KYNE TOKYO 2 に潜入! MIYASHITA PARKの船出を飾る、時代を捉えたノスタルジックな作品とは


2020.08.20

OMOHARAREAL

話題の新スポット「RAYARD MIYASHITA PARK」内のギャラリー「SAI」。第一弾の展示として、2020年8月24日(月)まで「KYNE TOKYO 2」が開催中だ。本展は福岡を拠点に活動するKYNEにとって、東京での二度目の個展となる。『Casa BRUTUS』の表紙や、フジロックのオフィシャルTシャツ、女性アーティストiriのEPジャケットを手掛けるなど、彼が注目されていることは間違いない。しかし東京再上陸が、街でも存在感を放つ大舞台というのは、“快挙”といえるのではないだろうか。そしてKYNEは、本展にあわせて作品をすべて描き下ろしたとのこと。新しく誕生したアートスポットで、彼はどんな表現をしているのか、期待に胸を膨らませ会場を訪れた。     ギャラリー「SAI」があるのは南館3階。館内を歩き、エスカレーター前でふと上を見ると、そこにはお目当ての作品が…! ギャラリーは吹き抜けに面してガラス張りになっているよう。予想外のタイミングで作品に出会い、自然とテンションが上がる。     KYNEが描くのは、「KYNE-girl」と呼ばれる女性のポートレート。微笑んでいるような、憂いを帯びているような…。見れば見るほど、その表情は何通りにも読み取れる。作品に近づいて目や鼻、口元をじっと見つめてみたり、離れて全体を眺めてみたり…。あっという間に作品の世界に引き込まれた。       作者であるKYNE自身は、80年代カルチャーから大きな影響を受けているのだそう。潔さも感じるような、シンプルなタッチで描かれた作品。それらは洗練された印象のなかに、どこかノスタルジックな要素も感じられる。レコードやフィルムカメラなど、アナログ的なものが改めて注目される今。時代の気分を繊細に反映しているからこそ、この大舞台のオープニングエキシビジョンに彼が招かれたのかもしれない。   遠目には薄いパネルを積み重ねたように見えるのだが、近づいてみると一つの立体作品であることがわかる   KYNEは、自身の認知を“ステッカー”をきっかけに広めたのだそう。本展では、そのステッカーをモチーフにしたオブジェも登場。主に平面のアートワークを手掛けてきた彼にとって、立体作品は初のお披露目となる。     会場に並ぶ作品は、いずれも本展のために制作された新作だ。なかでも一際存在感を放っているのは、背景に「RAYARD MIYASHITA PARK」が描かれた、200号の大型キャンバス作品。縦1940cm×横2590cmの一枚の絵からは、この地に新たに誕生した施設、そしてギャラリーへの希望が感じられる。オープニングエキシビジョンを象徴する一枚として、ぜひじっくりと眺めてみてほしい。     ※敬称略   ■概要KYNE TOKYO 2開催期間:2020年7月28日(火)~8月24日(月)開催場所:SAI(RAYARD MIYASHITA PARK South 3F)住所:東京都渋谷区神宮前6-20-10電話番号:03-6712-5706開催時間:11:00〜21:00定休日:無休 Text:Natsuno Aizawa  

渋谷
place
東京都渋谷区渋谷2丁目

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