連日満席! 大阪に来たら一度は食べるべき『コロンビア8』の「キーマカレー」が旨い理由


2021.11.16

食楽web

食楽web あらゆる地域で存在するカレー屋さん。老舗カレーから創作カレー、スパイスカレーなど、今ではどの街でも様々な種類のカレーが楽しめますよね。 今回ご紹介するのは、大阪・北浜にある連日満席の人気カレー店『コロンビア8』。誰も真似することのできない独自に生み出された「スパイスカレー」は、大阪の人だけでなく、他府県から訪れる人も多く、人気を博しています。入り口には「カレー&酒」の黄色い看板が カレーに対する熱い思いを持つ店主、“オギミ〜ル☆”が作るスパイスカレーは、「甘い・辛い・苦い・酸っぱい」という味覚全てを体感できるのだそう。つまり、「香りと向き合い、頭で食べてもらうカレー」だとオギミ〜ル☆。 今回は、『コロンビア8』を初めて訪れる人にぜひ味わってほしい「キーマカレー」をいただいてきました。それでは香りに向き合いつつ、じっくりと味わってみたいと思います。香りをイコライジングする「キーマカレー」。どんな味わい?「キーマカレー」900円 お皿いっぱいに広がるルウと、真ん中に丸く鎮座する麦飯。30種類以上のスパイスが入ったカレールウにはインゲン、カシューナッツ、レーズンが入り、麦飯の上には甘めに仕上げた玉ねぎピクルスとししとうが乗っています。 カルダモンやクミンなど多彩なスパイスが使われ、刺激的な辛さの中にもインゲンの食感やレーズンの甘さなどが混ざり合い、一口ごとに味変が楽しめるのも魅力です。30種類以上のスパイスと食感を楽しむキーマカレー 麦飯の周りをルウで囲んだスタイルは、美味しく、上手にカレーを食べてもらうために考案されたもの。注目すべきはライスの上の“ししとう”。「スイカ×塩のように、ししとうの苦味×カレーの味をバッティングさせることで、それぞれの味覚を際立たせる効果が得られるんです。右手にスプーン左手にししとうは大阪の常識ですよ!」(オギミ〜ル☆)。 最初にししとうを食べ、カレーをひと口食べると、「このカレーは一体、何者!?」と驚愕。複雑なスパイスの香り、味わいが一気に広がり、レーズンや玉ねぎの甘さ、カシューナッツやインゲンの食感が共鳴しあいます。まさに、大阪ならではのにぎやかな演出とでも言いましょうか?「酸っぱさ」はグレープフルーツジュースで足す このキーマカレーに欠かすことのできない存在が「グレープフルーツジュース」です。辛いと思った時にこのジュースを飲むことで、舌の味覚がリセットされるそう。苦味と酸味のバランスが、よりカレーを美味しく感じさせてくれる仕組みになっているんですね。 食べ続けていると辛さが増してくるので、グレープフルーツジュースを挟む。このことで、最初に口にしたときに感じたスパイスの風味を何度でも楽しめるのが新鮮!スパイスがふんだんに使われているのがわかるルー。今にも香りが漂ってきそう「香りをイコライジングする」と語るオギミ〜ル☆。もともとDJをしていたそうですが、とあるカレーを食べたことがきっかけで、スパイスカレーの店を開きました。その後は理想のスパイスカレーを求めて、試行錯誤の繰り返し。そんな中でひらめいたのが、「自分の音感をスパイスに当てはめる」ことだったと言います。 体に染み付いた低音・ミドル・高音の音感をスパイスに当てはめてみると、何かを閃いたように現在のカレーが完成したのだとか。この閃きこそ、誰も真似することができないオリジナリティーあふれるカレーを生み出しているのでしょう。スパイスが立ち込めるこじんまりした店内 スパイスカレーに対して徹底したこだわりがありながらも、来店したお客さんに気さくに声をかけるオギミ〜ル☆。「辛さは大丈夫ですか?」、「このカレーで今日は夜まであったかいね」。オギミ〜ル☆との大阪人らしい楽しい会話も、リピーターが多い理由なのかもしれません。(撮影・文◎道面 梓)●DATAColumbia8http://columbia8.info 

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Columbia8 堺筋本町店
place
大阪府大阪市中央区南久宝寺町1-9-2 103
phone
0661216985
opening-hour
月-土 11:00-15:00火・木・金 …
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