名工日本建築の旅館!鳥取県三朝温泉「後楽」


2017.08.31

LINEトラベルjp 旅行ガイド

開湯850年を迎えた、鳥取県にある「三朝温泉」はラジウム温泉として有名です。三回朝を迎えたら病気が治るという言い伝えがあるほど、温泉の質はバツグン!!
そんな三朝温泉の長い歴史の中に息づく老舗宿「後楽」は、言わずと知れた有名旅館。それは、この建物が物語るものであり、建物内に入ると創業当時そのままの趣が残されており圧倒されます。一見の価値ある旅館です。
創業よりそのままの形で
まず「後楽」に到着すると立派な門塀がお出迎えしてくれます。数奇屋づくりの門塀でとても重厚でどっしりとした門構えであります。
この「後楽」の設計者は、堀口 捨己(ほりぐち すてみ)。大正の後半から活躍し1984年8月に亡くなったとされている、日本の建築家の一人です。東京大学建築科卒業し日本各地に有名な建築物の設計を行い、分離派建築会を結成した設計者であります。
この分離派建築とは、ヨーロッパの新しい建築をもとに従来の様式建築を否定する建築会派のことです。後に日本の数寄屋造りの中に美を見出し、伝統建築文化とモダニズム建築の統合を図り活躍されました。中でも平和記念東京博覧会平和塔の設計は有名です。
名工は銘木より造られる
玄関に入ると左右に大きな欅の木の柱が立っています。現在は玄関内にありますが、この2本の柱で玄関の梁を支えています。とても大きな樹木です。曲線美がさらに、この大木のすばらしさを引き立たせています。思わず抱きつきたくなるような魅力があります。こちらはもちろん天然ものです。
そして、玄関ロビーに入ると杉の衝立が目に入ってきます。それは、衝立というよりまるで壁のような大きさです。高さは天井近くまでありとても大きなものです。これを見て圧倒されてしまいます。まるでここに根を生やしていたような存在感があります。
見上げると大きな梁があります。しかも1本のみならず、数本も使われています。この建築物の設計のすばらしさがここに見られると思います。贅沢さもさることながらその巧みは、空間のすばらしさを生み出しています。
長屋門やこのロビーの柱や梁は鳥取の平野随一の豪農より譲り受け移築されたものです。建てられたときと同じ趣を今に残しています。この広さが、鉄筋やコンクリートではなく木で造られていて、今なおそのままに残されていることはとても貴重な建物だということが言えます。
ラジウム温泉
キュリー夫人が発見したラジウムを含む良質な温泉がこの三朝温泉です。効能は神経痛、高血圧、消化器系疾患、リュウマチによく、お肌にも良いです。毎日入り続けるとアトピー性皮膚炎がきれいに治ったという方もいらっしゃいます。もちろん、女性のお肌にも効能あり。三朝の女性はみんなきれいなお肌をしているとか?
お部屋は落ち着いた和風の造りになっています。ユニットバスのお風呂も付いています。
さらに楽しむならば、1日2組限定の「かけ流し専用風呂付」の特別室がお勧めです。なんと言ってもいつでもお風呂に入れてしまう。しかも、天然かけ流し!その贅沢さがたまりません(深夜0時以降は沸かし湯と源泉の混合になります)。
もちろん夕食はお部屋で!食事には調理師が席前でお料理を一品ご披露してくれます。限定のプランなので早めのご予約を!
お部屋付きのお風呂は、檜のお風呂又は御影石のお風呂の2タイプあります。どちらのお風呂になるかは当日のお楽しみ。2泊してそれぞれのタイプを楽しむのもいいかもしれませんね。
三朝温泉は湯治で訪れるお客様もたくさんあります。豪華なプランもよいですが、3泊以上して温泉でゆっくりするというのもお勧めです。湯治のお客様には湯治プランがあります。とてもリーズナブルで食事も軽めなプランがありますので、ぜひご利用ください。
季節を味わう
温泉も最高ですが、料理も最高!料理長がこだわり抜いた料理が並びます。なんと言ってもその季節感あふれる献立ばかりです。夏の献立のですが、夏ならでは鮎の天ぷらやマグロのお刺身などなど旬を生かしたお料理です。夏には、郷土料理のイギス(海藻寒天)も食してみてくださいね。
夏は岩牡蠣の旬です。6月から8月末までしか食べられません。鳥取は日本海に近いの海の幸も豊富ですが、鳥取和牛もすばらしく美味い!お魚よりも、お肉がいいという方にもステーキプランやすき焼きプラン等も用意されています。秋には松茸プラン、冬にはカニすきプランと季節ごとに違う献立が楽しめます。
ファミリーで楽しみたいという方には、盛り料理中心のお手軽プランもあります。
三朝温泉・キュリー花火は最高!
ラジユウムを発見したキュリー夫人を称えた、キュリー祭りがここ三朝温泉で毎年夏に開催されています。なかでも、キュリー祭りの花火は最高です。その花火の迫力とリズムにあります。
山陰で開催される花火のうちでも、花火の数は1000発ですが、打ち上げられるタイミングと花火の内容と構成が抜群によいのです。見ていて飽きさせないのです。三朝温泉街を包むようにいろいろな花火が上がり、次はどんな花火が上がるのだろうかとワクワクを持たせた花火の構成になっています。また、この大きさは近くで見るとド迫力!腹に染みわたりますよ。
花火を観るのもお勧めですが、写真撮影のスポットとしてもお勧めです。三朝温泉の恋谷橋が一番間近に観られる場所ですが、そこより約1キロ程度南東に撮影スポットがあります。前に遮るものがなく最高のロケーションです。 

三朝温泉 後楽
rating

4.5

47件の口コミ
place
鳥取県東伯郡三朝町三朝972-1 【ホテル概要】■三朝温泉の中心部に立地! ■近代建築の巨匠 堀口捨己 設計の総欅造りの長屋門がシンボル! ■地産地消にこだわった会席料理 ■世界有数の高濃度ラドン含有のラジウム温泉【後楽の湯】 ■源泉かけ流し専用風呂付き客室オープン! ■倉吉駅-無料送迎有(※事前予約制) ■鳥取県認証 【新型コロナウイルス感染予防対策協賛店】
phone
0858430711

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