魔除け、願望成就!奈良町資料館で身代わり申を買おう


2017.01.15

LINEトラベルjp 旅行ガイド

奈良市にある「奈良町資料館」は、1985年に開館した私設資料館です。奈良町で昔使われていた、看板や生活民具などを展示しています。入場は無料です。そして、なんといっても注目なのは、ここ奈良町資料館では身代わり申が、買えること!身代わり申は奈良町につたわる民間風習で、このお守りを民家や商家の軒先に吊るすと魔除けになると信じられています。
奈良町の魔除けのお守り、身代わり猿
奈良町を歩く時には、商家や民家の軒先をよくみてください。お店に入る時に、赤い布でできたぬいぐるみのようなものが目に入ることはありませんか?このぬいぐるみ、人のようにもみえますが、実は猿なんです!奈良町では、江戸時代頃から、吊るされるようになりました。
奈良町には、江戸時代以降の町家が多く立ち並ぶ地域です。全体的に、落ち着いた色調の町並みの中に、身代わり申の赤い色がアクセントとして、印象に残ります。
奈良町の商家や民家の軒先、出入り口を行き来する際、身代わり申がぶらさがっていないか見てみましょう。身代わり申は、たいていいくつかが1本の紐でひとつに結ばれてつりさがっています。
身代わり申をみていると、素朴な疑問がわいてくるでしょう。
この数にはどんな意味があるのでしょうか?また、どうして身代わり申は奈良町でつりさげられるようになったのでしょうか?そして、どこで誰がつくっているのでしょうか?
身代わり申のはじまり
その昔、人間のお腹の中には三尸の虫という虫がいて、庚申の日の夜、人が寝静まると体から抜け出し、その人がした悪事を天帝に告げにいくと信じられていました。人々は、話を聞いた天帝が与える罰で、寿命がちぢまるのを恐れ、60日に一度回ってくる庚申の日は、寝ないで青面金剛像を供養しました。
奈良町の伝説では、三尸の虫は猿が毛づくろいする姿をみて、自分たちが食べられる様子にみえたので、恐れをなして逃げだしたといいます。そこで、奈良町の人達は、災難を運んでくる三尸の虫を退散させるため、いつも軒先に猿をつるすおまじないをするようになりました。これが、奈良町で身代わり申がつるされるようになった始まりというわけです。
どんな身代わり猿を選べばいい?自分にあわせたサイズと数を買おう!
奈良町資料館には、大中小、さまざまな種類の身代わり猿が売られています。なんと、この身代わり申、この奈良町資料館で手づくりでつくられているというから驚きです。
1本の紐でいくつかつながれている身代わり申の数にもきちんと意味があります。
身代わり申の数は、家族の人数やお願い事の数を表しています。背中に、お願い事をかいて吊るすと願い事が叶うとされ、身につけておけば、災難を代わりに引き受けてくれるといいます。
大きな身代わり申を吊るす場所がない場合は、小さな身代わり申は、お守りにお財布やバッグにつけておくだけでも効果がありそうですね。
庚申信仰で、庚申さんと呼ばれ親しまれる青面金剛像も、資料館の奥で参拝することができます。青面金剛は、庚申信仰では三尸の虫をおさえる神様として信仰されている神様なんですよ。 

奈良町資料館
rating

4.0

64件の口コミ
place
奈良県奈良市西新屋町14
phone
0742225509
opening-hour
10:00-17:00

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