外苑前「MAHO KUBOTA GALLERY」で全身芸術家・村井祐希の個展 躍動感溢れる作品に固定概念が覆される


2020.07.03

OMOHARAREAL

キラー通り近くの裏路地に佇む「MAHO KUBOTA GALLERY」では、2020年7月1日(水)〜8月1日(土)、アーティスト・村井祐希氏の個展「ゆらいむうき」が開催される。 村井祐希氏は“全身芸術家”として、妥協なきノンストップ思考、そして恐るべき表現の突破力を武器に、自らの絵画を探求し続けている。多摩美術大学在学中の2016年には、瀬戸内国際芸術祭で作品を展示。若手アーティストの登竜門「CAF賞(Contemporary Art Foundation Award)」や「岡本太郎現代芸術賞」での受賞経歴も持つなど、期待が集まっている。 本展には、安易な絵画論や表現のステレオタイプをはるかに超越した、圧倒的熱量の作品群が出現。立体的に表現された躍動感溢れる作品の数々からは、絵画における“身体性”という言葉が思い起こされる。 一般的に絵画では、アーティストの身体の動きと、それによって残されたメディウム(絵の具など美術作品の制作材料として用いられる物質)の躍動が感じられる作品に対して“身体性”という言葉が使われる。しかし村井氏は、絵画に対する“身体的”という表現に疑問を持つ。メディウムに残されたアーティストの残像を“身体的”と形容するのならば、AIなどが機械的に絵画を描かない限り、“身体性をともなわない絵画”など存在しないのではないだろうか。 展示される作品は「動く絵画」「運動体をともなった絵画」など、従来の絵画の概念にとらわれないエネルギーに満ちたもの。それらが鑑賞する人々の想像を越え、固定概念に揺らぎをもたらすことで、より深い絵画の世界へと導いてくれるだろう。 ■概要村井祐希 個展「ゆらいむうき」開催期間:2020年7月1日(水)〜8月1日(土)開催場所:MAHO KUBOTA GALLERY住所:東京都渋谷区神宮前2-4-7電話番号:03-6434-7716開廊時間:12:00〜19:00休廊日:日・月曜、祝日入場料:無料   ■作品クレジット1枚目:©︎Yuki Murai / MAHO KUBOTA GALLERY2枚目:©︎Yuki Murai / MAHO KUBOTA GALLERY3枚目:過去の個展の展示風景、2018年、MAHO KUBOTA GALLERY  ©︎Yuki Murai / MAHO KUBOTA GALLERY   >>EDITOR’S VOICEMAHO KUBOTA GALLERYから徒歩3分の「ギャラリーEUKARYOTE(ユーカリオ)」では、2020年7月17日(金)まで畑山太志氏の個展「素知覚」を開催中。「ゆらいむうき」の村井祐希氏と同じく、畑山氏もまた若手アーティストの登竜門「CAF賞」の受賞などで注目されている。街のギャラリーを巡って、若いアーティストが生み出すエネルギーを感じてみて欲しい。 Text:OMOHARAREAL編集部  

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MAHO KUBOTA GALLERY(マホ クボタ ギャラリー)
place
東京都渋谷区神宮前2-4-7
phone
0364347716
opening-hour
12:00-19:00
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