高さ18cm!? 『月島もんじゃ こぼれや 結』で本当にこぼれちゃうほどのボリュームのもんじゃを食べてきた


2022.01.10

食楽web

食楽web 大盛り、デカ盛りの取材を続けていると、時々気になる店名を見つけたりします。過去には『デカ盛り戦隊 豚レンジャー』や『とんかつ まんぷく』、『ジャンボステーキ はらぺこや』など。店名から大盛りデカ盛りが想像できる店を見つけると、店の近くで働いていたり住んでいたりする知り合いに聞いたり、ネットで検索したり。『月島もんじゃ こぼれや 結』も店名を聞いてワクワクしたお店。“こぼれや”、ってことは、こぼれるほどのボリュームってこと? 寿司店で時々目にするこぼれ寿司って言えばネタ山盛りのイメージ。ということで、本当にこぼれるほどのボリュームがあるのか、実際に食べに行ってみました!もんじゃの店というより和食の店? 落ち着いた雰囲気の店内。カウンター席とテーブル席がある 店に入り、まずはメニューをチェック。マグロの希少部位入りの「まぐろ」(1859円)や、ベビースターソース入りの「昔ながら」(1309円)、広島産大ぶりの生牡蠣入り「牡蠣味噌」(1859円)など、一つ一つ、もんじゃ初心者でもわかるよう丁寧な説明が書いてあります。 値段からしておそらく2~3人前? でもまぁ、もんじゃって何人かでワイワイ食べるイメージだから、そんなもの? 店の人に、初めて食べに来た場合のおすすめを聞くと、「こぼれや」(2035円)がオススメとのことなので、これに決定!写真入りで一つ一つ、丁寧に説明が書いてあるメニュー。こんなところも和食のお店というか割烹のお店みたい メニューを見ると「こぼれや」は、豊洲の仲卸業者から仕入れた新鮮な食材(赤海老、穴子、牡蠣、ホタテ、あさり、イカゲソ)をあふれんばかりに盛りつけます。創業当初より店名を冠した看板商品、月島一の豊洲海鮮盛りを昔ながらのソースで、などが書かれています。「海鮮もんじゃですね。江戸前の穴子や、赤海老などに、キャベツ、三つ葉、生姜、揚げ玉などが入ったもので、こだわりのソースが味の要。他にはないもんじゃなんですよ」と話すのは店長の佐藤博之さん。公式的にはダシ280g、キャベツ220g+魚介類でボリュームにも自信ありとのこと。期待が高まります。スプーンで支えないとこぼれ落ちそうな「こぼれや」高さ約18cm!「こぼれや」2035円。頂上には小エビと極細サキイカ。もぉ絶対こいつら、いい味出してくるでしょ! 待つこと数分。目に前にやってきたのは、高く盛られた焼く前のもんじゃ。キャベツの山から赤海老などがちょこっと顔を出し、江戸前アナゴがくるっと巻きついている? 刺さっているスプーンが山を支えているような感じです。 早速計測。直径15.5cmの器に、高さ約18cm。重さ876g(器の重さを除く)。器の高さが8cmなので、約10cmの山、ということですね。 計測が終わったところで、お店の人にもんじゃを焼いてもらいます。ここは基本的にお店の人が焼いてくれるスタイル。ただ、自分で焼きたいという人がいる場合は、好きに焼かせてもらえるそうです。高さ約18cm。アナゴの存在感がすごい。豊洲に近い月島だからこそ出せる贅沢もんじゃ そして焼き始めて改めて納得。穴子とか赤海老とか、もんじゃで食べるときは細切れに。お店の人がヘラでバンバン細かくしていき、全体を一体化していきます。お好み焼きの時はそのままの形が残るけれど、もんじゃだもんね。キャベツや貝類、さきいかなどが一気に一つになってきます。赤海老の頭だけがここにいるよ~、って感じです。「もんじゃはおこげが美味しいのが大前提。ダシがしっかりしているので、具材も焦げも、もちもちして美味しいですよ」と佐藤さん。確かに、旨みの塊感がすごいかも。そして焼き始めると、ジュワジュワ焼ける音、ソースの香りなどがグイグイアピールしてきます。やばい、早く食べたい。たまらん!「新年会や合コンなどにオススメのコースプランもあるのでぜひ」(もんじゃを焼くならお任せ! 店舗営業部の小西達也さん) 卓上には、もんじゃの焼き方の説明も写真付きで置いてあります。鉄板に具だけを乗せて、刻みながら炒める⇒具がしんなりしたら円状に土手を作る⇒土手に出汁を流し込み、とろみが出るまで待つ、など。だから、最初のもんじゃは焼いてもらって、2枚目以降は自分でチャレンジしてみるのもいいかも。完成形。約37×29cm。中央のオレンジ色に見えるのは赤海老の頭。穴子もほどよいサイズで存在感を出している 出来上がったもんじゃ、楕円形ですが一応計測すると、幅約37×奥行き29cm。これ、一人で食べるのは大変かも。 ちなみにこれ、何人前なんですか?「特に何人前、とかはないですね。一人でももちろんいいし、大勢で少しずつ味わっていろんなもんじゃを食べてもいいので」。カウンター席があるってことは、1人または2人で食べる人もおそらくいると思われます。 熱々のところを一口! 最初はトロトロ、ソースの旨みがブワッと口の中に広がった後、だしの旨みやたまたま掬ったところにいた貝や穴子など具の美味しさがやってきます。穴子ふわふわ、貝やゲソはプリプリ。キャベツはトロッとシャキッの間ぐらい。小さいヘラで少しずつとっていくのも楽しい。海鮮もんじゃとのペアリングに最適!芋焼酎「佐藤」芋焼酎「佐藤」白759円、黒1089円。他にもいろんな地域の焼酎が棚に陳列されている「うちはもんじゃ屋の中でもお酒の種類が多いのが売りの一つ。だからお酒と一緒にもんじゃを味わっていただきたいですね」と小西さん。一番人気はビール(グラス715円)ですが、焼酎は麦、芋、泡盛など種類豊富なほか、日本酒も13種あり、中にはワインもあります。 そして恒例の質問。味に飽きてきたらどうしたらいい?「卓上に粉山椒、一味、黒七味が置いてあるほか、コショウや醤油もあるので、こちらを振りかけていただければ」。おお~、味変、ってことですね。 ちまちま食べ進めるうちに、いい感じのおこげもでき始め、くるっと巻きとって取り皿に。パリッとふわっとのいい感じ。苦味より香ばしさを感じます。あ~これ、酒が進むのがわかる。そして卓上の山椒をかけるとちょっと品のある感じに、そして一味をかけるとキリッと華やかに。だから最後まで飽きることなく、気がついたら完食。 歩いてすぐの場所に本店もあるので、こっちのお店が満席だった場合、本店の方に案内してくれることも。なのでちょっとのぞいて満席でも諦めずにお店の人に声をかけるのがオススメ。下町駄菓子屋的なもんじゃではなく、大人の楽しむワンランク上のもんじゃ、といった雰囲気と味わいのお店です。(取材・文◎いしざわりかこ)●SHOP INFO店名:月島もんじゃ こぼれや 結(むすび)住:東京都中央区月島3-14-2TEL:03-3520-8779営:17:00~23:00、土曜12:00~15:00、17:00~23:00、日祝12:00~15:00、17:00~22:00(L.O.各60分前)休:なし 

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月島もんじゃ こぼれや 結
rating

4.0

5件の口コミ
place
東京都中央区月島3-14-2
phone
0335208779
opening-hour
月-金・祝前日17:00-23:00(L.O…
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更新日:2024/04/19

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