南青山に「ヨックモックミュージアム」誕生 ピカソの陶器コレクションとお菓子から“創造”の精神に迫る


2020.07.03

OMOHARAREAL

ロール型クッキー「シガール」で知られるヨックモックは、2020年10月25日(日)、骨董通り近くの住宅街に「ヨックモックミュージアム」を開館する。 建物は地下1階〜地上2階の3階建て。2階と地下1階は展示室になっており、ヨックモックが所有するピカソのセラミック(陶器)コレクションを、様々な企画展を通して公開する。ピカソのセラミック作品とヨックモックとの出会いは、今から30年以上前のこと。フォルムや色合い、装飾など、型にとらわれないピカソの作品から、創業者・藤縄則一氏の教え「豊かで自由な発想」「手作りから生まれるあたたかさ」「類まれなる情熱」に通じるものを感じた2代目・藤縄利康氏が収集し始めた。現在、その数は500点以上にものぼり、世界有数の所有数を誇っている。 同館では、独自のラーニングプログラムも実施予定。アートセラピーの考えを応用した「アートセッション」、学芸員や若手アーティスト、パティシエらによる「レクチャー」と、いずれも広く人々に開かれた芸術体験を提供していくものになりそうだ。 建物1階は、カフェとグッズショップになっている。ピカソがセラミック作品の制作に打ち込んだ街の名前を冠したカフェ「ヴァローリス」では、同じく南青山にあるパティスリー「UN GRAIN(アングラン)」のミニャルディーズ(ひとつまみサイズの小さなお菓子)を提供。ライブラリースペースも併設されており、鑑賞後に美しいお菓子を楽しみながら、ピカソに関する知識を深めることができる。 ラーニングプログラムやカフェ、ショップでは、お菓子×アートといった、ヨックモックならではのコラボ企画も予定。ここにしかない体験やアイテムとの出会いに、期待が高まる。美術作品の鑑賞だけでなく、お菓子を通してヨックモックが受け継いできた“創造”の精神をも体感できる同館。クリエイティブが生まれるスポットとして、街の人々に愛されていくことだろう。 ■概要ヨックモックミュージアムオープン日:2020年10月25日(日)※新型コロナウイルス感染拡大防止のため変更となる可能性があります住所:東京都港区南青山6-15−1開館時間:10:00~17:00(毎週金曜日〜20:00) ※入館は閉館の30分前まで休館日:月曜日・年末年始・展示替期間 ※ただし月曜日が祝日の場合、 翌火曜日チケット代(税込):一般:1,200円、 大学生・高校生・中学生:800円、 小学生以下:無料※障がい者手帳をご提示の場合、 ご本人様と介護者1名様のみは無料※大学生、 高校生、 中学生の方は学生証等の年齢のわかるものをご提示ください >>EDITOR’S VOICEヨックモックミュージアムからヨックモック青山本店までは徒歩10分もかからない。青タイルの外壁が印象的な青山本店では「シガール」などのお菓子を販売しているほか、テラス付きのラウンジでは本格的なフランス料理を楽しめる。ちなみに青山本店にも、ミュージアム併設のカフェ「ヴァローリス」にも、中庭にはヨックモックのロゴモチーフになっているシンボルツリー、ハナミズキが植えられている。美味しい食事と芸術から、ヨックモックを満喫する1日を過ごしてみては? Text:OMOHARAREAL編集部  

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表参道
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東京都港区北青山3丁目
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