魚介がこぼれそう!『佃 瀧三郎すし』(浅草)で1kg超のデカ盛り海鮮丼「金メダル丼」と「巨大中落ち」を食べてきた


2022.01.23

食楽web

食楽web 浅草の花やしきの近くに、最近地元で話題になっているお寿司屋さんがあるんだよ~。という話を聞き、向かったのは『佃瀧三郎すし 浅草店』。豊洲の仲卸直営のお寿司屋さんで、安くてボリュームがあって鮮度もいいと評判とのこと。飲食店の多い浅草で評判にないるということで期待が高まります!メニュー。器からネタが溢れんばかりの海鮮丼。そしてもう一つ気になったのが骨つきの中落ち! 席に着き、早速メニューをチェック。豊洲市場直送、仲卸の海鮮丼と書かれたその名も「金メダル丼」。2020円という値段も、オリンピック感出してます。 そして、メニューの中でもうひとつ気になったのが、「てめぇで中落ち」。どうやら骨つきの中落ちをスプーンでかいて食べるようです。すごい、豪快メニュー。そして値段が800円と安い。「金メダル丼」目当てで来たけれど、中落ちもすっごく気になる。ということで、思い切って2つとも注文!の大トロ入りで驚異の高さ20cm!「金メダル丼」1136g「金メダル丼」2020円。ねぎま汁、デザート付き。ネタは日替わり 先にやってきたのは「金メダル丼」。そびえ立つ海鮮タワー状態です。早速計測。直径14cmの丼に高さ約20cm。重さは1136g(器の重さは除く)。もちろん中の酢飯は見えません。「今日のネタは大トロ、中トロ、赤身2カンにヒラメ、タイ、カンパチ、ブリ、スミイカ、エビ、アジ、ホタテ、サーモン、タコ、イクラ、トビコ、玉子ですね」。全16種! もちろん仕入れや季節によってネタの中身は変わります。スマホを余裕で超える高さ約20cm。絶妙なバランスで盛り付けられているのもすごい そして、山盛り丼でお約束の質問。これ、どこから食べればいい?「お皿を別にお出ししておりますので、お刺身を一旦移動させてから食べられるお客様がほとんどですね」。ということで、エビやホタテ、サーモンなど山頂部をいくつか移動し、酢飯が見えてきたところで食べ始めます。 まずは、サシが綺麗に入った美しい大トロから。握り寿しだと白身から、なんて言うけれど、こんなに魅力的な大トロ、真っ先に食べたい! 一口食べたら溶けた。すーっと溶けた。こんなにいい部位、入れちゃって大丈夫? と思える美味しさです。続いてタイ。ブリっとしていて上品な甘さ。やばい。止まらなくなる!中トロを酢飯と一緒に。こっち側の山の斜面の構成は上からとびこ、いくら、サーモン、マグロの赤身、タイ、隣がアジ「公式にはシャリが約500gに山盛りの切り身とネギトロ、あとはぶつ切りにした白身やマグロなんですよ」。と話すのは、広報担当の細川さん。「『金メダル丼』の中心部分には、ネギトロに魚のぶつ切りを混ぜたもの、その下にマグロと白身のぶつ切りが入っています」。確かに、食べ進めてみるとネギトロ部分にもお魚がゴロゴロと入っている。贅沢な海鮮丼だ~。 これだけ種類があると、いろんな楽しみ方ができます。酢飯の上に、いくらとサーモンで一口サイズの親子丼とか、トビコといくらでダブルプチプチとか。一個ずつしみじみ味わうのもいいし、酢飯を挟んで合わせ技で味わうのも楽しい。そもそも、握りで頼んだ場合、このクオリティのネタ16種を2020円では味わえない。メニュー写真よりでかい! 想像以上の巨大「てめぇで中落ち」1113g大皿に乗ってやってきた「てめぇで中落ち」800円。スプーンとビニール手袋も一緒に卓上に 続いてやってきたのが、メニューに載っている写真よりでかい「てめぇで中落ち」。想定以上の大きさです。まずは計測。横幅30cm、奥行き16cm、一番厚みのあるところで約4cm。重さは1113g(器の重さを除く)。まぁ、骨などもあるので、可食部はそれより少ないけれど。インパクトがとにかくすごい。