古都観光の目玉!「鎌倉大仏」の鑑賞ポイントを徹底解説


2017.06.23

LINEトラベルjp 旅行ガイド

神奈川県のみならず関東を代表する観光地、鎌倉。中でも名刹・高徳院に鎮座する大仏様は、街のシンボルとも言える名所中の名所です。
今回は、国宝「鎌倉大仏」をより深く知るための、鑑賞ポイントをご紹介します。古都鎌倉の象徴である巨大な大仏様を、思う存分味わい尽くしましょう。
高さ約13m!鎌倉大仏は圧倒的な存在感!
一般に「鎌倉大仏」と呼ばれるのは、神奈川県鎌倉市長谷の浄土宗寺院、「高徳院」のご本尊。正式名称は「銅造阿弥陀如来坐像」です。奈良東大寺のご本尊が「奈良の大仏」と呼ばれることに対する呼称として「鎌倉大仏」の名で人々に親しまれ、鎌倉を代表する観光名所として人気を集めています。
大仏の原型作者は不明ですが、今から750年ほど前の13世紀鎌倉時代に造立されたとされます。造立当初とほぼ同じ姿を今に残す大変に貴重な人類の遺産であり、鎌倉にある仏像で唯一、国宝に指定されています。
その高さは、台座を含めて13.35m(仏身高は11.312m)。仏体重量はなんと約121tにも及びます。世界遺産登録を目指す古都・鎌倉のシンボルとも言える「鎌倉大仏」の存在感は、まさに圧巻です。
観光客と比較すると、その大きさがよくわかります。鎌倉の美しい山々を背景に、まさに「大仏」と呼ぶに相応しい巨大スケールで鎮座する勇姿は、必見です。
イケメン!鎌倉大仏のご尊顔
その大きさに圧倒された後は、大仏様のご尊顔に注目です。
かの有名な歌人・与謝野晶子は、鎌倉大仏について「美男におわす」と詠みました。顔の長さだけでも2m以上あり決して「小顔」とは言えませんが、その端正な顔立ちが「イケメン」と評されることの多い鎌倉大仏。顔の好みは人それぞれなれど、その圧倒的な知名度と存在感を鑑みれば、「鎌倉を代表するイケメン」と言っても過言ではないでしょう。
大仏様のお顔をじっくりと拝見すると、その目は切れ長です。これは「真青眼相(しんしょうげんそう)」と呼ばれる目で、すべての物事を見通すと言われています。伏し目がちに下を向いているのは、見上げる参拝者と目を合わせるためとされ、切れ長の美しさだけでなく、人々を見守る優しさをも感じる目です。
眉間には、丸い突起物が目立ちます。実はこれ、ホクロではなく「毛」です。「白毫(びゃくごう)」と呼ばれる右巻きの毛のかたまりで、人々を照らす光を発するもの。そして、人間のイケメンには見られない、大仏様ならではのミステリアスな魅力も放ちます。
大仏様のオシャレな髪型。実はこれ、パンチパーマではなく「肉髻(にっけい)」と言います。髪の毛ではなく、頭部が円盤状に隆起したもので、悟りの証。仏の身に備わる32種の優れた特徴「三十二相」の1つで、超人的なものの象徴されています。
黄金時代の名残!鎌倉大仏の右頬に残る金箔
大仏様のお顔は、その右頬にも注目です。
造像当初、鎌倉大仏の表面には金箔が貼られ、眩いばかりの黄金に輝いていたと考えられています。その名残は現在でも確認できます。大仏様の右頬には、わずかに残る金箔が。
巨大な、本当に巨大な大仏様が、きらびやかな黄金をまといこの地に鎮座していた往時の姿は、それはそれは神々しく豪華絢爛なものであったことでしょう。
奈良の大仏との違いも面白い!鎌倉大仏の印相
仏像の手の形や組み方のことを「印相(いんそう)」と言います。
鎌倉大仏の印相は、膝の上で両手を組む形。阿弥陀仏の印相の中でも最も格式が高い「上品上生印(じょうぼんじょうしょういん)」と呼ばれ、最高の悟りの状態を表しているとされます。
有名な奈良の大仏の印相は、右手を上げる「施無畏(せむい)」と左手を膝の上に乗せる「与願印(よがんいん)」であり、人々に力を与え願いを叶えるといった意味を持ちます。
鎌倉大仏と奈良の大仏の印相は、その形だけでもはっきりとわかる違いがあります。印相の形や意味にも注目することで、大仏様の鑑賞がより一層楽しいものとなるはずです。
鎌倉大仏の中に入ろう!
鎌倉大仏は、なんとその中に入ることもできます。
広く高い大仏様の内部では、30回以上に分けて鋳造を繰り返したという、造立時期を考えると驚くほど高度な技術の痕跡を間近に見ることができます。
大仏内部の見学には、高徳院の入場料とは別に胎内拝観料20円が必要ですが、国宝の中に入れることを思えば、その価値は十分すぎるほど。一般観光客が内部を見学できることは、奈良の大仏にはない鎌倉大仏の大きな魅力の1つです。 

高徳院(鎌倉大仏)
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4.5

3021件の口コミ
place
神奈川県鎌倉市長谷4-2-28
phone
0467220703
opening-hour
【開門時間】[4-9月]8:00-17:3…

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