世界有数の深海魚を展示!沼津市戸田「駿河湾深海生物館」


2017.08.22

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静岡県沼津市戸田にある「駿河湾深海生物館」は、日本一深い湾である駿河湾に面する戸田港で水揚げされた深海生物に特化した本格的な展示館。2017年に新装され、国内初の大型深海魚「ソコボウズ」や世界最小のサメ「ツラナガコビトザメ」。新種登録された全国的に希少な「オロシザメ」などなど、約135種類の選りすぐりの剝製や標本を展示。そんな驚きの生物に出会える!「駿河湾深海生物館」をご紹介します。
2017年7月リニューアルオープン!深海生物展示の先駆けである「駿河湾深海生物館」
ご紹介する「駿河湾深海生物館」は、沼津市戸田地区。鳥の嘴のような特異な形をした御浜岬の先端にある「戸田造船郷土資料博物館」に併設しています。
「駿河湾深海生物館」は、1987年に研究のために集められた深海生物の展示を目的に開館。深海生物にスポットを当てた全国でも先駆けの展示館ですが、来館者はここ数年減少していました。近年の深海魚ブームに乗って、市が専門家らと全面的に展示を見直し。生き物好きのお笑い芸人「ココリコ」の田中直樹さんを名誉館長に就任させるなど、子供が楽しく学べる生物館としてリニューアルオープンしました。
日本が世界に誇る!駿河湾で捕れたホンマモンっの深海生物
駿河湾にはフィリピン海プレートがユーラシアプレートの下に沈み込み続けているプレートの境界「駿河トラフ」があり、湾の入口では水深2500m。戸田港から沖へ数キロ出れば、水深500m以上の場所も。日本一深い駿河湾が目の前で、複雑に入り組んだ海底地形のため、世界でも類を見ない深海生物の宝庫となっています。
戸田では、ロープの先に漁網を深く沈めて海底に生息する魚を獲る「底引き網漁(トロール漁)」が盛んで、漁法と恵まれた環境から、深海生物が手に入りやすく「深海魚の聖地」とも呼ばれているほど。生物館では、戸田で水揚げされた深海魚の標本を中心に135体を展示しています。
これぞお宝!レア度5つ星の学術上極めて価値が高い「オロシザメ」
館内は、田中名誉館長スペシャルコーナー・戸田でおいしい深海魚・駿河湾深海美魚図鑑・駿河湾深海ジオラマなどのコーナーに別れており、光を放つ発光魚だけを集めた珍しいコーナーなど、ユニークな展示方法も。
中でも「深海ザメ 深海のトップディレクター」と題されたコーナーでは、沢山の深海ザメを展示する力の入れよう。光が乏しく極低温。植物プランクトンが増殖せず栄養が乏しく、圧力にも耐え抜かなければならない過酷な環境の中で、これだけ沢山の種類の深海サメが居るなんて驚きですよね。
ムラサキギンザメなどの大型のものから、ツラナガコビトザメなどの小型ものまで、サメの大きさも実に様々です。展示コーナーでは、画面をタッチして説明を聞くことができ、標本の前には必ずレア度を示すマークがあるので、素人でも一目で希少価値が解かるように工夫されています。
こちらは「超貴重オロシザメ」のコーナー。オロシザメは、戸田沖の水深225m~270mで捕獲されたもの。ざらざらした鱗が特徴で、捕獲数が非常に少なく、現時点での生態系は明らかになっていません。
1985年に新種登録され、分類学上で新種記載の元となった標本で、難しい言葉ですが「完模式標本」と言います。非常に希少価値の高いお宝標本!なので、是非、見逃さずご覧くださいね。
深海グルメの元祖!戸田名物「タカアシガニ」
戸田は、タカアシガニの水揚げ世界一の名産地。タカアシガニの殻に絵を描いて魔除けとするなど、昔から人々の生活に溶け込んだ存在です。食材としてもいち早く用い、今では名物料理としてすっかり定着。生物館では「戸田発!世界一のタカアシガニ」のコーナーが設けられ、成長過程の説明から、2mもあろうビッグな標本。更には、珍しい脱皮の途中の標本までも展示しています。
タカアシガニは、地球上の節足動物の中で世界最大の生物。成長すると体長4m・体重20kgにも及ぶそうで、迫力ある最大のカニを目の前に見られてみては? 

駿河湾深海生物館
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3.5

21件の口コミ
place
静岡県沼津市戸田2710-1
phone
0558942384
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