カレンダーの赤い日だけ営業!?熊本の不思議な本屋「ポアンカレ書店」


2016.11.07

LINEトラベルjp 旅行ガイド

平成28年4月の熊本地震から半年が過ぎ、復興に向かってがんばる熊本。復興支援のためにも熊本を旅してみたいけれど、定番観光地にはもう行ったことがあるという人も多いかもしれません。そんな人に一味違う名所としてご紹介したいのが、熊本城近くで日曜・祝日の午後にだけこっそり営業している本屋「ポアンカレ書店」です。そこはこだわりの古書が並ぶ隠れ家的空間。日曜・祝日を狙って、わざわざ行きたくなる名店です。
西洋のお城みたいだけど、本屋さんです
場所は、熊本城からもほど近い熊本市の中心市街地。道路沿いにひっそりとたたずむ、西洋風のお城のような小さな建物が「ポアンカレ書店」です。20年以上も使われていなかった古いガソリンスタンドを改装し、一風変わった古書店に生まれ変わりました。エレガントでレトロな佇まいは、遠目には何のお店か分かりません。
営業時間はなんと日曜・祝日の14:00~19:00のみ。カレンダーの赤い日の午後にしか開いていない、幻のような本屋さんとしてひそかな噂になっています。
雰囲気抜群!こだわりのつまった店内
小ぢんまりした建物内部は、古くて新しい、どこかノスタルジックな雰囲気。手作り感いっぱいのリノベーション空間のあちこちに、オーナーご夫妻の思いがつまっています。大きなガラス窓から外の光が差し込み、かすかな古書の香りが漂う店内には、ゆったりとした時間が流れます。
中央にはテーブルセットが置かれ、手に取った本をじっくり座って吟味することもできます。あまりの居心地の良さに、ついつい長居したくなってしまうかもしれません。
自分だけの一冊を見つける楽しみ
壁一面に広がる作りつけの書棚には、純文学、紀行、建築、思想、サブカルチャーなど、幅広いジャンルの古書が並びます。流行にとらわれない、自分だけのお気に入りの一冊を探してみましょう。
熊本は、徳富蘇峰・蘆花兄弟を輩出し、夏目漱石や小泉八雲が教師として赴任するなど、昔から文芸にゆかりの深い街。俳人・種田山頭火も熊本に住み、なんと街中で古書店を開いていたことがあるのだとか。ポアンカレ書店のようなちょっと個性的な古本屋が、この街にはよく似合います。
自分だけの一冊を見つける楽しみ
ポアンカレ書店では、本だけでなく映像作品や雑貨の販売も行なわれています。レコード盤サイズで作られたオリジナルの肩掛けバッグやTシャツ類は要チェック。シンプルながら、ゆるい雰囲気が独特の味わいです。
各種施設やイベントのフライヤーも揃っており、熊本の文化を発信、中継し続ける拠点となっています。熊本で何かおもしろいもの、知的好奇心をくすぐるものを探すのにも、もってこいのお店と言えるでしょう。
熊本城を眺める、周辺散策も楽しみのひとつ
ポアンカレ書店から5分ほど歩くと、熊本城が見えて来ます。熊本地震で大きな被害を受け、復旧には20年もの歳月がかかると見込まれる熊本城ですが、少しずつ修復作業も始まりました。周辺を散策して、がんばる熊本の現在を見ておくのもおすすめです。
また、ポアンカレ書店からアーケード街を抜けて徒歩10分ほどの距離には「小泉八雲熊本旧居」もあります。古書店の余韻を味わいながらの文学散策も楽しめますよ。
おわりに
熊本城のほど近く、日曜・祝日の午後にだけ営業している不思議な本屋「ポアンカレ書店」。気ままな旅の途中にふらりと立ち寄りたくなる、そして何度でも通いたくなるお店です。そんな小さな隠れ家古書店を訪ねて、熊本を旅してみませんか。 

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ポアンカレ書店
place
熊本県熊本市中央区城東町5-18
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