スープカレーブームの火付け役『マジックスパイス』札幌本店で人気No.1の「北恵道」を食べてきた!


2021.11.27

食楽web

食楽web 2000年頃、札幌を中心に北海道で大ブームとなったご当地食「スープカレー」。現在ではすっかり市民の味として定着し、札幌市内におけるスープカレー専門店は200店近くにも及ぶそうです。 その歴史は意外にも長く、1970年代に老舗喫茶『アジャンタ』が提供した「薬膳カリィ」がスープカレーの原型と言われています。そして1990年代には「スープカレー」の名づけ親『マジックスパイス』が誕生しました。 今では家庭料理としても親しまれ、スープカレーと聞いたら味の想像ができるくらいに浸透しているかと思います。しかし、『マジックスパイス』のスープカレーは、イメージを覆す一品! 札幌に来たらぜひ本家の味を味わってもらいたいのです。 外装も内装も一言でいうと、ド派手! 周りは住宅街で初来訪だと道に迷うかと思いきや、一発で発見できるほどわかりやすい見た目です。店内にはインドネシアの雑貨や服飾の販売もあり、エンターテイメントとしても楽しめる店となっています。 実は東京・下北沢に姉妹店がありますが、メニュー数は圧倒的に本店の方が多いのです。特に、チキンと道産野菜たっぷりの「北恵道(ほっけいどう)」や、“行者ニンニク”(味はニンニクやニラに似た山菜)入りの「フランクナガイ」など、北海道ならではのご当地食材を使用したメニューや、札幌市にゆかりのある“初音ミク”とのコラボメニューなど目白押し。 激辛マニアにも定評があり、辛さは7段階から選べます。店のおすすめは「涅槃(ねはん)」ですが、そこそこ刺激が強めなので、辛さが苦手な人はもう少し下のランクを選んでおくとよいでしょう。逆に激辛マニアなら、最高ランクの「虚空」や「天空」の用意もあります。(あまりの辛さに文字通り虚空を見つめることになるかもしれませんので、注文の際はお気をつけください……) ちなみに辛さを追加する前のベースの味はまったく辛くありませんので、小さな子どもでも安心して食べられます。栄養&ボリュームも満点! 人気no.1メニュー「北恵道」の魅力とは?ラム肉と野菜の限定メニュー「チンギスハーンカレー」1518円『マジックスパイス』のスープカレーは、「ソトアヤム」というインドネシア料理から着想を得たメニューで、厳選した約30種類のスパイスに、甘い・辛い・酸っぱいの三拍子が揃った複雑な味を楽しめます。 特徴的なのが、スープの中に野菜がたっぷり入っている点。スープカレーは素揚げやグリルした野菜、肉がトッピングされているものが多い中、こちらではスープとともに野菜が煮込まれています。野菜の甘さと出汁がしっかり溶け込んでおり、スパイシーでありながら滋味深く、薬膳的な魅力があるのです。北恵道(1254円)※ランチタイムはこの値段から110円オフ 人気No.1のメニューが「北恵道」。豪快な骨付きモモ肉が1本、ゆで卵やえだまめ、ミックスビーンズ、キャベツ、ジャガイモ、ニンジン、大根、インゲン、ズッキーニ、もやし、水菜、ナス、じゃがいも、コーンなど、気が付いただけでも15種類もの具材が入っていました。野菜も豆もゴロゴロ入っていて、ライスを食べるのを忘れてしまうほど 野菜は地元で採れた新鮮なものばかり。甘みも旨みも濃く、スープカレーというよりも上質なカレースープを飲んでいるという表現が近いかもしれません。丼いっぱいの野菜とスープで、めちゃくちゃ体に良いことをしている感じ! ポイントは、サフランライスに添えられたパイナップル。見逃しがちですが、これが最高の相棒なのです。しっかり冷えていますので、終盤で食べると口の中がリフレッシュされ、ほどよい甘酸っぱさがスパイシーなカレーによく合います。 ボリュームがあり、大食漢でもスープまで飲み干すとお腹が膨れるでしょう。体の内側はポカポカ温かく、スパイスにより活力がみなぎってくる感じ。むしろ食べた後が最高に気持ち良い! 煩悩やけがれまでも流れる汗とともに浄化されていく気分になります。 スープカレーの元祖にして、オンリーワンの味。ぜひ札幌本店で味わってみてください。(撮影・文◎亀井亜衣子)●SHOP DATAマジックスパイス住:北海道札幌市白石区本郷通8丁目南6-2TEL:011-864-8800営:11:00~22:00(15:00~17:30は休み ※土日祝日は通し営業)休:水・木曜日http://www.magicspice.net/ 

read-more
マジックスパイス 札幌本店
rating

4.0

41件の口コミ
place
北海道札幌市白石区本郷通8丁目南6-2
phone
0118648800
opening-hour
【月・火・金】[ランチ]11:00-…
すべて表示arrow
no image

この記事を含むまとめ記事はこちら