“ごめんなさい”その理由がホッコリなお宿!滋賀県「想古亭源内」


2017.02.23

LINEトラベルjp 旅行ガイド

滋賀県の奥琵琶湖にある『想古亭源内(そうこてい げんない)』は賎ヶ岳(しずがたけ)の麓にある小さな一軒宿です。自然豊かな環境ゆえに「ご不便をかけてごめんなさい」ということが多少あります。しかし、そのぶん真心を込めて精一杯おもてなしをしてくれるんです!無愛想に見えて実はシャイなオヤジさんと、優しいおかみさんのいるホッコリ系お宿でマッタリ過ごしてみませんか?
フロントは階段を上ったところにあります「ごめんなさい」
想古亭源内は山の斜面にあるため、フロントへ行くまでが大変だったりしますが、途中で木々のざわめきや野鳥の鳴き声が聞こえ、ここが自然豊かな場所だということを全身で体感することができます。まずは入り口で足を止めて、耳を澄ませてみてください。
本館までは緑豊かで風情ある石階段を上って行きます。そして、階段の中腹まで来たら、また耳を澄ませてみてください。自然の奏でる音がさっきよりも大きく聞こえてきます。
ここまできたら、急ぐ必要はありません。のんびりゆったり自然を満喫しながら、フロントを目指して上って行ってください。
本館にたどり着くと、昔懐かしい雰囲気に包まれます。
建物の奥には純和風の庭園が広がり、四季折々の景色を愛でることができます。
広い空と懐かしい日本の風景を眺めていると、どこからか「お帰りなさい」と聞こえてきそう。
自然が豊かすぎて「ごめんなさい」
本館に入るとレトロな雰囲気のフロントがあり、おかみさんを始めスタッフのみなさんが温かく出迎えてくれます。
「大きなホテルや旅館と違って十分な設備はありませんが、いろいろご不便をおかけする代わりに、精一杯おもてなしをします」と、おかみさん。笑顔がとても素敵で心がホッコリします。どんなおもてなしが待っているのかワクワクしながらお部屋へ向かいましょう。
こちらのお部屋は「はなれ別館」です。中央にいろりのある座敷があり、みんなで集えるようになっています。本館と離れた場所にあり、かなり広々としているので、グループ旅行や親子三世代での旅に向いています。
「はなれ別館」は6畳のお部屋1つと8畳のお部屋が2つあり、広々とした純和風のお部屋が居心地バツグンです。
ただ、はなれ別館は木立ちの中にありますので、たまに屋根の上を野生のサルが歩きます。突然屋根で音がするので、ビックリしてしまうことも?驚いてしまったら「ごめんなさい」。でも、自然豊かでワイルドなところがこのお宿のお楽しみポイントです。夜間はサルも眠りますので、安心してお休みください。
お風呂はお客様毎の貸切りです「ごめんなさい」
お風呂はお部屋から離れた場所に『しずがたけ光明石温泉 懐古の湯』があります。
そしてまた、お風呂に関しても「ごめんなさい」と言っておくことがあります。実は想古亭源内のお風呂は、各お客様の貸切りとなっています。好きなタイミングで好きなように利用することはできませんが、家族みんなで入浴するなど自由に利用することができます。
とはいえ、団体客が入る大きな旅館などとは違い混雑することはないのでご安心ください。
「光明石」は自然界に存在する放射性元素を含む天然石です。最もイオン化作用(生体活性作用)の強いと言われている薬効石の「光明石」を主たる泉源体とした温泉は「肩こり・リウマチ・腰痛・冷え症」などに効果を発揮します。
お風呂は2つあり、写真のお風呂は「五右衛門桶風呂」です。木の香りが優しく香り、リラックスして入浴することができます。
もう1つのお風呂は、なんと畳敷き。畳敷きの洗い場は足元が冷たくならないので、年配のお客様や小さなお子様連れでの入浴におススメです。小さな五右衛門長州風呂は、熱を柔らかく伝え、お湯をまろやかにしてくれます。じっくりジワジワと全身が温まり、湯冷めしにくいのがポイントです。
料理が出てくるのがゆっくりです「ごめんなさい」
夕食は、琵琶湖の幸や炭焼うなぎと地元の新鮮野菜を使って伝統と創造を組み合わせたコース料理が振る舞われます。
ここでまた「ごめんなさい」なのは、お料理が出てくるまでに少々時間がかかってしまいます。
理由は、お料理はお客様のお顔を見てから作り始めるからです。
冷めてしまって味気のないお料理がサッ!と出てくる宿泊施設は違い、出来立てホヤホヤを出してくれるのが嬉しいところ。
お料理が出てくるまで滋賀の美味しいお酒を楽しみながらお待ちください。
写真は左から手作りの刺身こんにゃく・鯉・うなぎの湯引きです。
丁寧な仕事と鮮度の良さを舌で感じることができる贅沢なお造りは、いずれも弾力のある歯ごたえで、噛むごとに味わいが広がっていきます。
なかなか都会では味わうことができない湖水料理に箸が止まらなくなること間違いナシです。
写真は想古亭源内の14代目が考案した「鮒の味噌蒸し」です。
味噌の甘さと塩加減が絶妙!!琵琶湖ならではの絶品料理です。美味しすぎてお酒がどんどん進んでしまうので、飲みすぎに注意してくださいね!
郷土料理ばかりで「ごめんなさい」
朝食は土鍋で炊いたご飯を、割烹着を着たおかみさんがお茶碗に盛ってくれます。大きな宿は、おひつごと渡して“ご自由にどうぞ”と言う感じですよね。
おかみさんと滋賀の観光スポットについてなど、いろんなお話ができ心地いい時間を過ごすことができます。
朝食のメニューは、手作りの飛竜頭(ひりょうず)やエビ豆など、郷土料理を中心としたおかずが出てきます。
飛竜頭とは、いわゆる“がんもどき”のことなのですが、関西の一部地域ではこう呼ぶようです。
そして、飛竜頭の下はマッシュポテトと卵を蒸したものに、銀あんをかけたお料理です。「和風のエッグスラット」的な味わいで、こちらも朝から手間暇がかかっているお料理。
そして手作りの「ゆかり」や練梅などどんどん食が進みます。
おかみさんとマッタリお話をしながらご飯を食べていると、気がついたらお代わり3杯目!!・・・・なんてことも(笑)
チェックアウトをすると、おかみさんからこんなお土産を渡されます。
紙には「ほんの心ばかり、恥ずかしいばかりのお土産です」と書いてあります。実はコレ、おかみさんが旅の安全を祈願しながら握ってくれた『おにぎり』なんです。
優しくて温かい味がするおにぎりは、母の味を思い出して思わず涙を流してしまう人がいてもおかしくないくらい美味しいです。
優しいおかみさんや美味しいお料理を出してくれたオヤジさんに、また会いに行きたい!!
このお宿の最大の『ごめんなさい』は、一度来たら忘れられないくらい温かいお宿で『ごめんなさい』なのでした。 

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しずがたけ光明石之湯 想古亭 げんない
place
滋賀県長浜市木之本町大音1529-1
phone
0749824127

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