夕景がポイント!四国と本州を1時間で結ぶ四国フェリー・高松―宇野航路


2013.10.25

LINEトラベルjp 旅行ガイド

本州四国連絡橋が完成して、かなりの年月が経過しました。今では本州から四国への往来といえば、車や鉄道が当たり前といった感じがしますが、今でも活躍しているフェリーがあります。それが、今回、ご紹介する香川の高松港と岡山県の宇野港とを結ぶ航路。所要時間が短く、お手軽なことも、多くの人に親しまれている理由の1つですが、私が注目しているのは、その絶景!橋の上からじゃ味わえない、航路の魅力をご紹介しましょう!
四国と本州を1時間で結ぶ便利な高松―宇野航路
四国フェリーの前身・四国自動車航送が高松―宇野航路の経営に乗り出したのは、1956年のことです。以来、高松―宇野航路は、半世紀以上にわたり、四国と本州を結ぶ主要な交通手段として、観光客や地元住民に利用されてきました。現在は写真の第八十五玉高丸をはじめ、複数のフェリーが、高松―宇野間約21キロメートルを1時間で結んでいます。運行間隔も、平均すると、1時間に1本の割合で、しかも、深夜便まで航行しています。そのため、旅の都合がつけやすく、鉄道や高速道路に比べて運賃が格安であることもあり、本州・四国連絡橋が設置されたいまもなお、旅行者にとっては、便利な交通手段となっています。
ただ、注意していただきたいのは、2012年以降、四国フェリー1社が高松―宇野航路をになっていることです。それ以前は複数の海運会社がフェリーを運航していたため、古いガイドブックなどでは、複数の海運会社とそれぞれの乗降場所が記されているかも知れません。今後、高松―宇野航路を利用される際は、最新の情報を入手してください。
デッキから海上を眺めよう!名だたる観光スポットが目白押し
フェリーに乗り込んだら、デッキに上ってみましょう。すると、瀬戸内海の雄大な景色を眺めることができます。その景色のなかには、有名な観光スポットもたくさんふくまれています。写真の手前に写っているのは、鬼ケ島の別名を持つ女木島(めぎじま)です。桃太郎伝説にある鬼が島のモデルとなった島ともいわれ、島の中央には、鬼たちが暮らしていたという鬼ケ島大洞窟が残されています。女木島の後方、一部だけ顔をのぞかせているのは、『平家物語』ゆかりの屋島です。ほかにも、『二十四の瞳』で知られる小豆島や『雨月物語』(白峰の巻)の舞台・五色台などを眺めることができます。海の上からそれぞれの観光スポットを眺めているだけで、旅情がかき立てられますね。
夕方の時間帯がお勧め!観光客を魅了する瀬戸内海の夕景
夕方、高松港からフェリーに乗り込むと、フェリーは、西へと沈みゆく夕陽を追いかけるようにして、宇野港へと向かいます。したがって、その時間帯のフェリーでは、天候次第で夕景を楽しむこともできるのです。実際、この日も、写真のように、何人もの旅行者がデッキから夕景を眺めていました。高松―宇野航路の利用は、夕方の時間帯をお勧めします。
夕方の時間帯がお勧め!観光客を魅了する瀬戸内海の夕景
夕方になると、陽の光が水面に反射し、瀬戸内海に浮かぶ島々がシルエットのように浮かびあがります。写真は大槌島を撮影したものです。三角錐を連想させる島のシルエットは珍しく、周辺に浮かぶ島々のなかでも、ひときわ異彩を放っています。大槌島の後方、うっすらと橋が見えていますね。あれが本州・四国連絡橋の一つ・瀬戸大橋です。船の上から瀬戸大橋を眺められるというのも、フェリーの旅ならでは、ですね。
フェリーにお風呂!?旅の疲れを癒してくれる入浴施設
第八十五玉高丸には入浴施設もあり、誰でも利用することができます。湯船の大きさは大人3人くらいが入れるほどの広さですが、洗い場もちゃんと設けられています。旅の疲れを癒すため、海上でひとっ風呂、というのも、魅力でしょうね。
おわりに
1時間の船旅とはいえ、雄大な瀬戸内海を堪能できる航路であることが、おわかりになったのではないでしょうか。もちろん、船内には広い客室も設けられています。デッキからの眺めに飽きたら、客室内でお弁当を広げたり、睡眠をとったりするのもよいでしょう。1時間の船旅を有意義に過ごしてください。
乗船料(片道) : 大人670円/小人340円(車両の場合は別料金) 

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