静かな里山公園で彼岸花!東京都青梅市「吹上しょうぶ公園」


2017.08.21

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東京都の西部に位置する青梅市、中心市街からそう遠くないところに「吹上しょうぶ公園」という公園が設けられています。「里山」の風景を残した、緑溢れる公園です。その名の通り、花菖蒲の名所として知られ、六月には大勢の人たちが鑑賞に訪れます。他の季節に訪れる人はあまりいないのですが、実は初秋の彼岸花も美しいのです。“彼岸花の穴場”というべき、「吹上しょうぶ公園」、初秋の景色をご紹介しましょう。
里山風景の残る公園で、静けさに満ちた時間を過ごそう
吹上しょうぶ公園は小高い尾根と尾根とに挟まれた小さな谷間、いわゆる「谷戸(やと)」の地形を利用して設けられた公園です。「しょうぶ公園」の名が示すように、園内の谷戸のほとんどを使って花菖蒲田が設けられていて、花菖蒲の名所として知られています。花菖蒲の花期である六月には、大勢の人たちが鑑賞に訪れて賑わう公園なのです。
花菖蒲の花期以外は、いわばオフシーズン。来園する人は少ないのですが、里山風景を活かした公園は四季折々の表情が充分に魅力的です。初秋には園内に彼岸花が咲き誇って美しい景観を見せてくれます。初秋の「吹上しょうぶ公園」、お勧めですよ。
彼岸花が咲き誇る、初秋の吹上しょうぶ公園
吹上しょうぶ公園の彼岸花は、奥に向かって右側の丘の裾部分、草はらの斜面に多く植えられています。里山の風景を残した園内に咲く彼岸花は風趣に富んで美しく、緑濃い風景に映えてひときわ鮮やかです。
園内を巡ってゆくと、菖蒲田の畦で咲いている彼岸花も見つけることができます。彼岸花はこうした田園風景によく似合いますね。その景観は初秋の風情を感じさせてくれて魅力的です。
白い彼岸花の多さは特筆もの!
公園の奥まったところには白い彼岸花が多く植えられています。白い彼岸花自体はそれほど珍しいものではありませんが、これほどの数の白い彼岸花がまとまって咲く光景を見られるところはなかなかありません。白い彼岸花もなかなか興趣のあるものですよ。
赤い彼岸花と白い彼岸花、緑の木々が青く澄んだ秋空の下で美しい競演を見せてくれます。季節の風情を楽しみながらのんびりと園内を巡りましょう。
ちょっと違った形の彼岸花!? と思ったら…
白い彼岸花に混じって、黄色い花を咲かせるものを見つけることができるかもしれません。「おや、黄色い彼岸花は珍しい!?」と思ってよく見てみると、通常の彼岸花とは花の形が少し違います。それは鍾馗水仙(ショウキズイセン)という彼岸花の仲間です。
彼岸花や鍾馗水仙、さらに狐の剃刀(キツネノカミソリ)や夏水仙(ナツズイセン)といった花々はすべて同じヒガンバナ属の仲間で、総称してリコリスと呼ばれたりします。実は吹上しょうぶ公園は「彼岸花」という括りではなく、「リコリス」の括りで花が植えられているのです。彼岸花を含めた「リコリス」を楽しめる公園、というわけなのですね。丹念に見てゆけば、彼岸花とは色や形が少し違ったリコリスの仲間が咲いています。探してみましょう。
「秋の七草」、覚えていますか?
「秋の七草」、全部言えますか? 「春の七草」は覚えていても、「秋の七草」は自信がない、という方が多いのでは? 萩(ハギ)、尾花(オバナ、ススキのこと)、葛(クズ)、撫子(ナデシコ)、女郎花(オミナエシ)、藤袴(フジバカマ)、桔梗(キキョウ)の七つが「秋の七草」。
吹上しょうぶ公園には萩や女郎花、藤袴、すすきなども植えられていて、彼岸花の咲く季節にはそれらの花々も楽しむことができます。決して派手な花ではありませんが、万葉の歌人にでもなったつもりで、秋の訪れを告げる花々を愛でるのもいいものですよ。 

吹上しょうぶ公園
place
東京都青梅市吹上
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