カメラ女子に勧めたい!長野・別所温泉はレトロでインスタジェニック


2017.08.20

LINEトラベルjp 旅行ガイド

長野県上田市の別所温泉は「日本三大御湯」の一つ。真田一族の隠し湯とも伝わる由緒正しい温泉地です。
北向観音や安楽寺など歴史ある寺社仏閣も多く、縁結びパワースポット巡りも人気。ちょっとレトロな日本の風景が町のあちこちに残されていて、思わずレンズを向けたくなります。カメラ女子にぴったりの和風フォトジェニックスポットをお散歩しながら探しに行ってみましょう。
レトロ可愛い別所温泉駅
カメラ女子に別所温泉をおすすめする理由の一つが電車でもアクセスできること。全線単線の上田電鉄別所線は上田駅と別所温泉駅を30分弱で結びます。終点の別所温泉駅は温泉街の東にあり、駅の近くには日帰り温泉の「あいそめの湯」も。
思わず「かわいい~!」とはしゃぎたくなるのがこちらの駅舎。レトロ感あふれる別所温泉駅は写真映えもばっちりで、電車旅だけでなく車派もぜひ撮影に立ち寄ってほしいと思います。
現世の幸せをお願い!北向観音と愛染かつら
別所温泉駅から700mほど南西に進むと、温泉地の中心に北向(きたむき)観音堂があります。北を向いた本堂は全国でも大変珍しいもので、ご本尊は千手観音様。天長2年に比叡山延暦寺座主の慈覚大師円仁により開創された霊場です。
よく知られているのは南向きの善光寺にお参りしたら、北向きの北向観音にもお参りしないと片参りになってしまうというもの。善光寺の阿弥陀様は未来往生を、北向観音の千手観音様は現世利益を願うので、善光寺にお参りしたらぜひ北向観音にもお参りしたいですね。
北向観音の境内に建つ温泉薬師瑠璃殿は行基菩薩が創建し、慈覚大師が再建したと伝わります。
温泉と言えば北向観音の手水舎の清めの水(温水)も温泉であるところは、さすが湯量豊富な別所温泉。手水舎に温泉分析表が貼られているのもなかなか珍しい光景です。こちらで使われている硫黄泉は、境内から湧出するありがたい霊泉。口に含めばきっとご利益が。
北向観音の見どころのひとつが上田市指定天然記念物の「愛染カツラ」。映画やテレビドラマになった川口松太郎の小説『愛染かつら』のモチーフとなった木です。本来は千手観音が大火から人々を救った伝説の巨木なのですが、今は縁結びの霊木としての方が知名度が高いようです。
浴衣で巡りたい!別所温泉の共同浴場
別所温泉の温泉街にも気になるフォトスポットが点在しています。穏やかなほほえみを浮かべるのは「別所温泉足湯ななくり」の公園の湯かけ地蔵。
昔、上田に住んでいた春蔵という人物が、佐渡の沼地で泥にまみれていたお地蔵さんに呼び掛けられ、沼から取り出してお地蔵さんの願い通り信濃の湯(別所温泉)に入れてあげたという伝説が。信心深い春蔵は、その後、美女と結婚して子宝にも恵まれたそうですよ。願いを込めてお地蔵さんにお湯を掛けましょう。
別所温泉には150円で利用できる共同浴場が三ヵ所。名前は「大湯」「石湯(写真)」「大師湯」です。
一軒だけ離れた場所にある大湯は、木曽義仲が葵の御前と入浴していたと伝わる共同浴場で、その後、北条義政が浴室を建てたため、北条湯ともよばれていました。
石湯と大師湯の二ヶ所はすぐ近くにあります。石湯の入り口横に置かれた「真田幸村公隠しの湯」の標石は真田太平記の作者、池波正太郎氏の筆。大師湯は先ほどご紹介した北向観音を創設した円仁慈覚大師ゆかりのお湯です。
3軒とも共同浴場らしい風情ある建物。ぜひ浴衣姿でその前に立って、写真に納まってくださいね。きっとSNSで「温泉旅行に来たよ!」と自慢できる一枚に!
別所温泉のランチは真田六文そば!
別所温泉を散策して、そろそろお腹が空いてきた頃です。信州と言えば「お蕎麦」が有名。共同浴場 石湯の隣に「食事処大島館」というお蕎麦屋さんがあるので入ってみましょう。ここは元々旅館だった建物を利用した食事処なのです。
大島館で一押しなのは真田の六文銭を模した「真田六文そば」。ざるそばを6つのお皿に分けて、それぞれ、とろろ芋、くるみ味噌、おろし大根、山菜、なめ茸梅肉、おろしりんごでトッピングしてあります。見た目も綺麗でフォトジェニック。さらに味も6種類楽しめてお得。
分量は6皿あわせて一人分なので、女性のランチにもぴったりです。意外に思える蕎麦とおろしりんごの組み合わせも、ほんのり甘い中に酸味が効いて爽やかな味わいが楽しめます。
蕎麦だけでなくうどんもあります。馬肉たっぷりの特性馬肉うどんもおすすめですよ。
日本最古の禅宗様建築 安楽寺の八角三重塔
最後に紹介するフォトスポットはこちら、曹洞宗の寺院「安楽寺」。ここは信州最古の禅寺で、先ほどの大師湯、石湯、食事処大島館からは徒歩5分ほど。
安楽寺の名前を特に有名にしているのは国宝「八角三重塔」。山門を潜り、本堂を拝観した後は八角堂拝観料を払い、本堂の裏の山腹の石段を登ってみてください。
国宝八角三重塔は鎌倉時代末期建立の日本最古の禅宗様建築で、長野県で最初に指定された国宝でもあります。ユニークな形の八角塔婆は現存する中では日本で唯一のものとされています。
ところで、あれっ?三重塔と呼ばれているのに四重塔に見えると思う人も多いのでは。実は一番下の屋根に見えるものは、裳階(もこし)と呼ばれる”ひさし”や霧避けの役目を負うもので、建物自体は3層から成っています。
宋の時代の中国に影響を受けた建築様式や、精緻な意匠など、間近で見上げるとその美しさに溜息が出てしまいます。ただし、三重塔は仰いでお詣りするのが正しい拝観マナー。決して三重塔より高い位置に登って上から見下ろさないようにしましょう。 

食事処大島館
place
長野県上田市別所温泉1642
phone
0268382002
no image
別所温泉
place
長野県上田市別所温泉

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