明治文学の聖地!モダン洋館と文豪の暮らしを「小田原文学館」で堪能


2016.05.05

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平成12年に登録有形文化財に登録された「小田原文学館」は、昭和のモダニズムを色濃く残す印象的な3階建て造りの建物です。ここに併設される白秋童謡館、尾崎一雄邸書斎も興味深い史跡になっていて、様々な明治文学の歴史と文豪の暮らしを確かめられます。多くの文豪が愛した神奈川県小田原の土地で、明治~昭和にかけての暮らしを垣間見られるでしょう。記事内ではこれらの動画も紹介していますのでぜひご覧ください。
白亜の洋館!小田原文学館はモダンな造りの昭和初期の建築
神奈川県小田原市にある小田原文学館は、昭和初期のモダンな造りを反映した白亜の洋館!スペインから取り寄せたスパニッシュ瓦と大きく張り出すサンルーム等は、当時としては先進の建築物だったと想像させます。前面に広がる庭園も西洋式に設えられ、とってもハイカラな印象を受けるでしょう。
小田原は多くの文豪が愛した土地!ここでは小田原出身の文学者にまつわる資料を、常設、特別展示をしています。また、北村透谷、尾崎一雄、谷崎潤一郎など小田原を拠点に執筆活動を行ったゆかりの作家たちの資料も展示されています。
動画で観る!小田原文学館敷地内の建築物と屋敷
小田原文学館には、白秋童謡館、尾崎一雄邸書斎も併設されており、無料で観覧できます。また、年間を通して様々な展示が行われますので、何度訪れても違う楽しみがあります。ハイカラな小田原文学館は、あきらかに併設する各屋敷と対照的な風情があり、その違いは時代の変遷を感じ取れると思います。
※小田原文学館敷地内の様子を動画に収録してあります。ぜひご覧ください。
北原白秋の童謡への意欲は元宮中大臣の別邸で花咲く
白秋童謡館は、「カラタチの花」「ペチカ」などで有名な「北原白秋(きたはらはくしゅう)」が小田原滞在時に住まいにしていたところ!この屋敷は元宮中大臣・田中光顕伯爵が建てた別邸で、大正時代の和風建築ならではの小紋硝子の建具や細部の意匠が見どころです。
白秋がここを住まいとしていたのは大正7年頃。彼の作品「木兔(みみずく)の家」を具現化した住居を小田原天神山の伝肇(でんじょう)寺の借地に建てるころです。白秋は木兔の家で理想の一間を完成させますが、まさに白秋童謡館で育んだ想いの集約だったかもしれません。
※写真は白秋童謡館
北原白秋の童謡への意欲は元宮中大臣の別邸で花咲く
1933年、『暢気(のんき)眼鏡』(同名小説集)で第5回芥川龍之介賞を受賞した「尾崎一雄」の書斎も、平成18年に小田原文学館敷地内に移築されています。この作品はやるせない貧乏文学者の視点を綴ったもので、室生犀星、菊池寛、川端康成などの巨匠を大きく驚かせた作品でした。
尾崎一雄邸書斎の小ぢんまりとした印象は、まさに暢気眼鏡をまがうばかりの質素な造り!彼の生きざまを知る上でも貴重な史跡といえます。丁寧に保存されていて内部を観覧することも出来ます。
※写真は尾崎一雄邸書斎
明治から大正を経て昭和までの様々が楽しめる
小田原文学館には様々な楽しみがあります。文学資料、大正建築物、そして昭和初期のハイカラな風情。北原白秋の童謡への想いや尾崎一雄の暮らしぶりなど明治から昭和までの時代の変遷も随所に感じられるところです。観光シーズンには小田原宿観光回遊バスの停留所にもなっているので、訪れやすいことも見逃せないポイントでしょう。関連MEMOにリンクした「富士箱根伊豆交流圏づくりHP」に、小田原文学館の優待クーポンもあるのでチェックしてみてください。 

小田原文学館
place
神奈川県小田原市南町2-3-4
phone
0465229881
opening-hour
9:00-17:00(最終入館16:30)

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