名物“ぬる湯”でリラックス~佐賀・古湯温泉「鶴霊泉」は進化続ける老舗宿


2016.08.26

トラベルjp 旅行ガイド

佐賀・古湯温泉「鶴の恩返し よみがえりの宿 鶴霊泉」の大浴場が、平成28年8月1日にリニューアルオープンしました。昭和風情からシックでスタイリッシュな雰囲気に変貌しましたが、宿の名物、源泉浴槽のぬる湯である「砂湯」は健在。また同年7月にも一部客室がリニューアルされています。今回は老舗旅館にもかかわらず新しさを随時取り入れ、進化を続ける「鶴の恩返し よみがえりの宿 鶴霊泉」をご紹介します。
「鶴霊泉」は斉藤茂吉や渥美清も滞在した老舗宿、和とモダンを感じる独自の風情
佐賀県佐賀市富士町にある古湯温泉は、環境省指定の国民保養温泉地で、「ぬる湯」と呼ばれる熱くない温泉で知られる温泉地です。福岡県境の脊振山地や天山に囲まれていますが、山間部にもかかわらず昭和の風情を残す長閑な雰囲気に包まれています。佐賀市中心部から車で30分程度、福岡市からも約一時間で、両方の県庁所在地からのアクセスの良さも魅力的です。
「鶴の恩返し よみがえりの宿 鶴霊泉」は、古湯温泉を代表する老舗の一軒。古くは歌人・斉藤茂吉が湯治の為に滞在、平成2年には俳優・渥美清が「男はつらいよ」のロケの為に滞在し、多くの著名人にも愛された宿です。現在は度重なるリニューアルを経て、和とモダンな内装がミックスした独自の風情が漂う宿へ変貌しています。
改装した大浴場はシックな佇まい、ぬる湯の「砂湯」と熱湯の交互浴がおすすめ
平成28年8月1日にリニューアルオープンした大浴場は、以前の昭和風情から一変、シックでスタイリッシュな雰囲気が印象的な浴室です。浴槽底の岩盤から湧き出す「砂湯」は以前のまま現存。ここでは上からも源泉が足されており、その上下の絶妙の配合で、約36度と体温とほぼ変わらない温めの温度で調整されています。
体温前後の温い温泉は副交感神経(活動によって疲れた体を回復させる神経)を刺激して、心身共にリラックス出来ます。また加温して40度程の適温の湯船と交互に入浴することで新陳代謝を促進。この交互浴は「鶴霊泉」では以前から行われている入浴法です。
庭園が臨める貸切風呂で、昔ながらの「鶴霊泉」の趣を堪能
「鶴の恩返し よみがえりの宿 鶴霊泉」には、二ヶ所の貸切風呂が有ります。写真は「夕鶴の湯」。自慢の庭園を眼前に臨みながら優雅に入浴を楽しめます。こちらも源泉かけ流しで温めに設定してあり、ゆったりと入浴出来る点が魅力的。貸切風呂では昔ながらの「鶴霊泉」の和の趣を感じることが出来るでしょう。
庭園が臨める貸切風呂で、昔ながらの「鶴霊泉」の趣を堪能
以前、皇室も宿泊された貴賓室も平成28年7月にリニューアルオープンされました。写真は「亀」と呼ばれる部屋。以前は宮大工による細やかな意匠が印象的な、二間続きの純和風の客室でしたが、今回の改装では繊細な意匠の欄間など一部を大切に残しながら、和の中にも琉球畳を取り入れたり、無垢の板張りの床が印象的なベッドルームを設けたりなど、形式にとらわれない斬新さと落ち着きのある和空間が自然と溶け合った客室になりました。またこの部屋ではヒノキ風呂が併設されていて、隣を流れる嘉瀬川のせせらぎを感じながら入浴を楽しめます。
「鶴霊泉」の温泉は是非飲むべし!全く癖が無く柔らかいのど越しの美味!
「鶴の恩返し よみがえりの宿 鶴霊泉」では「ぬる湯」だけでなく、飲泉(温泉を飲むこと)も以前から行われています。泉質はアルカリ性単純温泉で単にまろやかというだけでなく、硫黄や鉄分など個性的な成分が一切含まれないので湧き水の様に癖が無く、ほんのりと甘味さえ感じる美味です。大浴場前には写真のように、冷やされた温泉が自由に飲めるようになっています。水分補給もかねて、入浴前後に温泉水を飲むようにするといいでしょう。
夏にピッタリのぬる湯と、進化し続ける「鶴霊泉」でゆったりした時を過ごす
「ぬる湯」は、副交感神経を刺激してリラックス効果が得られ、体に負担がかからず長時間入浴出来ます。また長時間入浴することで温泉成分がより一層体に浸透して、病気の予防改善に役立つと言われています。まさにぬる湯は暑い時期にピッタリの温泉と言えます。
「鶴の恩返し よみがえりの宿 鶴霊泉」ではそのような体に良い「ぬる湯」が堪能出来ます。また歴史や伝統のみにとらわれず、新しさを積極的に取り入れた和とモダンを双方感じさせる佇まいも魅力的。そんな「鶴の恩返し よみがえりの宿 鶴霊泉」でゆったりとした、ちょっぴり贅沢なひとときを過ごしてみては如何でしょうか? 

read-more

この記事を含むまとめ記事はこちら