これぞ東京遺産! 明治17年創業、連日完売の「空也もなか」(銀座)の魅力とは?


2020.02.20

食楽web

食楽web 古くから東京で変わらぬ味を守り続ける「東京遺産」の名品たち。それらには、長く愛され続ける理由があります。銀座『空也』の外観。この昔ながらの佇まいに誘われます 今回ご紹介するのは、銀座の老舗和菓子店『空也(くうや)』。この店の代名詞ともいえる「空也もなか」をご存知でしょうか。東京の名品土産としても必ず名前があがり、予約でしか買えない日もあるほど人気を呼んでいます。その愛され続ける理由を、5代目の山口彦之さんに伺いました。「朝作って、その日のうちに売る」姿勢に脱帽『空也』は明治17年、上野・池の端で開業しました。しかし、戦災のために店が焼失。昭和24年に、現在の銀座6丁目並木通りに移転しました。 “もなか”をはじめとする『空也』の和菓子は、夏目漱石など多くの文豪が愛したことで知られ、その味わいは時代によって素材の違いによる差はあれど、変わらない美味しさを届けています。店内には予約商品が所狭しと並んでいます。この日は当日購入できる分も! なかでも「空也もなか」は、予約しないと手に入れることが難しい人気商品。朝から仕込んだ餡で仕上げた「もなか」は、1日8000個ほど作られますが、あっという間に完売してしまうのです。「朝早くから作って、その日のうちに売る。こんなバカな商売しているところ、他にないでしょう」。たまたま出くわした4代目がそう、話してくれました。しかし、その姿勢こそが、安定した美味しさを守る秘訣なのでしょう。作った餡を機械で“もなか”に詰め、品質などをチェック。5人ほどの職人が分業制で『空也』の和菓子を作っています もなかは、焦がし皮。これに餡がたっぷりと入っています。餡は、北海道・十勝の指定農家で作られる“小豆”と、白ザラメ、水飴を絶妙なバランスで配合し、4時間ほどかけて炊きあげます。どこか懐かしさを感じるほっこりした餡は、すっきりとキレのある甘さで程よい余韻を残します。品質チェックを通った“もなか”は、型崩れしないように綺麗に並べていきます 餡を包む「もなか」は創業当初、焦し皮ではなかったそう。「ある日、9代目団十郎を訪問した際に、火鉢で一寸焦がして食したものが美味しかったため、それをヒントに今の“焦し皮”になった」といわれています。なんども食べたくなる飽きのこない美味しさ一つ一つに刻まれた「空也」という文字が素敵 箱を開けると、整然と並ぶ“もなか”の佇まいに見惚れます。ふわっと焦し皮の香りが漂い、その香ばしさと優しい甘さの餡が口の中で絶妙に絡み合います。手の平にすっぽり包まれる大きさもあり、もう一つ…とつい、手が伸びてしまいます。化粧箱10個入りは1200円 もちろん、添加物や保存料は一切使っていません。自家用箱と贈呈用向きの化粧箱入りがあり、10個から購入可能。1個あたり100円ほどという買いやすい値段も、うれしいですね。購入にはぜひ、余裕を持って予約しましょう。 銀座に赴き、風情あふれる『空也』の門をくぐって、ここでしか出会えない名品を手に取る。少し手間をかけて買った「空也もなか」を味わう瞬間、感慨もひとしおです。(撮影・文◎草地麻巳)●SHOP INFO空也(くうや)住:東京都港区銀座6丁目7-19(並木通り)TEL:03-3571-3304営:10:00~17:00(土曜~16:00まで)休:日曜・祝日「空也もなか」10個入り1100円(化粧箱入1200円)、15個入り1650円(1800円)そのほか20個、24個、30個入(最大70個入)などがあります※賞味期限は1週間ほど※カード使用不可 

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空也
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東京都中央区銀座6-7-19
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