いつか乗りたい!宮崎・高千穂「スーパー・カート」から拝む絶景


2015.12.23

LINEトラベルjp 旅行ガイド

宮崎県北部、神話の里として知られる高千穂には、かつて高千穂鉄道という風光明媚な区間を巡る人気路線が存在しました。2005年、台風14号による大きな被害を受け全線で運転休止。その後、人々から忘れられかけた鉄道に光明をもたらしたのが高千穂あまてらす鉄道株式会社です。現在はオリジナルのスーパーカートを運行中!まるでテーマパークのアトラクションのような楽しい乗り物をご紹介します。
定員18名!満員必至のスーパーカート
宮崎県西臼杵郡高千穂町、高千穂鉄道の旧駅舎に出発点を構える高千穂あまてらす鉄道は「高千穂駅」から「天岩戸駅」、そしてその先の高千穂鉄橋まで約2.5キロメートルの距離を結んでいます。
観光の目玉はスーパーカートと呼ばれる軽トラックを改造したオープンエアのトロッコ車両で、身体を締め付けるベルトもなく、立ち上がらなければ小さなお子さんも乗車OKです。
往復は約30分、運行間隔は40分で定員わずか18名、その為チケットはすぐに売切れてしまいます。電話等での事前予約はできませんが、売り場に訪れれば希望の便を指定することができます。時間に余裕をもって訪れると良いでしょう。
随所に凝らされた工夫
高千穂に広がる美しい景観を目指し、ゆっくりと冒険は始まります。走り始めたスーパーカートは、爽快な緑の木立をくぐり抜け、実り豊かな田園風景やどこまでも連なる山々を横目に進んでいきます。
この高千穂あまてらす鉄道の素晴らしいところは、乗客を魅了する楽しい演出があちらこちらに凝らされていることです。シャボン玉でのおもてなしがあったり、途中通過する2本のトンネルでは、思いがけない突然のイルミネーションに歓声があがります。
綺麗に磨き上げられていない、錆付いた手すりや線路もまた冒険には欠かせない味わい深い要素のひとつ。廃線を笑顔が生まれる場所に復活させた人々の心意気にも目を向けながら乗ってみましょう。
東洋一の高さと謳われた「高千穂橋梁」
鉄道のハイライトは、昭和47年開通時に東洋一の高さと謳われた「高千穂橋梁」を渡る瞬間に訪れます。
入り口に差し掛かると、スーパーカートは一旦その動きを止め、係員が風の強さを確かめて無事に渡れると判断が下ればゆっくりと進んでいきます。
※条件により渡れない日もあります。
全長は352.5メートル、水面からの高さは105メートル、高所恐怖症の方には震えがくるような高さですが、眼前に広がるのは、季節によってその表情を変える渓谷の絶景です。
最も眺めの良い中央付近では少しの時間停車してくれるので、乗客は写真タイムで盛り上がります。
東洋一の高さと謳われた「高千穂橋梁」
高千穂橋梁から先は今も廃線の状態が続いています。そもそも、この高千穂橋梁をスーパーカートが渡れるようになるまでには、様々な交渉や苦労があってようやくこぎ付けたそうですが、今後、この先の太平山トンネルを抜け、その奥に繋がる数駅まで運行距離を伸ばしたいとの意向があるとのことで、これから更にスーパーカートが面白くなる期待が高まります。
帰る前に見ておきたい車両基地
出発点の駅舎では、旧高千穂鉄道の本物の車両を見学することができます。入り口のヘルメットを被れば、車体の下に潜り覗いて見ることも可能です。
また保存車両のひとつであるディーゼルカーTR202は、有料にはなりますが、年に数回「運転体験」として旧高千穂駅構内の往復900メートルの距離を実際に運転することができます。
おわりに
スーパーカートは天候等に大きく左右されますので、運行状況については必ず事前にMEMO記載の高千穂あまてらす鉄道株式会社のHPやお電話などで確かめてからお出かけ下さい。
人々の高千穂への限りない愛情と多大な尽力により、斬新なアイデアと共に廃線から生まれたスーパーカートは、乗らなければ知り得ない素晴らしい体験ができます。高千穂の雄大な自然に寄り添ったこの新しい試み、是非一度乗車してみてはいかがでしょうか。
【高千穂あまてらす鉄道】
■住所 宮崎県西臼杵郡高千穂町三田井1425-1 旧駅舎内
■スーパーカート運行時間
 第1便(10:00)から40分間隔(最終は16:00発)
 GWや夏休み期間、連休中など臨時増便する場合があります。 

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高千穂あまてらす鉄道株式会社
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4.5

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宮崎県西臼杵郡高千穂町大字三田井1425-1
phone
0982723216
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