日本でもじわじわブーム! BBQの新トレンド「プルドポーク」とは?


2019.08.04

食楽web

食楽web そろそろ夏も本番。気温の上昇とともにテンションも上がってくるこの季節ですが、定番のイベントといえばBBQですよね。BBQファンの間で、今年ブレイク間違いなしと言われているメニュー、“プルドポーク”をご存知でしょうか? 豚肉を低温で長時間調理したアメリカ南部の伝統料理で、地元のBBQ 祭りやホームパーティーに欠かせないご当地グルメです。アメリカでは10年ほど前から流行し始め、今やバーガーやサンドの具としても人気の定番メニューとなっています。 そして昨今、日本でもBBQ 料理を提供するレストランなどを中心に、プルドポークを出す店が増えつつあります。そこで、プルドポークメニューを豊富に扱っている吉祥寺のレストラン『Fatz’s The San Franciscan(ファッツ・ザ・サンフランシスカン)』に取材に行ってきました。プルドポークってどんな料理? プルドポークの魅力について、『Fatz’s The San Franciscan』の店主レヴィン・ジョナサンさんに話を伺いました。「僕は、実は日本生まれの三鷹育ちなんですが、家族はプルドポークの本場・ノースカロライナ出身。なので、小さい頃から親しみのある料理ですね。プルドポークは、半日かけて作る料理なので、家でサクッと食べるというより祭りやパーティーの時のメニューです。お父さんが家でビールを片手に飲みながら作っていたのが印象的でした。プルドポーク作りでもっとも重要なのは、手間ひまを惜しまない我慢強さ」とレヴィンさん。いかにもアメリカンな雰囲気のレヴィン・ジョナサンさん アメリカでは、スペアリブ、ブリスケット、プルドポークの3つがBBQ三大料理と呼ばれています。その中でも、BBQ発祥の地とされるノースカロライナのプルドポークは、今や全米で大人気のメニューになっています。「ホロホロになるまでじっくり火を通し、やわらかく仕上げた豚の塊肉は、肉汁たっぷりでジューシー。それを細かくほぐし(Pull)、BBQソースを絡め、コールスローと一緒にパンにはさんで食べるのが基本スタイルです。余分な脂がしっかり落ちているため、お腹にもたれず肉の旨みが存分に楽しめるんですよ」(レヴィンさん) プルドポークの主な調工程は、寝かす、燻製する、ほぐすの3ステップ。1.豚の塊肉に塩、砂糖、香辛料を合わせたスパイス(ドライラブ)を豪快に刷り込んで、冷蔵庫で一晩以上ゆっくり寝かせる。2.寝かせた肉を100℃に熱した燻製機でじわりじわりと焼き色がつくまで3~4時間かけて火を通し、その後90℃に下げてしっかり火が通りきるまで6~7時間待つ。3.燻製機から取り出した肉を細かくほぐしてプルドポーク完成。お好みでBBQソースを絡める。 たった3ステップとはいえ、24時間近くもかけて調理するのは、なかなかの根気が必要。この料理が大変と言われる所以は、燻製している間の“待つ”部分が大きいんです。「ハインツ BBQ プルドポーク」(※一般家庭への販売は行っていません) ちなみに最近、ハインツ日本より、業務用のプルドポークも発売されました(※現状、一般への発売はないとのこと)。今後、ファーストフード店やベーカリー、カフェなどへの販売を予定しているそうです。 YouTubeなどでもプルドポークの調理の様子は多数公開されているので、ぜひ作ってみてはいかがでしょうか。●DATAプルドポークhttp://www.heinz.co.jp/special/pulledpork/Fatz’s The San Franciscan(ファッツ・ザ・サンフランシスカン)住:東京都武蔵野市吉祥寺本町2-25-12 Santa Fe B1-ATEL:0422-69-2532営:11:30~15:00、17:30~24:00(L.O23:00)休:月曜http://fatzs.jp 

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