長野・善光寺が5色の光で染まる「長野灯明まつり」を堪能!


2017.12.11

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「長野灯明まつり」は、長野冬季オリンピックの開催を記念して、2004年からメモリアルイベントとして始まった冬のお祭りです。オリンピックの“平和を願う精神”を後世に遺してゆく為、世界に向けて平和の灯りを力強く発信しています。善光寺を五輪の色に因んで5色の平和の灯りで照らす「善光寺ゆめ常夜灯」や表参道に置かれる光の切り絵アート「ゆめ灯り絵展」など、きらびやかで幻想的な夜の空間を楽しむのはいかがですか。
善光寺が5色の光でライトアップされる「善光寺ゆめ常夜灯」
「善光寺ゆめ常夜灯」は、日本を代表する国際的な照明デザイナー石井幹子氏、石井リーサ明理氏の企画により、善光寺をオリンピック五輪の色にちなんだ五色にライトアップし、光によって世界に平和のメッセージを伝えるという長野冬季オリンピックの開催を記念して、2004年から行われている冬のメモリアルイベントです。
毎年2月中旬から9日間行われる長野灯明まつりの期間中、善光寺五色のライトアップは、期間中18:00から21:00までの間、国宝善光寺本堂正面を赤色に、礼堂側面を青色や紫色に染めあげます。
そして山門は緑色にライトアップされますが、オープニングイベントの特別ライトアップでは、石井リーサ明理氏による光演出で、様々な色で善光寺山門を美しく彩ります。カウントダウンの点灯と同時に、緑色から青色、紫、白、黄色と山門を照らす色が変化していき、レーザーで鮮やかな字や絵が浮かび上がります。
毎年テーマがあり、2016年はリオオリンピック開催を記念して、2017年には日本・デンマーク国交樹立150周年に当たりアンデルセン童話をテーマにしたレーザー演出でした。
2018年は、長野オリンピック開催20周年と平昌オリンピック開催を記念したテーマの演出になります。
重要文化財である山門(三門)は、寛永3年(1750)に建立された二層の入母屋造りの楼門です。門を支える18本の丸柱は1.6mの樫材を使用し、柱の間に3つの通路があり、そのどこから見ても本堂は同じ位置にピッタリと収まっています。山門の向こうに赤くライトアップされた本堂が写真でも確認されますね。
「鳩字の額」で知られる楼上の扁額「善光寺」は、輪王寺宮の筆で、鳩が善と光に2羽づつ、寺に1羽で合計5羽隠れ、「善」の一部が牛の顔に見えるユーモアあふれる文字に注目です。
闇夜に鮮やかに浮かぶ白色ライトアップ
山門手前右手に並んで白色にライトアップされているのがぬれ仏と六地蔵です。六地蔵とは、向かって右から地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天上の六道を現し、それぞれの世界で苦しむ衆生を救うと伝えられています。
並んで立つのは濡れ仏と呼ばれる延命地蔵です。三水村普光寺の僧・円信が享保7年(1722)に造立した大仏地蔵で、像高は2.68mあります。江戸の大火を出した八百屋お七の冥福を祈り、吉三郎が建てたとの俗説もあります。
本堂の東南にあり、白色に照らされた「鐘楼」は高い石垣の台上に建てられています。柱は南無阿弥陀仏の名号にちなみ6本で、屋根は檜皮葺です。梵鐘は寛文7年(1667)の鋳造で、高さ1.8m、口径が1.16mあります。  
平成10年(1998)長野オリンピックで、開会を告げる鐘の音として全世界に響き渡りました。「日本の音風景百選」にも選ばれています。
善光寺住職の住居「大勧進」「大本願」を照らす青の光
