旅の晴天祈願に!日本で唯一の「気象神社」高円寺・氷川神社


2017.04.25

LINEトラベルjp 旅行ガイド

東京の都心からほど近く、杉並区高円寺というと何を思い浮かべるでしょうか?オシャレな古着屋さん、ライブハウス、高円寺純情商店街・・・学生や一人暮らしの若者が多く住む高円寺は、都内でも有数の先進的でオシャレな「若者の街」というイメージがあります。しかし、高円寺駅から徒歩5分もかからない中心地に、そんな街の歴史を見守ってきた神社があるのです。そこには日本国内で唯一の「天気」にまつわる神社があります。
大宮の本社から遷座された由緒正しき神社
「氷川神社」というと埼玉県大宮市に鎮座する武蔵一宮・氷川神社が有名ですね。古代から現代に至るまで長い歴史の中で、源頼朝や徳川氏、明治天皇まで時の権力者たちから厚い崇敬を受けた大宮の氷川神社は関東を中心に数多くの分社をもちその数は280社を超えるといいます。
ここ、高円寺の氷川神社もその一つで一説には源頼朝の奥州征伐に同行した家来の一人がこの地で農民となり、大宮の本社から勧請して創建されたとも言われています。天文年間(1532-1555)の創建という説もありますが、とにかく高円寺という街の変わりゆく様を見てきた由緒ある神社ということは間違いないでしょう。
戦後に造営された綺麗な拝殿
大人の身長よりも高い迫力のある狛犬の先を進むと立派な拝殿を目の前にします。もともと建っていたものは昭和20年(1945)5月25日の東京大空襲で戦災の憂き目に遭い焼失してしまったそうです。この空襲では当時の国会議事堂や御所までもが被害に遭ったというのでその苛烈さが窺えます。2年後の昭和22年(1947)に再建されましたが、さらに昭和46年(1971)に改修が行われて社務所、神楽殿、神輿庫が新たに造営されました。
拝殿は荘厳でありながらも間近で見るとどこかシックで現代的な印象を受けます。御祭神はヤマタノオロチ退治で有名な素戔嗚尊(スサノオノミコト)です。
日本で唯一!天気専門の「気象神社」!
拝殿前の「気象神社」と書かれた看板の矢印に従って進むと小さなお社が目に入ります。「なんだ。どこの神社にもある摂社・末社(神社境内に付属する小社のこと)か・・・」と思って見過ごしてはいけません!この気象神社は日本でもここしかない天気を専門にした神社なのです。いったいなぜこのような神社が境内にあるのでしょうか。
戦後、陸軍の解体に伴って現在の高円寺北4丁目にあったという陸軍気象部も解散を命じられました。そこで気象部隊関係者によって祀られていた気象神社がたまたま近くにあったここ氷川神社に移されたというおもしろい経緯があるのです。
「明日晴れますように」という素朴なお祈りはもちろん、気象予報士や野外イベントを行う企業など天気にまつわる仕事をする人がしばしば参拝に訪れるそうです。
あした天気にな~れ!下駄の形をした可愛い絵馬
社務所では下駄の形をした絵馬が販売されています。なぜ下駄なのかというと、子供の頃にやった「あ~した天気になぁれ!」といって履物を飛ばす天気占いをモチーフにしているからでしょう。絵馬掛け所に連なった下駄の絵馬が風に吹かれて境内にからからという音を響かせます。参拝のついでにおひとつ、次の旅の晴天を祈願してみてはいかがでしょう。 

高円寺氷川神社(気象神社)
rating

3.5

41件の口コミ
place
東京都杉並区高円寺南4-44-19
phone
0333144147
opening-hour
[4-9月]早朝-17:30[10-3月]早…

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