カラアゲニストが厳選! 2019年で最高に美味しかった「からあげ」10選


2020.01.08

食楽web

食楽web 日本唐揚協会認定カラアゲニストである松本壮平氏が当サイトの連載「から活日記」でご紹介したからあげの名店の中から、各部門ごとにイチオシのお店をご紹介します! 食べるシーンやお好みに合わせて、バリエーション豊かなからあげを楽しんでください。塩からあげ部門|『やきとり宮川』(四ツ谷)の「白い唐揚げ」アートのような美しさの白い唐揚げ 昭和24年に鶏肉専門の卸問屋としてスタートした老舗焼鳥屋さんのからあげです。味付けは雪塩を使った塩水に1時間ほど漬けただけ。鶏肉のうま味が十分すぎるので、余計な味付けは必要ありません。 揚げ油は毎日交換して新鮮なものを使用しているため、色も白く美しい。もはや“からあげのアート”と言っても過言ではありません。味変を楽しみたいなら、4種の柑橘類と銚子の醤油を使ったオリジナルのポン酢や、和歌山産の完熟した赤い山椒、これまたオリジナル焙煎の黒八味などもおすすめです。●SHOP INFO店名:やきとり宮川 四ツ谷店住:東京都千代田区六番町15-2 四ツ谷鳳翔ビル1FTEL:03-3221-4833営:月~金17:00~24:00(L.O.23:00)  土・日・祝17:00~22:00(L.O.21:00)休:第1日曜(不定休あり)・・・・・・・醤油からあげ部門|『ジョニーのからあげ』(池袋)の「骨なしからあげ」骨なしからあげ盛り合わせ。モモ肉とムネ肉が3個ずつ からあげグランプリで最高金賞4回、金賞を4回受賞している実力店です。10種類以上のスパイスをブレンドしたしょうゆベースの秘伝のタレに、やわらかい肉質が特徴の鹿児島産ハーブ鶏を4日間漬け込んでいるため、味がしっかりついており、香りも抜群。 ムネ肉は歯を立てただけでうま味がグッと押し出されてくるようで、パサパサ感はゼロ。しっとりやさしく軽やかな食感です。モモ肉はプルプルで、うま味・肉汁ともに文句なし! カリッとした衣とのバランスもよく、うま味×肉汁×カリカリ衣がやわらかい肉と一緒になって、何個でも食べたくなるからあげです。●SHOP INFO店名:ジョニーのからあげ 池袋店住:東京都豊島区西池袋3-25-8TEL:03-3590-4420営:11:30~15:00(L.O14:30)  17:00~24:00(L.O23:30)  ※売り切れ次第終了休:不定休・・・・・・・テイクアウト部門|『からあげ専門店TikiTiki』(新小岩)の「にんにくしょうゆ味からあげ」にんにくしょうゆ味からあげ。シャリッと爽快な衣が美味い! こちらの一番人気「にんにくしょうゆ味からあげ」は衣が決め手。オーナーが厳選した帯広産の粗めの片栗粉のみを使っており、シャリッとした爽快な歯ごたえです。すぐに崩れず、肉とうまく調和しています。 そして味がしっかりとしみ込んだ肉は、宮崎・青島産のしょうゆを使った漬けダレにひと晩漬けておいたもの。余分なスジや脂を徹底的に取り除いた肉はやわらかくも弾力があり、噛むほどにシャリッとした衣とフワッとした肉が口の中で踊るよう。ガツンと来ず、ジワッと口に広がる上品なニンニクの風味も最高です。●SHOP INFO店名:からあげ専門店TikiTiki住:東京都葛飾区新小岩2-13-3TEL:03-3653-2936営:11:00~20:30休:不定休・・・・・・・素揚げ・半身揚げ部門|『楽椿(らくちん)』(渋谷)の「ひな鳥半身揚」鶏油(チーユ)のうま味が高級感ある味わいのひな鳥半身揚 ひな鳥を30分ほど蒸してから2度揚げしている半身揚げです。肉を蒸したときに出る鶏油(チーユ)をかけ、そこにオリジナルの旨塩コショーを。ムネ肉はしっとりやわらかでうま味もたっぷりです。モモ肉や手羽元も、あふれる肉汁のおかげでプルンとした舌ざわり。 しかもこの肉汁に旨塩コショーがなじんで、高級鶏スープのような味わいになります。余った鶏油に塩むすびをつけて食べると、鶏油にしみ出した肉のうま味にごはんの甘みが加わって、ちょっとした鶏雑炊のように楽しめます。●SHOP INFO店名:楽椿(らくちん)住:東京都渋谷区円山町23-10 渋谷ATビル1FTEL:03-3462-7425営:17:00~翌1:00(L.O.24:00)  土17:00~24:00(L.O.23:00)  日・祝17:00~23:00(L.O.22:00)休:無休・・・・・・・進化系からあげ部門|『から揚げ専門店 黄鶏屋』(幡ヶ谷)の「もも・ハニーペッパーマスタード」見ためもかわいらしいハニーペッパーマスタード。 