表参道 - 100年の歴史を背負う街のシンボルストリート


2019.04.27

OMOHARAREAL

青山通りと明治通りを縦に結ぶ大通り「表参道」。2020年で開通100年を迎えるこの通りは、時にセスナの滑走路として(諸説あり)、また時には歩行者天国として利用されるなど、歴史の長さの分だけ様々な顔を持っている。今や東京の観光名所のひとつにも挙げられるほどに発展を遂げた、稀有なストリートである表参道の誕生から、今日までの歴史を紐解いていく。 明治神宮に続く表参道の緑(撮影:Takako Iimoto) 表参道は、1920年(大正9年)11月1日に創建された明治神宮への参道として開通。全長約1km、幅約35.5m。夏至の日の正午に太陽が参道の真上に、また冬至の日には明治神宮の方向から参道の中心を日が昇るよう設計された。開通当時、まだケヤキ並木はなく、その翌年にケヤキの若木200本が植樹されたと伝えられる。また、ケヤキの成長を鑑みて、電線は開通当時から地中化の造りとなっており、大正時代から未来的な街づくりを行なっていたことが伺える。なお、戦後までは、明治神宮への参拝客や近隣の住人のみが使用する静かな通りだったという。 【次のページ】>> なぜケヤキだったのか?  

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表参道
place
東京都港区北青山3丁目
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