岐阜・養老公園最高地点「遊季の里」は至高の味覚懐石と絶景が自慢の宿


2018.02.25

トラベルjp 旅行ガイド

岐阜県の「養老の滝」の上に濃尾平野を見渡せる絶景の温泉宿があります。客室は僅か11室、そのうち6室は部屋に露天風呂を備えている高級旅館。自然に囲まれた「滝本館 遊季の里」は春には桜、秋は紅葉と単なる絶景だけでなく、季節も感じる事ができるのです。自慢は絶景だけではありません。「至高の味覚懐石」と名付けられた料理は、地元の食材だけでなく、飛騨牛や新鮮な海の幸を取り入れた逸品で、食事も大満足です。
畳敷きのロビーで濃尾平野のパノラマを楽しむ
養老公園から車で10分ほど山道を上がって来ると「遊季の里」の玄関に辿り着きます。養老公園の近くにはたくさんの旅館がありますが、この場所が一番高い位置で、日本の滝百選、日本の名水百選の両方に選ばれている「養老の滝」は旅館の下に在り、階段を下りて僅か3分の場所にあります。
玄関の先に進むと畳敷きのロビーが皆さんを出迎えてくれます。ロビーが旅館の最上部になり、大きな窓からは濃尾平野の絶景が広がります。ここでゆっくり抹茶と和菓子をいただきながらチェックインです。
養老公園の頂上にある駐車場から見た「遊季の里」と濃尾平野です。春は桜の名所である養老公園の桜を部屋から眺めるられるだけでなく、旅館の敷地内もたくさんの桜が咲くので、旅館自体が最高の花見の場所となります。
温泉露天風呂からの絶景は夜も昼も見逃せない
旅館の一番高い場所(3階)に有る大浴場は、まさに絶景の温泉です。男女とも内風呂とテラスのある露天風呂の構成になっていて、どちらからも宿自慢の絶景を堪能できます。
露天風呂からは恵那山や木曾御岳だけでなく、視界の良い日には、名古屋駅の高さ200mを超える2つのタワーから成るJRセントラルタワーズまで見る事ができます。また桜の季節は露天風呂から花見もできる最高の温泉となります。
タイプの違う全11室の客室は滞在の目的に合わせて選べる
客室は露天風呂がある部屋が6室用意されています。その中でも記念日などにお勧めの特別室は「風花」と「観月」の2室。ゆったりとした贅沢な間取りの部屋となっています。写真は露天風呂のある客室の中でも眺望が良い「名月」です。12、5畳の主室と窓際にはゆっくりと景色を楽しめる4畳の部屋、そしてテラスには温泉露天風呂が用意されています。
この部屋は客室のある階としては最上階(2階)にあるので、眺望は一番と言えます。部屋の露天風呂からの眺望は3階の大浴場とそれほど変わらないので、プライベートを大切にしたいカップルやご夫婦には特にお勧めです。大きな窓から見る景色は圧巻です。
こちらの部屋は「里の階」と呼ばれる低層階にある「森を楽しむお部屋」です。部屋から見える景色は森なので、木陰から少し濃尾平野が見える程度で眺望は今ひとつ。景色は大浴場やロビーで楽しんで、美味しい料理をいただきたいという方には、リーズナブルな価格設定になのでこちらの部屋がお勧めです。間取りも広縁と10畳の主室なので、十分な広さを確保していると言えます。
365日、24時間表情を変える景色を部屋で楽しむ
宿自慢の部屋からの絶景は季節ごとにその姿を変えます。夏に新緑だった山々が秋には紅葉し、冬は白銀の世界になる事もあります。写真の季節はお勧めの桜の季節。山の所々に自然の桜が咲き、すぐ下に在る「養老公園」の桜も見る事ができます。
「名月」に設えたテラスの露天風呂は「養老温泉」で、泉質はナトリウム・カルシウム塩化物泉。温泉に浸かりながら季節ごとに変わる風景を眺める事ができます。部屋で自分達だけの温泉に浸かり、桜を眺めながらの「花見酒」はいかがですか。
自慢の眺望は昼だけではありません。夕暮れが迫り辺りが暗くなってくるとポツポツと明かりが灯って来ます。ゆっくりと明かりを眺めていると知らないうちに素晴らしい夜景が広がります。部屋の温泉から、ロビーや大浴場から見逃し厳禁です。
至高の味覚懐石は飛騨牛も盛り込まれた「地産地食」のご馳走
食事は朝夕とも景色の良い個室でいただきます。「至高の味覚懐石」は春の山菜、夏の川魚、秋の茸、冬の鍋など季節の食材が織り込まれます。写真は桜の咲く春の前菜で、地元で採れた山里の恵みを中心に見た目も美しく盛り付けられています。先付から始まり最後のデザートまで、10品以上の贅沢な創作懐石は月替わりとなっています。
岐阜県で最高級の食材と言えば飛騨牛です。この地域で飛騨牛と言っても今ひとつピンと来ないかもしれませんが、この地域には飛騨牛を扱う精肉店が密集していて「遊季の里」の下を走る県道56号線は別名「焼肉街道」とも呼ばれるほどです。「遊季の里」ではこの立地を生かし、最高の飛騨牛をお値打ちな値段で提供してくれるのです。
写真はスタンダードプランに付く、飛騨牛のしゃぶしゃぶの肉です。飛騨牛を堪能したい方はオプションでA5級のステーキや最高峰のシャトーブリアンまで用意されているので、予約時にお問い合わせください。
「遊季の里」は朝食ではあまり見られないお品書きが添えられます。たくさんある小鉢の中には、定番の品だけでなく、珍しい鯉の刺身(芥子酢味噌)も出されます。焼き物、煮物、小鍋など品数の多い料理に添えられるメインのご飯は収穫量が少なく、幻の米とも呼ばれる地元養老産の「ハツシモ米」を使っています。 

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