食べずに参拝とはいえない!伊勢三大餅のひとつ「へんば餅」のススメ


2016.03.21

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三重県出身のタレント磯野貴理子さんが三重県は赤福だけじゃないのよ!と(興奮気味に)紹介していたのが「へんば餅」。お伊勢さんで名高い伊勢の地には、伊勢三大餅といわれるものがあり、そのひとつが「へんば餅」です。
せっかくお伊勢参りにきて、名物を食べずに帰ってしまったというほど、悔しいことはありません。そんな悔しい思いをしないよう、名代の餅「へんば餅」とそれを謹製するへんばやをご紹介しましょう。
伊勢の三大餅のひとつ“へんば餅”は1775年創業の名代の餅
“へんば餅”は小豆のこし餡を米粉(上新粉)作った餅でくるみ、両面に軽く焼きを入れたもの。
へんばというその名の由来は、江戸時代には、旅人の要望にあわせ、馬に乗せてくれる運送業を生業とする人がいました。現代風にいえば、タクシーのようなものですが、それには一定の営業範囲があり、旅人はもっと遠くに行きたくても、その営業範囲を起点・終点として、乗り換えをしなくてはなりませんでした。
その乗り換え場所を返馬(へんば)所と呼び、へんばやは安永四年(1775年)。宮川のほとりの返馬所の傍らで茶店を始めたということです。馬上にいれば何も買いたいものはありませんが、乗り継ぎで馬から下り、次の馬を待っている間に、茶店があれば、休憩を兼ね、なにか買ってしまおうか、という雰囲気も理解できます。
参宮街道最後の宿場小俣(おばた)に佇むへんばや本店の茶屋利用がツウ
時代を感じさせるのが、築150年ほど経つというへんばやの本店です。宮川のほとりで開業したお店も、いくたびの移転をへて、現在は伊勢街道沿い(参宮街道)にお店を構えています。
その本店では、名代の銘菓である“へんば餅”や郷土の餅である“さわ餅”を頂くことができます。つまりお土産として買うだけでなく、茶屋としても楽しむことができるのです。
茶屋ではお餅を、お茶とともにいただけます。
※本店だけでなく、へんばやの各支店でも茶屋の利用(イートイン)が可能です。
賞味期限は当日限り・お取り寄せ不可能“さわ餅“を注文するのもツウ
茶屋で楽しむなら“さわ餅”がお勧めです。お勧めする理由は二つあり、まずひとつは、賞味期限が短いためです。なんと当日限り。こうなるとその場で食べていく方が無難です。
また、“さわ餅”は三重県の松阪から志摩半島に分布する郷土の餅菓子で、へんばや固有のお餅ではありませんが、この“さわ餅”名前の由来もさまざまある上、お店によって微妙に姿形がことなるのに“さわ餅”として売られているという、まことに不思議な餅菓子です。
そのため、伊勢だけでなく志摩地方に足を延ばすならば、“さわ餅“の食べ比べをお勧めしたいので、食べておいてほしい訳です。
また、へんばやの“さわ餅”は小豆の餡をもち米の皮でくるんだものですが、中の餡は“へんば餅”の餡と同じものです。すると“へんば餅(上新粉)“と”さわ餅(もち米)“というお餅の素材による玄人な食べ比べも楽しめます。
賞味期限は当日限り・お取り寄せ不可能“さわ餅“を注文するのもツウ
常連さんが買い求めるのが赤飯です。折のサイズが5合折、3合半折と1合少々があり、1合少々のサイズを「弁当」と呼んでいます。
店頭では「弁当」といって買っていくお客さんを多く見かけますが、5合折、3合半折は予約販売のため、どうしてもすぐ欲しいとなると「弁当」になるのでしょう。
赤飯は慶事、吉事などおめでたいことがあると、昔から赤飯を炊いて祝うのが日本人の風習ですが、どうやらそのようなことがなくとも愛されているのが「弁当」のようです。
「弁当」には奈良漬けと色艶良く炊き上げた角切りの佃煮昆布が入っていますが、この昆布も人気の商品で、昆布だけでも販売されています。
ぜひ、常連さんの気持ちになって赤飯ではなく「弁当」と注文してみましょう。
へんばやの“黒砂糖餅”を食せばもう完璧
いかがでしたか? “へんば餅”とへんばや。食べログなどでは、伊勢三大餅と銘打ったものの、内宮さん近くにある支店で、“へんば餅”を買って満足というレポートが散見されますが、それではレポートしたとは言えないことがお分かり頂けたことでしょう。
へんばやが扱うのは、“へんば餅”“さわ餅”“赤飯”“昆布”そして餅米に黒砂糖を搗き込んで作る素朴な餅菓子“黒砂糖餅”の5品。
お土産としてだけでなく、茶屋(イートイン)もできますから、お伊勢さん参拝の御小休みにも最適です、地元の人が支持する味を賞味するのも旅の醍醐味のひとつ、ぜひお立ち寄りください。
 

名物へんば餅 本店
rating

4.5

17件の口コミ
place
三重県伊勢市小俣町明野1430-1
phone
0596220097
opening-hour
8:00-17:00[イートイン]9:00-1…

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