瀬戸内クルーズを低予算で!松山「愛の航路」で日本で唯一の海上祈願をしよう


2017.01.09

LINEトラベルjp 旅行ガイド

瀬戸内の青い海を、大切な人と2人じめしてみませんか?松山市の道後温泉から、車で約40分。奇跡の低予算で2名から出航する周遊船「愛の航路」があります。夕陽の名所ですので、日没に合わせた予約も可能。運賃は1人なんと360円!
もとは「鹿島」の周りを巡るのみでしたが、島が恋人の聖地サテライトに認定されたのを機に、海上約1.7KMまで航路を延長。日本でここだけの「海上祈願の島」を含む約30分の船旅です。
どうやって行けばいいの? まずは渡船場から鹿島に渡ります
「愛の航路」は、松山市の沖わずか400Mにある「鹿島」から出航しています。では、鹿島とはどんな島なのでしょうか。実は鹿以外の定住者はいないものの、売店や海水浴場・無料のバーベキュー場を伴う市民の憩いの場なのです。標高114Mの山頂に立てば瀬戸内海が見渡せ、船着き場付近には名物・鯛飯の老舗「太田屋」さんもあります。
さらに、陸側からは見えない島の裏側の奇岩やビーチが美しく、かつては1周30分ほどかけて、歩いて探勝することが可能でした。ところが崩落の危険から、島の裏側への立ち入りが出来なくなり、このビーチを見るための唯一の方法として周遊船が就航したのです。
この周遊船の凄いところは、2名から予約(前日まで)を受け付けていること(7・8月は予約不要の定期便が運航される期間もあります)。さらに予約時には、日没に合わせた出港時間をリクエストできます。もうお気づきかと思いますが「予約」=「ほぼ貸し切りの可能性大」なんです。※手配の都合で、全てのリクエストが叶うわけではありません。
周遊船は鹿島から出航しますので、島までの乗継便が210円、周遊船が360円。2人あわせても1000円ちょっとで貸し切りクルーズが成立!その見どころをご紹介します!
※車の場合、1台につき駐車料金510円(鹿島までの1名分乗船料含む)が必要です。
※写真は鹿島への渡船用の船(第15かしま)。周遊用(第14鹿島 花へんろ)はこれより少し大きく、ほぼ同型です。
周遊船からだけ見られる!島の隠された神々しさ「水晶ヶ浜」
一番の景勝地、それは島の裏側のビーチです。その名も「水晶ヶ浜」。白い砂浜に青い海。自然が作り出した奇岩。ただし、現在立ち入りが出来ないため、遠目での観察となります。
※写真は以前のもの・周遊船からは、別角度からの観察となります。後述をご覧ください。
周遊船は反時計回りに、鹿島をぐるりと巡ります。写真の大きな石門は、水晶ヶ浜のシンボルとなっており、波に打たれて日々少しずつ姿を変えながら、静かな海にたたずんでいます。
この辺りは遠浅で、残念ながら接岸することができません。陸から見て島の真裏に位置するため、町の喧騒からも隔絶し、神秘的な場所です。かつては海水浴場だったため、使い手のないベンチなども残されており、哀愁を漂わせています。どうぞそのたたずまいを見守って下さい。
激しく浸食された海岸洞穴の迫力 かつてはカワウソも生息?
周遊船のお楽しみは水晶ヶ浜だけではありません。写真の中ほどをご覧ください。手すりが付いた橋の奥に、波に侵食されてできた洞穴があります。実は島の裏側は、瀬戸内の穏やかな海のイメージと裏腹に、かなり荒波にさらされているのです。上述の水晶ヶ浜付近も含めて、このような洞穴がいくつも点在し、奥に奥にと長~く続いています。満潮が近づくと、ここに波が入り込み、狭い洞穴内で音が反響し、まるで島自体が暴れるモンスターのように吠え始めます!
中には昔、カワウソが住み着いていたと言われる大きな洞穴も存在し、どこまで内部につながっているのか、想像するのが楽しくなってしまうのです。こちらも船上からの観察となりますが、お見逃しなく。
日本でここだけ 沖あい1.7KMの「海上祈願の島」であなたは何をお願いする?
ここまではベーシックな周遊船のみどころをご紹介してきましたが、実はH26年、航路はリニューアル&延長されました。きっかけは鹿島全体が恋人の聖地サテライトの認定を受けたこと。「愛の航路」はリニューアル後の名称なのです。(展望台と周遊船にモニュメントも設置されていますのでお見逃しなく。)
もともと鹿島沖には「玉理・寒戸島」(ぎょくり・かんどしま)と呼ばれる夫婦岩が存在し、がっちりとしめ縄で結ばれています。その夫婦岩の様子や、付近に落ちる夕陽が非常に素晴らしいことから、「愛の航路」と名付けられ、この島を含む沖あい1.7KMまでの約30分のコースに生まれ変わりました。
このしめ縄ですが、ただのしめ縄ではありません。なんと市民や観光客の願いが書かれた「願い文」を編み込んだ「海上祈願」のしめ縄なのです。しめ縄は毎年5月4日にかけかえられ、その際に新たな願い文を編み込むというもの。昭和40年に始まったこの願い文ですが、想いを託す人々は年々増え続け、2016年にはなんと約6000通が集まり、海上へ届けられました。
願い文は渡船場で配布され、専用のBOXに自由に投函できます。鹿島訪問時に投函しておけば、あなたの願いも次の5月4日には、厳かな神事とともにあの小島に届けられます。忘れたころに、願いが叶う…かもしれませんよ。
〈願い文 および 願い文ポスト設置場所〉
鹿島渡船乗り場(陸側・島側の両方)・JR伊予北条駅・道の駅 風早の郷「風和里」・松山城二の丸史跡庭園・松山城ロープウェイのりば・北条地域の鯛飯料理のお店
心打たれる美しい景色を大切な人とともに…夕陽の時刻に予約するには
夫婦岩へは上陸こそできないものの、すぐ近くまで行くことができ、さらにこの島の沖合をぐるっと回って帰還します。また、夕陽の名所ですので、時間が許せば是非夕刻に訪れて下さい。
日没の時刻とは日々変化するもの。せっかくなら一番夕景がきれいな時間帯に行きたいですよね。それにはやはり、夕陽の時刻に合わせた予約が必要です。
・予約について
前日までに松山市役所、または渡船事務所に電話で行います。その際、乗船希望日の日没の時刻を把握しておきましょう。電話にて、人数と、夕景を見たいことを伝え、出港時間を相談します。同じ日に他の方の予約が入っていれば、同乗する人がいることを理解しておいてくださいね。
愛の航路というネーミングですが、もちろん恋人と2人きりでなくてもOK!団体でワイワイするのも良し、女子会で訪れても良し…利用シーンは人それぞれです。現在(本稿執筆時点)のところ、利用は個人の方・団体の方の割合はほぼ半々です。 

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太田屋(鹿島店)
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4.0

8件の口コミ
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愛媛県松山市北条辻1596-3
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0899930012
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月・火・木-日・祝前日・祝日1…
水晶ヶ浜海水浴場
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愛媛県松山市北条辻
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