山鉾だけじゃない!「祇園祭」の楽しみ方~花笠巡行は寺町商店街で~


2017.06.15

LINEトラベルjp 旅行ガイド

千年以上の歴史を持つ京都「祇園祭」は、華麗な懸装品で飾られたハイライトの「山鉾巡行」に、夏の陽射しの中でも10万人を超える多くの見物客を集めます。7月24日の後祭の「山鉾巡行」と交差するするように同時に行列が進む「花笠巡行」は、子供神輿から始まり、舞妓さんの行列もある賑やかなもう一つの「巡行」です。
アーケードのある「寺町商店街」で、真夏の陽射しを避けて「花笠行列」も見学してみませんか?
祇園祭
祇園祭は、千百年以上の伝統を有する京都八坂神社の祭礼で、2009年9月30日には「ユネスコ無形文化遺産」に登録されています。
また、祇園祭は数々の三大祭のひとつに挙げられています。日本三大祭(大阪の天神祭、東京の山王祭、神田祭または東北ねぶた祭、九州博多どんたくなど)、京都三大祭(他は葵祭、時代祭)、日本三大曳山祭(他は岐阜県高山市の高山祭、埼玉県秩父市の秩父夜祭)、日本三大山車祭(他は岐阜県高山市の高山祭、滋賀県長浜市の長浜曳山祭)のうちの一つで、いずれも日本を代表する祭りです。
ハイライトの「山鉾巡行」が、前祭(さきまつり)は7月17日に、後祭(あとまつり)は24日に行われていて、国内外から十万人を超える観光客を集めています。
巡行の行われる2~3日前の夜から山鉾の建てられている四条烏丸一帯で「宵山」が行われています。夕闇に浮かび上がる「駒形提灯」と、「コンチキチン」の鐘の音に誘われるように、やはり数十万人の観光客が押し寄せてきます。
後祭の「山鉾巡行」とコースが重なる「花笠巡行」
1966年(昭和41年)それまで行われていた7月24日の後祭の巡行が17日の前祭巡行に合流し、後祭の行事が喪失したために興されたのが「花笠巡行」のはじまりです。 でも、2014年から49年ぶりに「後祭」が復活し、それからは、7月24日午前中に、「山鉾巡行」と交差するかのように「花笠巡行」も行われています。
もともと、祇園祭がはじまった頃の山鉾は、花笠の形態であったと伝えられていて、この「花笠巡行」は、祭の原初的なかたちをあらわしています。
後祭の「山鉾巡行」最後尾の大船鉾が通った後の11時ころ、「花笠巡行」の先頭が「寺町御池交差点」に登場します。
巡行の行列は「河原町御池交差点」を右折して南に下がり、河原町通をおよそ1Kmほど進んだ「四条河原町交差点」に向かいます。このあたりの区間が、10時ころから11時ころまで通る「山鉾巡行」と11時過ぎから通る「花笠巡行」を同じ場所で見ることのできる場所となっていて、人気スポットになっています。
「四条河原町交差点」から2つの巡行は別コースとなります、「花笠巡行」は、左折して東方向に八坂神社を目指して進み、「山鉾巡行」は、右折して西方向の「四条烏丸交差点」に向かいます。
上の写真は、「河原町御池交差点」に差し掛かる、毎年後祭の「山鉾巡行」の最後尾を飾る「大船鉾」の巡行です。
寺町商店街アーケードを通る「花笠巡行」
「花笠巡行」は、朝10時に八坂神社をスタートして、四条通りを西に進み、10時半ころ「寺町四条交差点」から寺町商店街アーケードを北上、11時ころ「寺町御池交差点」を東に向かい、「河原町御池交差点」から南下、11時半ころ「四条河原町交差点」を東に進み、12時ころに八坂神社に戻るコースをとります。
先頭は、元気なかけ声を響かせた子ども神輿が進みます、そして、花笠をかぶった女性や武者行列、鷺踊(さぎおどり)、獅子舞、芸妓さん・舞妓さんをのせた曳き車などが続きます。
巡行が10時半ころから始まる、およそ1Kmほどの寺町商店街は、アーケード街なので、真夏でも直射日光を避けることができる場所です。しかも通路がそう広くないので、目の前を通り過ぎる「花笠巡行」をじっくりと見ることができます。
巡行の中には、獅子舞の獅子もいて、見物している子供たちに近づいていって、サービスする場面もあり、巡行する人たちと観客との一体感の感じられる祭りでもあります。
目の前で見る華やかな「花笠巡行」
「花笠巡行」は、行列の参加者が総勢1000人近くの大規模な、華やかで、賑やかな行列です。寺町商店街の一角で見ていると、色とりどりの衣装を着た参加者が目の前を通り過ぎていきます。
上の写真は、「神饌行列」です。
上の写真は「花笠娘」列です。
上の写真は、子供たちの可愛らしい「鷺踊(さぎおどり)」列です。
もちろん祇園祭の「山鉾巡行」も見れるぞ!
後祭の「山鉾巡行」は、朝9時半に「烏丸御池交差点」を出発してから、12時半ころに、最後尾の「大船鉾」が四条烏丸交差点に到着するまで、約3時間行列が続くので、2つの巡行をゆっくり楽しむことができます。
例えば、10時半ころに「河原町三条交差点」あたりで「山鉾巡行」の見学をしてから200mほど東に歩いて、寺町商店街の三条あたりに着いても「花笠巡行」の先頭集団の見学に間に合います。
上の写真は、河原町通を下がる「黒主山」の巡行です。
また、寺町商店街の三条あたりの「花笠巡行」が通り過ぎた11時過ぎから、500mほど南に歩いて、四条通に着くと「山鉾巡行」の先頭の行列の見学に間に合います。
11時過ぎに、四条通を西に向かって「山鉾巡行」とは逆方向に歩いて、「四条大橋」あたりで「花笠巡行」を待ち構えると、八坂神社に向かう行列を見学することもできます。 

寺町京極商店街
place
京都府京都市中京区永楽町

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