星野リゾート トマム「雲海テラス」攻略ガイド!天空の桟敷席へ


2018.04.07

トラベルjp 旅行ガイド

星野リゾート トマムの「雲海テラス」。このテラスが年々進化をしていることをご存知ですか?「雲海テラス」には高さや角度の違う複数の展望スポットがあり、様々な雲の上体験ができます。
「雲海テラス」の新展望スポット情報をはじめ、アクセス、雲海ゴンドラ、雲海の見える確率などの基本情報もご紹介。
「雲海テラス」2018年の営業は5月12日(土)~10月15日(月)までです!
星野リゾート トマム「雲海テラス」に2017年新登場した展望スポットは必見!
「死ぬまでに見たい絶景」スポットのひとつとして度々メディアで採り上げられる星野リゾート トマムの「雲海テラス」。
気温や湿度、風向や風速といった様々な気象条件が揃わないと見られない雲海ですが、北海道トマムの地形とその日の天候が作り出すダイナミックな雲海は、そのスケール感と美しさに感動を通り越して怖くなる…そんな絶景です。
札幌からのアクセスは道東自動車道利用で約120分。日帰りで訪れることもできますが、早朝営業のため、前日にリゾート内のホテルに宿泊するのがオススメ。エリアバスが運行しており、リゾナーレトマムからは約10分、ザ・タワーからは約5分でゴンドラ乗り場に到着します。
「雲海テラス」は複数の展望スポットが様々な角度、形、高さで点在しているのが特徴です。更に2017年9月12日には、トマムの地形を生かした2つの新展望スポットがオープン。
ひとつは「Contour Bench(コンターベンチ)」。山の斜面に等高線のような形で65個のベンチを設置。最大200人が一度に座って雲と景色を眺めることができます。
もう一つは「Cloud Pool(クラウドプール)」。山の斜面にせり出すように作られた巨大な雲の形のハンモックです。一度に10名程度、雲の上に寝そべるかのような体験ができます。
足元が網状で抜け感があるので、雲の上にいるような浮遊感…!高所恐怖症の方はご注意を!新展望スポットは他の展望スポットより高い位置にあるため、他の展望スポットが雲に包まれたときでも雲の上に突き出て雲の海を眺められることもあります。
この2つの新展望スポットは「Cloud Walk(クラウドウォーク)」へ行く途中の脇道から登っていけますが、こちらは幅も狭く急こう配。運動不足の人、お子様連れの場合は「Cloud Walk(クラウドウォーク)」まで行った先の道がなだらかでオススメです。
朝日を眺めながらカフェが楽しめる「港デッキ」と「灯台デッキ」
「雲海テラス」のその他の展望スポットと見どころをご紹介しましょう。ゴンドラ到着時、最初に降り立つのが「港デッキ」(写真)です。
「港デッキ」には「てんぼうかふぇ」が隣接し、ただ景色を楽しむだけでなく、珈琲や軽食をいただくことも可能。「天国に一番近いカフェ」と巷で呼ばれるのも納得の絶景。雲の上でお茶や食事ができる場所です。
「港デッキ」の上に作られた「灯台デッキ」。こちらもイスやテーブルが用意されており、一休みするのにぴったりな場所です。
「雲のゆうびん屋さん」で購入できるポストカードを青い「雲海ポスト」に投函すると、無料で全世界に送ることができます。
雲の上をお散歩!210度の絶景「Cloud Walk(クラウドウォーク)」
「灯台デッキ」から「Cloud Walk(クラウドウォーク)」へ向かう散策路も雲海発生時は最高の雲海ロード。ふと脇を見ると、自生する植物や森の緑がトマムの朝の光を浴びて輝いています。雲がこちらに向かって流れてくる様子は、まさに「雲の渚」。
日の出時刻に訪れれば、サンライズ雲海に出会えることも。各展望スポットをつなぐ散策路は、他のお客さんが写り込むことなく、絶景と自分だけといった写真も簡単に撮れるスポットです。
雲へ続く道のような散策路を歩くと、山の斜面からせり出すように「Cloud Walk(クラウドウォーク)」が登場します。まるで宙に浮かんでいるかのようなこの展望スポットは、眼下に広がる雲の上を散歩しているような気分になる場所です。
「Cloud Walk(クラウドウォーク)」を歩いていると、山と緑と空と太陽、そして雲海の自然パワーがどんどん流れ込んでくるかのような感覚に。雲海が発生していれば最高ですが、実は晴れていても絶景。心地のよい空中散歩ができますよ。
高さで変わる雲の見え方「Sky Wedge」~2つの新展望スポット、山頂へ
写真の「Sky Wedge(スカイウェッジ)」は「港デッキ」や「Cloud Walk(クラウドウォーク)」よりも更に少し山の上にある展望スポット。高さが変わることで景色が楽しめる範囲や角度が変わり、ほんの少しの散策で、まるで登山をしたかのような眺望が味わえます。
雲海テラスを周遊する散策路中腹にある船の舳先のような展望スポット「Sky Wedge(スカイウェッジ)」。雲海が広がっていれば、思わずタイタニックポーズをとりたくなるかも。雲海は年間を通して約40%という確率で発生します。自然現象ゆえ、確実に発生するとはいえない雲海ですが、「雲海テラス」は高い確率で雲海が見られるスポットとしても知られています。
そして、「Sky Wedge(スカイウェッジ)」の更に上に出来たのが、2つの新展望スポットです。大パノラマの自然絵巻が楽しめる散策になりますよ。
刻々と変化する雲海!トマムで見られる雲海の数々
トマムで見られる雲海が高い確率で見られるもう一つの理由が、雲海の種類の豊富さ。空が晴れていて大迫力の流れ込んでくるような雲海が見られるのは年間18%ほど。その雲海は「太平洋産雲海」と呼ばれる壮大な雲海で、十勝沖からなんと100キロの道のりを日高山脈を超えてやってくるものです。
このほかにも麓の気温が低くなり発生する「トマム産雲海」(写真)、悪天候のときに雲間ができて見られる「悪天候型雲海」などがあります。「トマム産雲海」は「リゾナーレトマム」や「ザ・タワー」の高層階のお部屋やレストランからも見えることがありますよ。
「雲海ゴンドラ」の乗車時間は12~13分です。このゴンドラは乗車中、雲の中に入ったり、雲の境目を体験できることがよくあるゴンドラです。
(雲海自体の解説はMEMO欄『雲海が映画『ロードオブザリング』のよう!「星野リゾート トマム」雲海ガイド』をご参照ください)
ホテル内のTVやHP内の雲海情報などでその日の雲海発生状況の確認ができるので、宿泊時には忘れずにチェックを。山の頂上付近が見えずにどんよりした空模様…普通なら観光日和とはいえない曇り空ならむしろ写真のような雲海が見られるチャンスです。
星野リゾート トマム「雲海テラス」は標高1088mほど。服装は夏でも上着が必須。春や秋は冬装備でもいいくらいです。一桁台の気温に風が吹くとかなり寒く感じます。また、散策のために動きやすい靴で訪れることを忘れずに。
「雲海テラス」を一度既に訪れたことがある人も、そうでない人も、それぞれの展望スポットの特徴をつかんで、年々進化を続ける「雲海テラス」での絶景体験にチャレンジしてください。 

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星野リゾート トマム 雲海テラス
place
北海道勇払郡占冠村字中トマム
phone
0167581111
opening-hour
2022年の営業期間は5/11-10/14
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