「止まれ」で赤に染まる道。群馬の止まりすぎる道路が美しい!


2016.06.16

LINEトラベルjp 旅行ガイド

群馬県の南東、利根川を挟んで埼玉県と隣接する大泉町は、ブラジル人が多く住む「日本のブラジルタウン」として有名ですが、ここにはもう一つ隠れた名所があるのです。それは「止まりすぎる道路」。
そこは静かな住宅地の一本の道路に「止まれ」の交通標識がほぼ等間隔で14枚も続くという、日本一「止まれ」密度の高い、知る人ぞ知るB級スポットなのですが、今回はその意外や意外な美しさを紹介します。
「止まれ」の看板で、真っ赤に染まる圧巻の道
「止まりすぎる道路」があるのは、群馬県大泉町の日の出地区にある住宅街の一画。東武鉄道小泉線の終点、西小泉駅から南へ約1キロ、大泉町役場の東側に碁盤の目のように規則正しく区画されたあたりにその話題のスポットがあるのです。
公共交通機関でアクセスする場合は、浅草から東武特急りょうもう号で太田駅まで行き、小泉線に乗り換えて西小泉駅から徒歩で行くこともできますが、もうひとつ、JR高崎線の熊谷駅から西小泉駅行きの路線バスを使って行くパターンもあります。路線バスの大泉役場前で下車して、東の大泉南中学校方面に5分ほど歩けば「止まりすぎる道路」の南側の入口です。
「止まりすぎる道路入口」という観光名所の看板が出ていればよいのですが、残念ながらそうした類のものは一切出ていませんので、自分で探索するしかありません。北側の入口は非常にわかりにくいので、こちらの南側入口からアクセスする方がいいかもしれません。
詳しくは写真の下の「地図をみる」をクリックしてご確認ください。
さて、一歩道路に踏み込むとそこに見えるのは延々と続く赤。
太陽の光を浴びた「止まれ」の看板で、道路脇が赤く染まる姿は圧巻です。この看板の手前の赤い花も、まるで「止まれ」とコーディネートしたかのように美しく映えています。
わずか400mに、27枚の「止まれ」の看板が。
「止まりすぎる道路」は、碁盤の目のように区画された住宅地を貫く南北約400メートルの道路。一辺30メートル弱の住宅地がこの道路に沿って14区画並んでいるため、約30メートルごとに東西を走る道路と14回交差するのです。しかし東西の道路の方が交通量が多く、優先道路となっているため、14回すべてこちら側の道が一時停止となっているのです。
そんなわけで、この道路には南向きに14枚、北向きに13枚。合計27枚の「止まれ」看板があるのです。狭い道路の両側に家が建ち並んでいるため、見通しの悪い交差点が多いのは事実ですが、すべての交差点に律儀に「止まれ」の看板が設置してあるため、稀に見る「止まれ」密集地帯となってしまった、というわけなのです。
規則正しい「止まれ」の看板は、よく晴れた朝が美しい
この「止まりすぎる道路」はテレビの人気番組などでも取り上げられ、今やB級スポットとして隠れた観光名所になっているのですが、実際に訪れてみると、燃えるような赤い看板がどこまでも規則正しく並ぶ姿は、なんとも美しく見えるのです。
特によく晴れた日に、太陽がまだ東にある時間帯に道路に立つと、北を向いても南を向いてもやわらかな朝の光に赤がよく映えて輝いています。また夏の夕暮れ、西日に照らされて、真っ赤な三角がより一層赤に染まるシーンもおススメですので、ぜひこうしたタイミングで訪れてみてください。
規則正しい「止まれ」の看板は、よく晴れた朝が美しい
パナソニックや富士重工業などの大規模工場を抱える大泉町には、ブラジル人をはじめとする外国人が数多く住み、人口の約15%を占めています。そのため「日本のブラジル」として町にはブラジル料理のレストランやスーパーをはじめ、ポルトガル語の看板を掲げたお店がたくさん。日本にいながら異国文化を楽しめるスポットをあちこちで楽しむことができます。
毎年9月には大泉カルナバルという本格的なブラジルのイベントが開催され、迫力ある本場のサンバやブラジル音楽、様々な国の料理が味わえますので、こちらも合わせておススメします。
日本のブラジルと一緒にぜひ「止まりすぎる道路」も
リオデジャネイロオリンピック・パラリンピックで注目のブラジル。
「日本のブラジル」として大泉町を楽しむ目的に訪れる人もいるかもしれません。
そんなときはちょっと足を延ばして、この日本で唯一無二の「止まりすぎる道路」にも行ってみてはいかがでしょうか。
ただし周辺は静かな住宅街。情熱の赤に染まる道路の姿に刺激されるあまり、間違ってもサンバの格好で踊りだしたりはしないように。 

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大泉町役場
place
群馬県邑楽郡大泉町日の出55-1
phone
0276633111
no image
西小泉
place
群馬県邑楽郡大泉町西小泉4丁目

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