コバルトブルーの深い淵!山梨・西沢渓谷の七ツ釜五段ノ滝がスゴイ


2017.09.09

LINEトラベルjp 旅行ガイド

田部重治の紀行「笛吹川を遡る」で広く知れ渡った東沢・西沢渓谷。双方とも国師ヶ岳を水源に持ち、奥秩父山塊の中で最西端に位置する、まさに秘境といった山梨の名渓谷です。
東沢は沢登りでルート攻略には技術を必要としますが、西沢は遊歩道も整備され気軽に歩ける渓谷として人気があり、特に七ツ釜五段ノ滝は見事なまでの造形美。次々と現れるコバルトブルーの淵を持つ連続滝は必見です。
西沢渓谷の景観
西沢渓谷は山梨県と埼玉県のちょうど境目に位置し、5月上旬~下旬にかけてシャクナゲ、10月の紅葉そして冬場に見せる雪化粧など、豊かな魅力を持つ渓谷です。
さらに森林セラピーソサエティ認定の森林セラピー基地として整備された環境、心理的リラックス効果が抜群のスポットです。
マイカーの場合、大型の駐車場が併設される道の駅みとみ、もしくはその先にある村営の駐車場を起点としましょう。
そこから平坦な林道を西沢山荘(現在閉鎖中)方面に向かい、田部重治文学碑、二股吊り橋、母体淵を越え七ツ釜五段ノ滝が折り返し地点。下山路のトロッコ軌道跡を視界に捉えつつ渓谷入り口に戻る、約10km、4時間ほどの反時計回りが良く歩かれるルートとなっています。
田部重治が世界に知らしめた西沢渓谷の東沢と西沢
最初は変化の無い林道を歩きますが、田部重治文学碑を越えた辺りから一気に渓谷の様相を味わうことができます。所々鎖場や降雨時の増水は注意しなければなりませんが、比較的気持ちよく森林浴を楽しめるでしょう。
さらに目を見はるのが巨石の数々。そこに鮮やかに光るグリーンのコケも神秘的な風景を楽しませてくれると思います。
西沢渓谷の見所の一つにコバルトブルーに光る水面を挙げることができます。これは一説には、水質が綺麗で鉱物を含むからだと言われています。二股吊り橋を過ぎた辺りから顕著にその鮮やかさを楽しむことができるでしょう。ちなみにこの二股吊り橋から上流に少し行ったところで東沢との分岐となります。田部重治の言うホラノ貝ゴルジュ(緯度35.873917/経度138.731389)は、グーグルマップなどで確認してもそう離れた場所ではないので、機会があれば是非行ってみてください。
まさに絶景!七ツ釜五段ノ滝が神秘的すぎる
次々に現れる滝を観賞しつつ歩を進めればほどなくして母体淵へ。そこから急登を一踏ん張りすれば、ようやく西沢渓谷のハイライト・七ツ釜五段ノ滝が徐々に姿を現してきます。花崗岩の一枚岩が長年の浸食によって創り出された姿はまさに自然の神秘、コバルトブルーの深い釜を持つ七ツ釜五段ノ滝はまるで絵画の一枚のような光景ですよ。
こちらの写真は七ツ釜五段ノ滝最上部になります。一応釜付近は簡単に行くことができますが、降雨時の湿った花崗岩はまるでスケートリンクの上にいるようにスベります。途中で止まったらいいのですが地形上そのまま釜にドボンとなりますので、あまり近寄らない方が無難です。
歴史的遺構とアサギマダラ
こちらは母胎淵のもの。西沢渓谷の滝は神秘的な風景を楽しませてくれますが、どこか畏怖の念を感じさせる渓谷。自然に潜む非日常を思う存分楽しみましょう。
さて、七ツ釜五段ノ滝を過ぎれば西沢渓谷の折り返し地点となります。ここからは渓谷の右岸をなだらかに下っていきます。途中にあるトロッコ軌道跡は人々の営みを感じられる歴史的遺構。元々は塩山駅とを結び材木を搬出し、生活物資を搬入していたようです。
写真はアサギマダラと呼ばれる鮮やかな蝶々。この蝶は長距離を移動することが知られており、過去には和歌山県から台湾まで2500km飛んだなんていう記録もあるほどです。アサギマダラは人間をさほど恐れない蝶です。白いタオルを振り回すと近寄ってくる習性を利用して、危害を加えない範囲で観賞するのも楽しいですよ。
フルーツいっぱい!信玄餅ならぬ信玄桃が面白い
西沢渓谷を楽しんだところで是非立ち寄って欲しいのが、起点でもある道の駅みとみ。こちらでは様々なお土産が売られており、特にフルーツを豊富に取り扱っています。中には山梨県名物、信玄餅ならぬ信玄桃なんてシャレの効いた一品も。見た目が桃そのものの和菓子なので、お土産のネタにしても良いかもしれませんね。 

三富温泉郷 旅館 白龍閣
place
山梨県山梨市三富川浦297
phone
0553392611

この記事を含むまとめ記事はこちら