嵐山でお月見!「嵐響夜舟(らんきょうやふね)」でとっておきの夜を。


2017.10.01

LINEトラベルjp 旅行ガイド

年にたった2日だけ、10月7~8日の夜に嵐山で月見を楽しむために運航される船があることをご存じでしょうか?その名も「嵐響夜舟(らんきょうやふね)」。「渡月橋」の由来となったのは亀山上皇が、夜の屋形船で詠んだ歌。「嵐響夜舟」は遥か昔の歌に詠まれた情景を再現しようという京都らしい風流なイベントです。
嵐山のシンボル・渡月橋は夜にその名が付いた
古くから風光明媚な土地であった嵐山は平安時代から貴族の遊び場であったとされています。そんな嵐山で鎌倉時代の亀山上皇が月夜の晩に船遊びをしていた際に詠んだ歌「くまなき月の渡るに似る」。渡月橋の上流で、船の上から見た月がまるで橋の上を渡っていくように見えた様からこの歌が詠まれたとされ、この歌が「渡月橋」の名の由来になったとされています。つまり、渡月橋とは夜の情景から付けられた名前であるのです。
後世に名を遺した亀山上皇が見た情景。実は全く同じ体験を出来る貴重なイベントが秋の嵐山の夜に行われるのです。それが「嵐響夜舟」なのです。
「嵐響夜舟(らんきょうやふね)」で夜の大堰川へ
毎年夏場に2ヶ月半にわたって鵜飼が行われたり、冬場にはライトアップイベント「嵐山花灯路」が行われる嵐山ですが、普段は夜の観光資源に乏しい場所。そんな嵐山で毎年秋に期間限定で行われる「嵐響夜舟」は知る人ぞ知る名イベント!
よく混同されがちですが、嵐山には二つの船遊びがあります。一つは保津川下りで、これは亀岡から保津川を約16kmもの距離を下る、いわゆる川下りで、嵐山はその終着点。そしてもう一つは屋形船。渡月橋の上流から乗れる屋形船は船頭が竿一本で川を遡り、嵐山の景色を楽しむものです。
「嵐響夜舟」は通常昼間のみの運航となる屋形船が、営業時間外である夜間に特別に運行してお月見を楽しもうという企画なのです。
なんと、楽器の生演奏を聴きながらの乗船!
夜の嵐山は本当に驚く程ひっそりとした静寂に包まれており、その暗がりの中、船頭が竿一本で船を操っていきます。風の音、船頭が川に竿を刺す水の音。五感が研ぎ澄まされていく感覚は誰もが感じることでしょう。
そんな「嵐響夜舟」は名前に”響”が入っていることから、実は音にもこだわりのあるイベント。例年、運航時間中に川辺では楽器の生演奏が!2017年度の「嵐響夜舟」も横笛の生演奏が予定されていて、澄んだ音色が夜の嵐山の静寂さと絶妙にマッチ!川面に響く音がとても印象的で、贅沢なクルージングタイムを演出してくれるのです。
亀山上皇が見た、あの景色を
「くまなき月の渡るに似る」、一見すれば何だかちょっと意味が分かりにくいこの歌。しかし「嵐響夜舟」に乗り、そこから眺める空が運よく晴れ、月が出ていれば本当に歌の通り”曇りのない空をまるで月が橋を渡っている”かのように見えます。
こんな体験ができるのは京都ならでは。そして嵐山だけがなせるもの。乗船時間は約15分ほどなのですが、濃密でなんとも贅沢な時間を過ごすことができるでしょう。
話題の「宙フェス」と同時開催!
「嵐響夜舟」は例年、様々なイベントとタイアップして行われていますが、この2017年度も近年話題となり開催規模が大きくなってきている「宙(そら)フェス」との同時開催となります。
様々な星空の楽しみ方を集めた複合的なイベント「宙フェス」は嵐山の法輪寺を中心に開催されますが、そのスターシップエリアとして「嵐響夜舟」が運航され、月や星空を眺めながら宇宙遊泳気分を味わってもらおうというコンセプトになっています。「嵐響夜舟」単体を楽しむだけでなく、「宙フェス」ごと楽しむ方がよりベターかもしれませんね! 

嵐山公園
place
京都府京都市右京区嵐山
phone
0757010124
opening-hour
終日解放(夜間照明なし)

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