山門手前左手に青くライトアップされているのが「大勧進」です。善光寺天台宗一山二十五院の本坊で、代々比叡山延暦寺より推挙された善光寺住職大僧正(貫主)が住んでいます。「勧進」とは堂塔ばどの修理のため、人々にす勧めて寄付を募ることで、かつての大勧進はそれらを束ねる存在でした。
宝暦2年(1752)に建てられたが、2回の火災に遭い大正7年に再建された善光寺の参拝者を迎える最初の門となる「仁王門」は黄色にライトアップされています。迫力ある2体の仁王像は、巨匠高村光雲と米原雲海の合作で、明治・大正期の最高傑作です。善光寺法の護持をしており、その背後、本堂に向かって左に大黒・弁財・毘沙門の各神が合体すた三面大黒天、右には竃神、火伏せの神として広く信仰されている三宝荒神が立っています。
門に掲げられた扁額には金字で「定額山」と山号が書かれておますが、これは伏見宮貞愛親王の筆です。
善光寺表参道入口大門にあるのが、青色に照らされた「大本願」入口門です。。善光寺浄土宗一山十四坊の本坊であり、住職は皇族や公家の女性から選ばれた尼公上人が入山され務めるしきたりとなっている尼僧寺院です。かつて尼僧では、伊勢の慶光院、熱田の誓願寺と並び日本三上人と称されました。大勧進の貫主と共に善光寺住職を兼ね、本堂のお朝事(お勤め)に出仕されています。
善光寺表参道に並ぶ、切り絵と灯の共演「ゆめ灯り絵展」
表参道の光のアート「ゆめ灯り絵展」は「灯り絵常夜灯」と呼ばれる灯ろうに応募者の平和へのデザインされた切り絵を貼って、浮かび上がる絵柄と灯りを楽しむイベントです。長野灯明まつり開催中、切り絵作家・柳沢京子氏をはじめとする審査員の方々や一般票などによるコンテストが実施されます。善光寺表参道、中央通りには切り絵の応募作品すべてを含めた約750基が並び道路を美しく彩ります。
特に表参道に置かれる100基の光の切り絵アートは、大きな光と小さな光が善光寺を彩ります。中でも善光寺大門上石畳通りには、コンテスト受賞作品が一堂に並んでいます。常夜灯がほのかに灯りながら美しく並ぶ様も非常に幻想的です。
JR長野駅前広場には、長野県に由縁のある切り絵作家と信州大学教育学部の人たちで作成された切り絵アートを、たたみ1畳四方のサイズで構成された巨大な灯り絵「ゆめ大灯籠」が展示されています。
「宿坊ゆめ茶会」で善光寺宿坊を堪能
表参道を進み仁王門をくぐれば善光寺仲見世通りが伸び、その東西それぞれ1本隣の通りには宿坊が並びます。東側の釈迦堂通りには「世尊院」釈迦堂が立ち、善光寺七池のひとつで桜井ともいい、本尊にその水を供えたという「花ヶ池」が井戸として残っています。
世尊院は、本堂が釈迦堂と呼ばれていて、「信濃の寝釈迦」と言われる北枕で右肘を曲げて横たわっておられ、釈迦入滅の姿を表している「釈迦涅槃像」を本尊に持つ宿坊です。火災が起こると必ず汗を流すと伝えられています。イベント中はご本尊の特別開帳があります。
釈迦堂の右手に宿坊入口がありスリランカカフェを行っているので覗いてみてください。
ライトアップされた善光寺周辺では、毎夜風情あふれる善光寺の宿坊を堪能できる「宿坊ゆめ茶会」など、情緒あふれる催しが開催されています。世尊院の左隣「蓮華院」では、蛇の目燈籠ライトアップで幽玄の光を演出しています。
世尊院の右隣「常住院」では、灯明まつり限定の当院御本尊大日如来のご朱印を頒布しています。また寒い夜には暖かい部屋で手づくり和菓子とお抹茶がいただけますので気軽に立ち寄ってみてください。 

善光寺
place
長野県長野市大字長野元善町491-イ
phone
0262343591
opening-hour
24時間※諸堂はそれぞれ異なる

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