札幌市民が熱愛するB級グルメ!『さえら』の絶品「タラバガニのサンドウィッチ」が旨い理由とは?


2022.05.03

食楽web

札幌・大通の都心ビル地下3階にある名店『さえら』のサンドウィッチ | 食楽web 札幌の名物グルメといえば、ラーメン、ジンギスカン、海鮮丼などがまず頭に浮かびますが、実は地元の人たちの間で連日行列ができる名物サンドウィッチがあります。そのサンドウィッチを提供するのが札幌市営地下鉄・大通駅に直結する都心ビルの地下3階にある喫茶店『さえら』です。(食楽web) 立地は、札幌市営地下鉄・大通駅に直結する都心ビル。この地下3階に『さえら』があります。一見ごく普通の喫茶店のように見えますが……。メニューを見ると、無数のサンドウィッチが! 店頭のメニューを開くと、ズラリと並ぶサンドウィッチの数々。その数は15種類にもおよびます。「たまご」「ポテトサラダ」「ハム」「フルーツ」などの定番サンドだけでなく、「たらばがに」「スモークサーモン」「スモークチキンサラダ」「バストラミビーフ」「ねぎチャーシュー」「焼きもろこし」といった独創的なサンドもあります。これは気になる! というわけで筆者もこの独創的サンドを求めてお店に行き、店頭でいただくことにしました。『さえら』ならではの5種・3セットをオーダー!「たらばがに&カレーコロッケ」1040円(税込)『さえら』のサンドウィッチは各メニュー単品での販売はなく、なんらかのセットとなります。例えば「たらばがにサンド」が食べたい場合でも、「たらばがに&たまご」「たらばがに&ポテトサラダ」といった具合に別のサンドウィッチとオーダーする仕組み。どれか一つのサンドウィッチだけでなく、様々なメニューを楽しむことができる画期的な仕組みだと思いました。 メニュー豊富なので、何を頼むべきか少々悩ましいところもありますが、筆者は「たらばがに&カレーコロッケ」「たらばがに&パストラミビーフ」「フルーツ&焼きもろこしコロッケ」の3セットをオーダー。いずれも『さえら』でしか食べられない味を楽しみたいと思ってのチョイスです。 さっそく「たらばがに&カレーコロッケ」からいただきます。『さえら』では午前中でほぼ売り切れてしまうという「たらばがに」は、たらばがにの身が、コールスロー風サラダに贅沢に和えられたもので頬が落ちるほどの味。確かに『さえら』でしか味わうことができない、クセになるような味でした。「たらばがに&パストラミビーフ」990円(税込) 対する「カレーコロッケ」はカリッと揚げられた密度のあるカレーコロッケとキャベツの相性が素晴らしく、食べごたえも十分。それでいてどこか品の良い味でもあるのが『さえら』ならではのように思いました。 また、『さえら』の名物の一つでもある「パストラミビーフ」は、食べやすいよう細かく刻まれたパストラミビーフの肉感とほど良い塩加減が、フレッシュなレタスと合わせていただくことでこれまた絶品!「フルーツ&焼きもろこしコロッケ」850円(税込)※焼きもろこしは店内のみで食べることができます「フルーツ」は上品なクリームの控えめな甘さが、ゴロッと入ったイチゴ、黄桃(缶詰)、キウイ、リンゴなどの味を引き上げるような印象。それでいてボリューミーなところも嬉しいです。 最後にいただいた「焼きもろこし」は店内のみでいただけるサンドウィッチで、丸っとしたかわいいコロッケの中に、つぶつぶのコーンが入ったもので、食感・味とも楽しい一品でした。揚げ物系サンドウィッチは、オーダー後、一つ一つ揚げて挟んで出す徹底ぶり!『さえら』代表の田村大さん いずれのサンドウィッチも、『さえら』ならではの独創性を感じる一方、細部まで丁寧に作られている奥深い味わい。それでいて厚切りのパンで挟まれていることから、食べ応えも十分、どこを取っても最高のサンドウィッチばかりでした。最後に『さえら』代表の田村大さんに話を聞きました。「当店は私の父が1975年に創業しました。当初は、札幌市内の別の場所で喫茶店をメインとして営業をし、サンドウィッチを含む食事もご提供させていただいていましたが、そのうち『さえらのサンドウィッチが美味しい』とビジネスマンの方達を中心に評判になりました。 1990年に現在の大通の都心ビルの地下にお店を移転し、サンドウィッチが名物となったという感じです。ありがたいことに、午前中はほぼ毎日行列ができるほどのご支持をいただくようになりました。地元のお客さまはもちろん、コロナ禍以前は、道外の方や外国人の方が新千歳空港から札幌市内に来てすぐにキャリーバッグを持って買いに来ていただくなんてこともありました。このため、一時は地元のお客さまから『買えないじゃないか。もうダメだね』なんて言われることもありましたが、最近はちょっと落ち着き、地元のお客さんに再び召し上がっていただけるようになりました」(『さえら』田村大さん)その豊富なメニュー群の全てを食べたくなるほどの『さえら』のサンドウィッチ『さえら』の数多くあるサンドウィッチメニューの中でもすぐに売り切れてしまう「たらばがに」サンドは、あるきっかけで考案されたものだそうです。「当初は、ある北海道物産展用に作ったメニューだったんですよ。当店があるバイヤーの方の目に止まり『北海道物産展に出店してくれないか?』とお声がけをいただいた際、『目玉メニュー』として考案したものでした。これが注目されるようになり、今では昼前には売り切れてしまう人気メニューになりました。 一方、当店は『たらばがに』だけでなく、他のメニューもこだわって作っています。たとえば、揚げ物系のサンドウィッチは必ずご提供する直前にフライヤーで揚げ、熱々の状態のものを挟んでお出ししています。この間、お客さまには待っていただくことになり申し訳ないですが、一番美味しい状態でご提供させていただけるようにしています。 ベーシックなサンドウィッチから、当店ならではのサンドウィッチをご提供させていただくことで、老若男女どんなお客さまにも満足していただけるように考えています。メニューを豊富にご用意しているのもそのためです。毎日来ていただいても飽きないようなサンドウィッチですので、是非一度ご賞味いただければありがたいですね」(『さえら』田村大さん) 独創的で繊細、そして食べる人に対して最大限の配慮をする『さえら』。地元・札幌の方はもちろん、札幌に行く機会のある方は是非一度食べてみてください!(撮影・文◎松田義人)●SHOP INFO店名:さえら住:北海道札幌市中央区大通西2 都心ビル B3FTEL:011-221-4220営:10:00~18:00、土曜、日曜、祝日10:00~18:00休:水曜 

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札幌 サンドイッチの店 さえら
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4.0

218件の口コミ
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北海道札幌市中央区大通西2-5-1 都心ビルB3F(地下鉄大通駅19番出入口直結)
phone
0112214220
opening-hour
10:00-18:00(L.O.17:00)
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