オリジナルの3種類のソースをかけたからあげを味わえます。中でもハニーペッパーマスタードは“うまスゴい”からあげ。ハチミツとマスタードとブラックペッパーをからあげにかけており、見た目もオシャレな一品です。 サクサクの衣にハチミツのトロンとした感触が見事にマッチしており、違和感はゼロ。マスタードの辛味は強くなく、ハチミツの甘さとまったくケンカしていません。ハチミツが全体をさわやかに、そしてマイルドな味わいにまとめ上げており、全体をブラックペッパーが味を引き締めています。●SHOP INFO店名:から揚げ専門店 黄鶏屋(かしわや)住:東京都渋谷区幡ヶ谷2-48-2 英ビル 1F B号室TEL:03-6278-2190営:火~金17:30~22:00  土12:00~14:00 17:30~22:00  日17:30~21:00休:月・・・・・・・ご当地からあげ部門|『そうからあげ インどり屋』(草加市)の「そうからあげ」そうからあげ ミックス(M)。粉末状の草加煎餅を衣に入れています こちらは埼玉県草加市にある、からあげグランプリで最高金賞1回、金賞6回のテイクアウト専門店です。なんと衣に草加煎餅を使っているのが特徴で、ジャリジャリ食感にかすかなモッチリ感が感じられます。やわらかい肉は、噛むととろけるよう。 モモ肉はニンニクを利かせた秘伝のタレに漬け込んでおり、濃いめの味付け。肉質がなめらかなやわらかさで、舌になじんでとろけていくよう。ニンニクの風味があとを引く美味しさです。ムネ肉はかなりジューシーで、肉汁がたっぷりと流れ出てきます。ニンニクを使わないあっさりめの味つけで、うま味もしっかり感じられます。●SHOP INFO店名:そうからあげ インどり屋住:埼玉県草加市中根3-22-29TEL:048-935-0788営:11:30~14:00  16:00~21:00休:不定休・・・・・・・素材ユニーク部門|『光苑』 (春日部)の「海鮮からあげ」“潮の香り”が食欲をそそる海鮮塩ダレからあげ からあげグランプリで最高金賞1回、金賞5回の実力店で、こちらの一番人気は「海鮮塩ダレからあげ」。海鮮を揚げているのではなく、漬けダレにホタテやカキなどの海鮮を使用しています。このからあげ、目の前に運ばれてくると、かすかに“潮の香り”が。歯を立てただけで肉汁がこぼれ始めます。そして海鮮の風味が広がります。普通の塩からあげより、もっとナチュラルな、深みのある塩味。歯ざわりもどことなくホタテっぽい。肉には甘味もあり、これが海鮮の塩味と混じり合って、ちょっと高級感のあるからあげを食べている気分にひたれます。●SHOP INFO店名:光苑 春日部市本庁舎地下食堂店住:埼玉県春日部市中央6-2春日部市役所本庁舎地下1階TEL:048-736-1111(内線3872)営:10:00~17:00休:土・日・祝・年末年始・・・・・・・チキン南蛮部門|『酒場 浮雲』(学芸大学)の「チキン南蛮」あっさりしていてクリーミーなタルタルソースが絶品! チキン南蛮の本場・宮崎出身のご主人が作る、銘柄鶏・霧島鶏を使ったチキン南蛮を味わえます。たっぷりかかった自家製のタルタルソースはあっさり目の味。クリーミーでさわやかな印象のこのソースが、甘酢にくぐらせた揚げたてのからあげと、表現できないほどに相性抜群なんです! からあげに近いところはタルタルソースが軽く温められて、そうでないところとのギャップが味わいに陰影をつけてくれています。甘酢の酸味もちょうどよく、からあげとタルタルソースの共演を思う存分、楽しめます。●SHOP INFO店名:酒場 浮雲住:東京都目黒区鷹番2-20-8 モンテローザビル2FTEL:03-6882-1529営:18:00~24:00(L.O.23:00)休:火曜・・・・・・・手羽先部門|『九州みくに』(高円寺)の「手羽先」左がオリジナルスパイス、右が塩こしょう 九州料理の居酒屋さんです。名物のひとつ、霧島鶏を使った「手羽先」は、山椒、タレ、オリジナルスパイス、塩こしょうの4種類。山椒は、軽くピリッとくる刺激に食欲がさらにアップ。タレは軽めの味で肉のうま味を邪魔せず、肉にアクセントを加えます。