沖縄の「塩川(スガー)」は世界に2つしかない塩の川!


2016.06.13

LINEトラベルjp 旅行ガイド

美ら海水族館へと向かう国道449号線沿いに「塩川」と呼ばれる全長300m程のなんの変哲もない小さな川があります。しかし、この「塩川」は世にも珍しい塩水が流れている川。国の天然記念物にも指定されている「塩川」は、なんと世界にたった二例しかないという、塩分を含む湧水が水源になっている川だったのです!
国の天然記念物指定「塩川」は小さな川
沖縄県には豊かな自然が残されており、多くの天然記念物が指定されています。しかしその大半は貴重な動植物。そんな中、川として唯一国の天然記念物指定を受けている「塩川」と呼ばれる小さな川があります。
沖縄本島中部に位置する本部町にある「塩川」は、全長はわずか300m程度という短い川。本当に小さい川なので通り過ぎてしまいそうになりがちですが、そんな川が実は世界に二つしかないという珍しい川だったのです!
通過注意!「塩川」への入口
貴重な自然である「塩川」は、美ら海水族館へと向かう国道449号線沿いにあります。海沿いを走る快適な国道で、信号の無い区間のため、ついついスピードも出がち。
そんな場所で不意打ちのように現れる「天然記念物・塩川」の看板を見逃さないようにしてください。本当に目立ちませんので通り過ぎてしまうかもしれません。塩川の入口付近には数台停められる無料の駐車スペースがあります。
湧水が塩水!世界に2つだけ!
「塩川」の水は石灰岩の割れ目から湧出しています。毎秒100リットルという豊かな水量を誇る湧水は海水が混じった塩水。実は常時そのような水の湧く川は世界中でも珍しく、この「塩川」以外には西インド諸島のプエルトリコのみとされています。
水を舐めてみると、確かにしょっぱい。でも、海水ほどではありません。淡水とブレンドされているようです。なぜ「塩川」から海水を含む湧水が出てくるのかは実はちゃんと解明されていないとのこと。しかし、潮位と水位が比例していたり、湧水量と塩分濃度が反比例していたり、岩塩による塩分ではないということは判明しているそうです。
湧水が塩水!世界に2つだけ!
「塩川」の流れを覗いてみると、悠然と泳ぐ魚の姿を確認できます。また、川なのに海の藻類も生息していて、日本でここにしか生息していないという紅藻種のシオカワモッカなどの貴重な生物も。更には地下水に生息するような甲殻類も確認されていて、短い川ですが生物の多様性はなかなかのもののようです。
そして海に注ぐ「塩川」
約300m程の「塩川」は目の前に広がる「塩川ビーチ」へと注いでいきます。観光地化されていない、天然の「塩川ビーチ」は昔から地元民の人気を集めるビーチ。当然、「塩川ビーチ」の名前も「塩川」から来ています。
もし「塩川ビーチ」に遊びに来たのならば、世界で2つしかない川が近くに流れていることを覚えておきましょう。
しょっぱい水が流れる「塩川」へのアクセス
「塩川」へは現実的にレンタカーでの移動となるかと思います。那覇空港からは沖縄自動車道を利用し許田IC下車、国道58号線経由で約1時間30分といったところでしょう。また、美ら海水族館を目指すなら通り道に当たりますので、休憩がてらフラっと寄ってみるのもアリかもしれません。世界に2つしかない割にはひっそりと流れ続ける塩水の川、「塩川」をぜひ訪れてみてください。 

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塩川
place
沖縄県国頭郡本部町崎本部
phone
0980472700
opening-hour
散策自由
沖縄美ら海水族館
place
沖縄県国頭郡本部町石川424(海洋博公園内)
phone
0980483748
opening-hour
[10-2月]8:30-18:30[3-9月]8:3…

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