましょう。
大龍寺の奥の院から少し登れば再度山の山頂。ゆったり歩けたここまでの道とは打って変わって、厳しい岩場登りになります。せっかく登っても残念ながら眺望はゼロなので、行かなくてもいいかも。
いよいよ再度山荘で出会うスペアリブ
大龍寺を後にして、どんどん下って、いよいよ目的地へ。道はすごく歩きやすいので、快適に歩けるはず。川を渡るころに、何やら女性の楽しげな声が響いてきます。そして、いい匂いが。姿は見えずとも、きっとそここそが目的地・再度山荘。
階段を上って、店内へ。ランプで素敵な落ち着いた空間。新神戸を8時半くらいに出発すれば、到着するころにちょうどランチタイム。迷わずスペアリブランチを注文しましょう。ビールが飲みたくなるでしょうが、山の中腹にある山荘なので我慢!
待つこと15分。まずは海鮮と野菜の串焼きにサラダとパン。ええええーっていうくらい、どれも偽りなく、美味しいのです。パンもイカもズッキーニもパプリカも、どれも本当にたまらない美味しさ。炭火で焼いてあるだけなのに、ちょっとした塩加減なのか何なのか、とにかく一度食べてみて下さい。
そして本命のスペアリブ。お腹が空いているので、ガッツキそうになるけど、ひと口大に切って、味わってください。もちろん、最後は手に持って、きれいに食べつくしましょう。スペアリブの真髄は骨のそばです。最後に出てくるのが、ローストチキン。こちらも絶品。きっと大満足されることでしょう。
諏訪神社からは神戸港が
ゆっくりとランチを楽しんだら、神戸の街を見下ろしながら、神戸山手大学沿いにしばらく山道を下って行くと、諏訪神社に到着。
とにかく急な階段が続く諏訪神社。足元に注意して、ゆっくりと下りましょう。諏訪神社から下は、市街地。真っ直ぐ海の方へ下れば元町へ。東に移動すれば、おしゃれな異人館通りに出ます。疲れていなければ、エキゾチックな異人館街で午後を過ごせば、充実の1日。 

再度山
place
兵庫県神戸市中央区神戸港地方
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