石積みの芸術!近江坂本の街で穴太衆の石積みを堪能


2016.02.11

LINEトラベルjp 旅行ガイド

「穴太の石積み」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?自然石を加工せず積み上げた石垣を「野面積み」というのですが、古墳時代から日本の石積みの歴史においてそのスペシャリスト集団だったのが、石垣職人「穴太衆」でした。
長い年月を経てもその姿を留め、自然の景色に溶け込み苔むしたその姿は芸術品のようです!
そんな「穴太の石積み」を堪能できる、穴太衆の郷、滋賀県坂本の街をご紹介致します。
道の左右どこをみても芸術品!
近江坂本の街は、穴太衆が暮らしていた郷。そして比叡山延暦寺の麓にあり、山門の土木営繕的な御用も勤めていてことから、そこかしこに「穴太の石積み」が見られます。
坂本駅を琵琶湖側から山の方へ登っていく道すがら、左右に並ぶ寺々や横丁にもびっしりその特異な石積みの姿が見られ、歴史の流れを感じると共に、一帯に荘厳な雰囲気をあたえます。
大津市指定文化財に指定されていることからもわかるように、街一帯が芸術品なんです。
全国3800社の総本宮、日吉大社にお参り!
駅から伸びる道を登っていくと、日吉大社の鳥居に着きます。日吉大社は全国の日吉・日枝・山王神社3800社の総本宮。そしてなんといっても日吉大社といえばお猿さんが有名なんです。
魔除けの象徴として境内に猿が飼育され、楼門には猿の彫刻が施されていたり、お守りやおみくじにも猿が関係したものばかり…。申年の2016年、絶対お参りしておきたいお猿さんのパワースポット!石垣を堪能しつつ、お参りもしてしまいましょう。
神仙な雰囲気を纏った石垣たち
境内の石垣は、街中で見かけた石垣とはまた一味違い、より時を経た様な印象を受けます。それは神社という特性上、あまり人の手が触れることなく自然に放置された状態を保っているからかもしれません。
石垣と灯篭。相反する特性・色合いをしたこの二つの要素が風景の中で溶け込み、何ともいえない厳かな気持ちにさせてくれます。日本古来の原始的な宗教心に因るものなのかもしれません。
神仙な雰囲気を纏った石垣たち
日吉大社を出ると、すぐ脇にかつて比叡山延暦寺に登る為の本坂であった階段道が残されています。延暦寺に参拝したい方は、ケーブルカーも出ているのでそちらが便利ですが、石積みを堪能するのであれば、こちらの階段をオススメ致します!
頂上まで行かずとも、階段を暫く登るだけでも往時を体感できますし、琵琶湖を望む景色を堪能することができますよ。
お時間のある方は、是非比叡山延暦寺にも立ち寄り、世界遺産も観光しつつ穴太衆の石積みを探してみて下さい。最澄の開山以来1200年間、多くの学僧が歩いた道を穴太衆が支えました。
あなただけの
「穴太の石積み」いかがでしたでしょうか?
自然石を積み上げた野面積は、大小様々な大きさの石が隙間なくハメ込まれており、その特異な雰囲気からつい立ち止まり長居してしまいます。
かつては「笑積み」といった手法もあり、石積みの一部に奇巧を施した積み方をし、巧手の石垣師がゆとりをもって遊んだそうです。作り手のユーモアの一つとして、そういった意外性のある石の積み方もしたんですね。
今回、ご紹介した有名なスポットだけでなく、坂本の街はどの路地裏に飛び込んでも、穴太衆の石積みを目にすることができます。
是非、あなただけの「笑積み」探してみて下さい! 

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日吉大社
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