坂を登る価値がある!神戸の異人館「うろこの家・うろこ美術館」


2017.05.17

LINEトラベルjp 旅行ガイド

神戸の北野異人館巡りをするなら外せない、代表的な異人館「うろこの家」。まるで魚のウロコのような天然石スレートが外壁を覆い、館内にはマイセンなど古く貴重な西洋陶磁器コレクションの展示も。姉妹館の「うろこ美術館」やパワースポットのポルチェリーノ、神戸の街を一望する景観など、見どころまとめてご紹介!
神戸の異人館街の高台に建つ「うろこの家」
花咲く石畳の小径を曲がり、息の切らしながら急坂を登っていくと、まるで海外の古い街で見たような異国情緒あふれる洋館が建っている・・・神戸の北野異人館街はそんな場所です。今回ご紹介する「うろこの家」はその中でも代表的な洋館のひとつ。何故「うろこの家」という名なのかは、外壁を見ればすぐにわかるはず。3千枚にも及ぶ魚のうろこのような天然石スレートに覆われて、おとぎ話に出てきそうな丘の上のお屋敷のイメージそのまま!
うろこの家は明治18年に神戸居留地に建築されたと伝えられており、その後、明治38年に現在の北野の雑居地に移築されました。最後にこの家に住んだのはドイツ人のハリヤー氏であったため、旧ハリヤー邸とも呼ばれています。
ここは神戸に数ある異人館の中でも、一番最初に公開されたところです。特徴ある外観だけでなく、内部の保存状態も良好で、北野を訪れたらぜひとも見学してほしい観光名所です。
その一方、ここは現在一般公開されている神戸の異人館の中では、一番高い場所に建つ異人館でもあります。それはつまり、とにかく坂を登らなくては着かないということ!眺望を期待して、頑張って登ってみてください。
異人館「うろこの家」の見どころチェック!
到着したら最初の見どころは庭の真ん中の銅像。こちらはギリシア神話で聖獣とされるカリュドンの猪の姿で、愛称はポルチェリーノ。オリジナルはフィレンツェにあり、アンデルセンの「青銅のイノシシ」という作品にもこの像が登場します。
ポルチェリーノは幸運のイノシシ。鼻をなでると幸せになれるそうですよ。みんなになでられてポルチェリーノくんの鼻先はすでにツルツルピカピカですが。
うろこの家は二階建て。館内は当時をしのばせるアンティークな家具や調度品で飾られ、窓には美しいステンドグラスが。
写真の部屋はシッティングルーム(手前)とダイニングルーム(奥)。見学していると、まるで自分自身が明治から昭和初期の華やかな世界に迷い込んでしまったかのように感じられるかもしれません。
うろこの家の西洋陶磁器コレクション
数ある公開異人館の中で、うろこの家を特徴づけているものにクラシックな陶磁器コレクションがあります。ここには繊細で美麗な西洋の名磁器が数多く展示されていますので、陶磁器ファンならぜひ足を運んでほしいと思います。
写真は白地に藍色が印象的なロイヤルコペンハーゲンのブルーフルーテッドフルレースのシリーズ。1880年頃のものです。
ふっくらとした瑞々しい果物と、本金装飾がひときわ目を引くティーセットはロイヤル・ウースターの「ペインテッド・フルーツ」。カップの内側が金色に塗られているのがとてもゴージャス!
食器だけではなく、人形やランプもあります。こちらはマイセンのアンティークドールズ。1850年頃にドイツで作られたものです。彩色の細やかさに思わず目を奪われてしまいますね。
この他にガレ、ティファニーなども。ぜひじっくりご覧になっていってください。
うろこの家姉妹館の「うろこ美術館」
「うろこの家」を外から見ると、二つの塔を持つ一つの建物に見えるかもしれませんが、実は向かって左側は「うろこの家」の姉妹館、「うろこ美術館」というミュージアムなのです。
展示してある作品はマチス、ビュッフェ、ユトリロ、キスリングなど。3階に飾られた堀江優作品群もドキッとするような見ごたえがあります。
神戸の街を一望する眺望
うろこの家とうろこ美術館の最後の見どころをご紹介しましょう。それは窓からの眺めです。ここは神戸北野異人館街でも最も高所にある公開異人館、すなわち一番眺めの良い場所です。
晴れた日には神戸の街を一望、遠く水平線も。
当時日本に居留した外国人たちが、どうして険しい坂の上にあるこの地に洋館を建てたのか、窓からの景色を眺めればわかるかもしれません。高いビルも無かった時代には、もっと港がよく見えたことでしょう。行き来する船を見て、遠く離れてしまった故郷のことを思っていたのではないでしょうか。 

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うろこ美術館
place
兵庫県神戸市中央区北野町2丁目20-4
phone
0782426530
opening-hour
4月-9月 9:00-18:0010月-3月 9…
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