「両面から中落ちが取れるので、ひっくり返してくださいね~」とお店の人。そうですよね、中落ちってマグロの芯の部分だもんね。 片方に菊、もう片方にネギ、ワサビ、シソ、刻んだたくあんが乗っています。黄色と緑が映える。で、スプーンと手袋が一緒に来たと言うことで、手袋をはめ、スプーンでかきだします。スマホが小さく見えるほどの大きさの中落ち。マグロがこんな形でお皿に乗っているの、初めて見たかも「『てめぇで中落ち』は個数限定ではなく、なくなり次第終了、ですね。主に生の本マグロの中落ちです。日によっては大間のマグロの中落ちをお出しする日もあるんですよ」。 さすが豊洲の仲卸直営のお店。マグロを丸ごと仕入れるからこそのメニューです。「このサイズの中落ちを800円で食べられるお店はなかなかないかもしれません。仲卸だからこそできる大きさとお値段なのでオススメですよ」と細川さん。確かにお得すぎます。スプーンでかくとこんな感じ。最後まで綺麗にこそげ取ろうと、なぜか必死になってしまう「金メダル丼」で大トロ、中トロ、赤身と味わったのに、また一味違う「中落ち」。一緒にだしてもらえる手袋をはめて、スプーンで豪快に身をかいていきます。これがなかなか楽しい作業。普段お目にかかれないような中落ちだし、子供とか喜びそうだな~。大きいので誰かとシェアして食べるのもいいかも。このご時世なので手袋がついてくるのは安心ですね。 さほど力を入れずにすっと身が剥がれ、ある程度お皿にとったあと、まとめて一口! 切り身とは違うエアリー感? こっちもさらっと溶けていくような美味しさです。マグロってすごい。部位によって本当に口当たりも食感も違う。そして飽きない。せっかく自分のために命を捧げてくれたマグロさんのためにも、取り残しがないよう、丁寧にスプーンでかいて、片面が真っ白になったら裏面へ。両面あるって、なんか得した気持ちになります。「良質のネタをお手頃な価格で提供させていただいているので、お客様に喜んでもらえるのが嬉しいですね」(寿司職人の徳永さん) 寒い時期のお店のオススメを聞くと「冬季限定の鍋ですね。フグ鍋は1500円、ブリしゃぶ鍋は1200円でご用意しています。一名様用の小鍋でのご提供なので、温かいものを食べたいお客様や、おひとりでご来店させる方でもお気軽にご注文いただけますよ」。握りをいくつか頼んで鍋、いい流れかも。「もしお酒をメインに気軽にお刺身を楽しみたいなら、系列の立ち飲み店『魚べろ 佃瀧三郎』もおすすめです。浅草からほど近い駒形に店舗があって、魚介類のつまみを160円~380円ほどでご提供しています。寒い時期は手作りのあん肝や白子も人気です」。平日の16時~18時はハッピータイムとしてお酒がサービス価格に。せんべろにも良さそうです。「金メダル丼」目当てで行ったら、想定外の豪快中落ちで驚愕2連発だった『佃 瀧三郎 すし 浅草店』。確かにネタのクオリティに比べて激安、そしてボリューム感があり、大満足の2品でした。こっちでランチに「金メダル丼」食べて、浅草観光してから駒形まで歩いて、夕方に魚べろでお酒とつまみを楽しむ、なんてのもいいかもしれません。「金メダル丼」は立石、錦糸町のお店でも食べられます。また、1kg超えのボリュームはちょっと、という場合は酢飯少なめで注文も可能です。ちなみに「金メダル丼」、「てめぇで中落ち」はテイクアウトはやっていないので、各店舗で楽しんでください。(取材・文◎いしざわりかこ)●SHOP INFO店名:佃 瀧三郎 すし 浅草店住:東京都台東区浅草2-14-1 森ビル1FTEL:03-5830-6606営:11:30~14:30、17:00~21:30 (L.O.各30分前)休:毎週月曜・隔週火曜(祝日の場合営業) 

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