外国人のお客さんの人気No.1というオリジナルスパイスは、香草系のスパイスを使っており、さわやかな風味が印象的。左が山椒、右がタレ そして塩こしょうは、ふりかけられた塩こしょうが見事なまでに脇役に徹しており、あっさりしつつも実に深い味わい。うま味が強くてコクのあり、肉厚で締りのよい霧島鶏の美味しさを十分楽しめます。●SHOP INFO店名:九州みくに 高円寺店住:東京都杉並区高円寺北3-2-17 ピュア中通り 1FTEL:03-5356-7170営:17:00~翌2:00  日・祝17:00~0:00休:年末年始・・・・・・・名物店主部門|『鶏男 参道店』(市川市)「ゴロゴロとりからあげ」肉汁たっぷり、プリプリ食感のゴロゴロとりからあげ からあげグランプリで金賞受賞歴のある名店で、カラアゲニストや常連さんに人気のご主人がいるお店がこちら。モモ肉に味噌や醤油、一味などで味付けした「ゴロゴロとりからあげ」は、驚くほどに衣が薄く、歯がいきなり肉に突入します。しかも肉汁たっぷりで、プリプリの肉が舌の上を滑るような感覚。味噌や醤油よりも、旨味が完勝している絶品からあげです。 店内には60~80年代の懐かしいLPがズラリ! お願いすると、レコードプレーヤーで流してくれます。常連さんが置いていくという野球盤やフィギュアなど懐かしいアイテムを眺めながら、ご主人とのトークを楽しみつつ、美味しいからあげを楽しんでみてください。●SHOP INFO店名:鶏男住:千葉県市川市中山4-9-9TEL:080-9201-9293営:月~水・金12:00~20:00  土・日・祝11:00~20:00休:木曜●著者プロフィール松本壮平ライター・編集者。一般社団法人日本唐揚協会認定カラアゲニスト。生まれも育ちも「からあげの聖地」である大分県中津市。美味しいからあげを求めて東奔西走する「から活=からあげ探索活動」に明け暮れている。 

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楽椿
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4.5

15件の口コミ
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東京都渋谷区円山町23-10 渋谷ATビル1F
phone
0334627425
opening-hour
17:00-23:00(L.O.22:30)
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やきとり宮川 四ツ谷
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東京都千代田区六番町15-2四ツ谷鳳翔ビル1F
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05031344833
opening-hour
月-金ディナー 17:00-23:00(L.…
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1949年創業の老舗焼き鳥店 こだわりの日本酒を堪能

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更新日:2024/04/24

からあげ専門店 TikiTiki(チキチキ)
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4.5

7件の口コミ
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東京都葛飾区新小岩2-13-3
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0336532936
opening-hour
月-日、祝日、祝前日: 11:00-2…
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味の決め手となるタレ サクサク衣の秘密

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