琉球最古の門を持つ沖縄「座喜味城」は、城壁の美しい曲線が見どころ


2016.03.19

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沖縄には様々な見どころがありますが「グスク」は外せません。グスクとは城のことであり、琉球王国では重要な場所でした。世界遺産として認定されているグスクは、全部で5箇所あります。読谷村にある「座喜味城跡」はその中の一つであり、有名な観光地である残波岬からも近く、手軽に立ち寄れる場所となっています。
「座喜味城」とは
築城は古く、1416年-1422年頃に読谷山の按司護佐丸(ごさまる)によるものとされます。彼はこの頃の建築家として有名な人です。元々は違う場所に住んでいましたが、1416年(1422年説あり)に中山尚邑志の北山城攻めに参戦。勝利の後、北山城に残りますが、同時に「座喜味城」建築に取りかかっています。
標高120mのこの場所は周囲の見晴らしがよく、築城には適した場所でした。城は二つの郭で構成される連郭となっています。
沖縄では沖縄本土に上陸した米軍との戦争がありました。「座喜味城」には旧日本軍の砲台が築かれ、その後は米軍のレーダー基地として使われています。城壁の一部は壊されましたが、復旧。そのような歴史を持つグスクであることも、この場所に来たら思い出してみましょう。
日本最古のアーチ門
際立った特徴は、門の表裏に石で作った楔(くさび)が使われていることです。これらの特徴から沖縄のグスクで最古のアーチ門とされ、沖縄最古ということは日本最古となります。他の地域で、このようなグスクは見られないからです。独特の形態をじっくりと観察してみて下さい。
見事な曲線
本土の城と違って、曲線を多く用いるのがグスクの特徴です。これは琉球石灰岩が比較的加工しやすいということによりますが、防衛上有利であったという説があります。攻める側は城壁が直線であれば見通しやすいのですが、曲線であれば錯覚を起こし、位置が分かりにくくなるのです。
ぜひとも近くによって、緻密に積み上げられた城壁を見て下さい。
見事な曲線
沖縄のグスクの多くでは、城壁の上に行けることで、上からは周囲を展望することが出来ます。昔の人も見たであろう景観に、思いをはせてみるのはいかがでしょうか。
なお、一部では立入りが制限されている場所もありますので、指示に従いましょう。
最後に
座喜味城では多くの出土品が出ており、中でも中国との交易に占める品々が特徴的です。小銭等の他に多く出ている青磁は15、16世紀のものであることから、築城の頃には盛んな交流があったことを示しています。
また、通常のグスクでは神が降臨する御嶽(ウタキ)がありますが、ここではまだ見つかっていません。これはグスクが交易と軍事目的であったためと指摘されています。
読谷村の「座喜味城跡」は世界遺産であり、歴史的価値が高い場所です。これを機会に、足を運んでみてはいかがでしょうか。 

座喜味城跡
rating

4.0

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place
沖縄県中頭郡読谷村字座喜味708-6
phone
0989583141

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