約15種類の魚介がのる海鮮丼がスゴい! 札幌の鮮魚店『シハチ鮮魚店』はシーフード天国だった


2022.05.07

食楽web

食楽web 札幌の名物グルメの代表格・海鮮丼。新鮮な海の幸が豊富な北海道の魅力が存分に詰まったものであり、有名な市場付近の食堂では定番メニューです。ただし、その価格は1食2~3千円オーバーがザラで、どれだけ旨いと言われても、庶民の旅行者にはなかなか手が出しにくいのも正直なところです。 そんな中、札幌の街中にある、とある鮮魚店で、絶品の海鮮丼をいただけるという情報を入手しました。それが札幌駅から約1kmにあるエリア、北24条にある『シハチ鮮魚店』というお店です。札幌・北24条にある『シハチ鮮魚店』の店頭では、新鮮な鮮魚のほか、魚介類の加工品も格安で販売されています 北24条は有名な市場からはいずれも距離があるエリアで、いかにも地元の人しかいないようなごく普通の街並みですが、この街中で絶品の海鮮丼をいただけるなんて意外です。情報をもとにさっそくお店まで食べに行くことにしました!店頭の奥にある飲食スペースでオーダーする『シハチ鮮魚店』の丼メニュー『シハチ鮮魚店』の店頭にはその日に仕入れた新鮮な魚や加工品などがズラリと並んでいます。北海道ならではの様々な魚を見るだけでも楽しいですが、この店の奥に飲食スペースがあり、こちらで海鮮丼をいただけるとのこと。店頭の魚をじっくり見学したい気持ちを抑えつつ、飲食スペースで「シハチの市場海鮮丼」(1490円・税別)をオーダーすることにしました。「シハチの市場海鮮丼」1490円(税別) オーダーから数分後。目の前に「シハチの市場海鮮丼」がサーブされました。そのビジュアルを見てびっくり。様々な魚種がうねるように盛りに盛られています。どこから箸を入れれば良いか迷うほどですが、果たしてどれだけのネタがのっているのでしょうか。店員さんに聞くと、この日はスズキ、サメガレイ、クロダイ、本マグロ、カニ、ホタテ、ニザダイ、青ソイ、タチウオ、サワラ、生サバ、シメサバ、サーモン、ヒラメ、マナガツオなど16種類とのことでした。この日は16種の魚が「シハチの市場海鮮丼」に使われていました ネタの内容や数は仕入れ次第で異なるそうで、この辺は運に頼るしかないそうです。また、「シハチの市場海鮮丼」には別皿でゴマ、ネギなども添えられているほか、醤油も「特製九州醤油」「特製昆布醤油」の2種を使うことができるのも特徴。旨い魚を、人それぞれの好み通りに美味しく食べてもらえるよう、お店からの配慮がなされている点も好印象です。北海道ならではの魚がズラリ乗ったお値打ち海鮮丼!左上から時計回りに「サメガレイ」、「本マグロ」、「ニシダイ」 さっそくいただきましたが、どれも鮮度抜群のプリプリのネタばかりです。特に筆者が気に入ったのが「サメガレイ」、「ニザダイ」、「本マグロ」。いずれもたった今、〆ておろしたかのようなツヤツヤとした身が印象的です。「サメガレイ」は独特のプリッとした食感を持ちつつも、味わいはあっさりと上品。また「ニザダイ」もまた独特の弾力があり、さっぱりした味の中にも奥深い旨さを感じられました。さらに「本マグロ」は、中トロ~大トロのような見た目で脂のりも十分。白身魚とはまた違う濃厚な口当たりで、海鮮丼のご飯がどんどん進む絶品のネタでした。 東京ではなかなか食べられない、鮮度の良い魚がこれだけのって1490円(税別)というのはかなりのお値打ち価格。『シハチ鮮魚店』は、海鮮丼好きにとってはかなり穴場のお店だと思いました。居酒屋が先だったが「日常の食卓においしい魚を」という思いで鮮魚店もスタート!『シハチ鮮魚店』に飾られていた2019年の「第14回居酒屋甲子園」北海道地区大会で優勝した賞状 この『シハチ鮮魚店』を運営するラフダイニングの営業部長・中村文人さんに話を聞いてみました。「もともと『シハチ鮮魚店』は海鮮系居酒屋でした。街中では市場や昔ながらの魚屋さんが減り、『魚を買おう』と思ってもスーパーでしか買えない状態。そこで『スーパーよりも鮮度が良い魚を安く販売したい』という思いから、『日常の食卓においしい魚を。』をコンセプトに『鮮魚店』×『昼飯(海鮮丼)昼呑み』×『居酒屋』×『テイクアウト』×『デリバリー』という5業種の楽しみ方ができる店を2019年夏にリニューアルオープンさせ、屋号も『シハチ鮮魚店』としました。『シハチ鮮魚店』の“シハチ”の名前の由来には『2048年問題』というものがあります。2006年に発表されたアメリカの科学雑誌『Science』に掲載された論文に由来していまして、海洋環境の悪化により『2048年には海から食用魚がいなくなる』という内容です。私たちも海の資源保全のために貢献したいと考えており、まだ世間的にはあまり知られていない魚介類を積極的に活用しています。これが屋号『シハチ鮮魚店』に込めた想いです。 私自身、もともと飲食畑出身ではなく、流通業界(水産仕入)をメインとする仕事をしていたこともあり、独自のネットワークを活かした買い付けには自信を持っています。魚の鮮度、価格の安さには特にこだわっています。『地元価格』で海鮮丼を提供させていただいておりますので、観光で訪れたお客さまも、ぜひ一度ご賞味いただければ嬉しいですね」(ラフダイニング・中村文人さん) ちなみに、『シハチ鮮魚店』は2019年の「第14回居酒屋甲子園」では北海道地区大会で優勝したお店としても知られています。そのポテンシャルの高さは、すでに地元・札幌では一定の評価がなされているようです。ネタも価格も極上海鮮丼、札幌に行かれる機会がある方はぜひ足を運んでみてください!(撮影・文◎松田義人)●SHOP INFO店名:シハチ鮮魚店住:北海道札幌市北区北24条西2丁目1-13 ベアーズ24TEL:011-729-0066営:10:00~22:00(LO:21:30)※海鮮丼の提供は11:00~15:00(L.O.14:45)、16:00~22:00(L.O.21:30)休:水曜 

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シハチ鮮魚店
place
北海道札幌市北区北24条西2丁目1-13 ベアーズ24
phone
0117290066
opening-hour
月-日・祝前日・祝日 10:00-24…
すべて表示arrow
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買った魚を奥で食べる! Instagramで話題シハチ飯

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更新日:2024/04/20

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