全国初のJR線復活!広島・可部線でカベを乗り越え新設された2駅


2017.03.13

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2017年3月4日、JR可部線の延伸区間が開業になりました。利用客の減少で広島~可部間のみを残し廃線となったのが2003年の事。それから14年の歳月を経て、住民の要望と新たな宅地開発で人口が増えたことを受けて、その一部区間に再び電車が走ることになったのです。JRとしてのこの復活劇は全国で初めてのこと!今回はその新駅として登場した「河戸帆待川駅」と新たな終点「あき亀山駅」をご紹介します。
2003年に廃止となった可部線の路線
広島駅の主に4番線から出発する可部線は西区の横川駅や三滝駅を通りながら安佐南区へと入り、広島市内を北東へ進んで行く約14kmの路線。終点は安佐北区の「可部」駅でした。
2003年までは可部駅からさらに電化されていない区間として、46km北西の「三段峡」駅まで延びていましたが、利用客が減ったことなどでこの非電化区間は廃線となり、可部駅が終点となったのです。
廃線区間は14年経過した現在、往時をしのぶ線路は錆び、やせ細った枕木の間からは草が生えてしまっているなど荒地となっているところがほとんどです。
そんな中、もう一度息を吹き込まれ蘇った区間があります。
14年ぶりに復活した一部区間に住民歓喜!
2017年3月4日、一度廃線になった可部(かべ)線の可部駅以降の非電化区間の一部(1.6km)が電化され復活しました。理由は周辺住民の要望の声が大きかったことと、この14年の間に周辺が宅地開発され人口が増え、利用客が再び見込めるようになったためです。
2013年に延伸が決定した時は周辺住民は念願叶い大喜び!広島から電車で45分程の亀山地区は広島市内へ通勤で通う人達のベットタウンとしてさらに整備がされていきました。
そして真新しい敷石が敷かれたこの区間には、「河戸帆待川(こうどほまちがわ)」と「あき亀山(かめやま)」の2駅が新設されたのです。
新駅「河戸帆待川」駅
可部駅から北西へカーブをすると、程なく新駅の「河戸帆待川」に到着します。この駅名はこの地に伝わる伝説から来ています。初代神武天皇が日向の国から東へ出向かれた際に安芸の国に立ち寄りました。川(帆待川)を船で遡り、この駅の近くの船山の麓に船を繋いで山に登ったといわれています。
この伝説と、廃線前にこの近くにあった駅「河戸」と合わせ、「河戸帆待川」という駅名になりました。
駅の前には帆を広げた船のオブジェが目を引きます。目の前には大型ショッピングセンターや広島北税務署があり、とても人通りの多い場所です。
新たな終点「あき亀山」駅
延伸することで、可部駅に変わり新たな可部線の終点となったのが「あき亀山」駅です。一見のどかな立地ですが、北部には保育園や小中学校といった教育施設が整った人気の住宅地があり賑やかです。
流線型の屋根の駅舎を出ると目の前には梅林、川、対岸の山々と自然がいっぱい。付近には中世に造られた「神宮寺山城跡」のある茶臼山や、土に埋もれた観音石「ころげ観音」、高さ4mの巨大な「大石灯篭」もあり、歴史散策や史跡巡りのスタート地点としても活用されそうです。
ちなみに、今回の新駅2つは廃線前からあったものではなく、新たに新設されたもの。以前はこの新駅2つの間に「河戸(こうど)」駅がありました。
今回の延伸により撤去された旧河戸駅は、あき亀山駅から北へすぐの長井伊勢社の横に移設されています。 

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あき亀山
place
広島県広島市安佐北区亀山南1丁目
no image
河戸帆待川
place
広島県広島市安佐北区亀山2丁目
no image

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