How To 「与論献奉」 ヨロン島の”深イイ伝統”体験!島グルメを肴に今夜は宴♪

「与論献奉」、それは鹿児島県・与論島に伝わる、客人を迎える際の伝統儀式。ちょいと島人(しまんちゅ)と話せば、「お嬢ちゃん、もう与論献奉やった?」と聞かれる事数知れず。一体「与論献奉」とは何なのか!?ヨロン島観光協会全面協力の元、NAVITIMEライターがこの身を持って体験して参りました。これぞヨロン流おもてなし!ディープな与論島へLet's Go!

ヨロン島の伝統!与論献奉体験。島グルメに舌鼓
  • 「与論献奉」とは?

    「よろんけんぽう?太極拳的な武術か何か?」これが筆者のファーストリアクションだった。聞くところによると、8割型皆同じ反応をするらしい。(Plat編集部調べ)

    「与論献奉」を簡単に説明すると、”焼酎をまわし飲みすることで、客人を心から歓迎する儀式”の事。
    元々は、「これは与論”憲法”だから、断れませんよ」と言ってお酒を進めたのが始まりだそう。そこから広まり、「これから、よろんけんぽうを始めます。」になり、”憲法を始める”では意味が通らないため、”献奉”という当て字が使われるようにな
    ったと言われています。

  • オーダー!「島有泉で、けんぽうセット♡」

    まずは与論献奉に欠かせない五種の神器、”けんぽうセット”を頼みましょう。
    ●与論島の地酒「島有泉」(黒糖焼酎 20度)
    ●盃
    ●お盆
    ●氷
    ●水

    明日のあなたを助ける、“安心”アイテム。こちらはオプションでどうぞ。
    ●鬼塚ウコン(与論島産ウコン)。

    与論島の地酒「島有泉」

    与論島の地酒「島有泉」

  • 本日の宴会場!予約必須の大人気店「居酒屋 ひょうきん」

    与論グルメはもちろん沖縄料理、中華料理まで頂ける「居酒屋ひょうきん」。新鮮な地元食材を使った幅広いレパートリーが魅力で、島人(しまんちゅ)達の第二の我が家的存在。ヨロン島を訪れた観光客からも、「夜はひょうきんに行ってみたい!」と必ず名前があがる有名店です。ただし、人気が故に事前予約はお忘れなく♪

  • 実録「与論献奉」。 記憶に残る宴の幕開け!

    ① まず“親”を決めます。そして盃に焼酎をつぎ、自己紹介と歓迎の気持ちを伝える口上を述べましょう。
    *ここからは実際のセリフも交えた再現スタイルでお送りします。

    親 「え~、それではこれより、与論献奉を始めさせていただきます。私、“与論献奉公認インストラクター”をしております、町岡と申します!」(本当は、ヨロン島観光協会事務局長)

    軽やかな与論流ジョーク(?)でのっけから飛ばす町岡さん。

    町岡さん「え~、”よろんけんぽう”と申しましても”拳法”、武術ではございません。」

    まるで、落語家のような話術に引き込まれる一同。その後も笑い交じりに与論献奉が何たるかをわかりやすく説明。島に訪れた旅人(たびんちゅ)らを、Welcomeモードであたたかく迎え入れてくれます。

    お盆にこぼれた焼酎も華麗に飲み干す、という匠の技も披露。

    お盆にこぼれた焼酎も華麗に飲み干す、という匠の技も披露。

    「トォトゥガナシ(ありがとう)」、と感謝で締めくくる♡

    「トォトゥガナシ(ありがとう)」、と感謝で締めくくる♡

    ② 続いて、その場にいる全員が同様に焼酎を回し飲みしていきます。
    自己紹介、今感じている事など皆思い思いに述べ、賑やかな笑いで盛り上がる宴会場。ちなみに女子が口上を述べる時間はちょっぴり長め。そうする事で盃の中の氷がより溶け、焼酎が薄まるからなんですって!紳士的な心遣いが素敵。

    皆さんイイ飲みっぷりです。

    皆さんイイ飲みっぷりです。

    皆さんのトーク力に圧倒される中いよいよ自分の番。頭が真っ白になっていると、色々な質問で和ませてくれる島人(しまんちゅ)達。その優しさに緊張もとけ、実は10年来ずっとヨロン島に来たかった事など、ポツリポツリと話し出す筆者。そして最後は覚えたての与論語を(カンペをチラチラ見ながら)披露。

    筆者「ムゥルシ マージン ヌマン!!!」(皆さん、一緒に、飲みましょう!!!)

    ③全員が飲み終えたら、最後に親がご苦労杯を飲み1ターン終了。
    親が変わって、これを永遠に繰り返すという無限ループ。更には別の席から知らない誰かさんもやってきてJoin!「じゃ、まぁ一杯~!」と、その後も歓迎の儀式は続き、ヨロンの長い夜は更けていった。

    杯に残った数滴の焼酎を手にとり、”髪”にお酒をつける町岡さん。”神”に返し感謝をするという意味だそう。

    杯に残った数滴の焼酎を手にとり、”髪”にお酒をつける町岡さん。”神”に返し感謝をするという意味だそう。

  • お酒の弱い人も安心!必殺「トォ」の術

    ここでまでしっかり読み進めて下さったお酒の飲めないあなた。「与論献奉、何と恐ろしい儀式なんだ・・・。」とさぞや震えている事でしょう。
    しかしご安心を!そんなあなたに”裏技マジックワード”をお教えします!その言葉とは・・・!?

    「トォ!」

    トォは、”ストップ”という意味。ポイントは焼酎が注がれ始めた瞬間、すかさず叫ぶこと。(くれぐれもフライングする事ないようにしましょう♪)。するとあら不思議、焼酎を注ぐその手が止まるんです!

    【重要】
    与論献奉は、決してお酒を強要する儀式ではありません。もし飲めなければ、口上だけ述べ返杯しましょう。そうすれば親が代わりに飲んでくれます。正しく理解し安全に飲む、無理は禁物です!これさえ守れば、忘れられない素敵な思い出が作れますよ♪

  • 与論グルメに舌鼓♡

    宴の楽しみは何と言っても”地のもの”。ここで今夜与論献奉を盛り上げてくれた、「居酒屋ひょうきん」が誇る絶品島グルメ達をご紹介します!

    しまらっきょの天ぷら

    しまらっきょの天ぷら

    刺身の三種盛り

    刺身の三種盛り

    豆腐チャンプルー

    豆腐チャンプルー

    イカ墨の塩辛

    イカ墨の塩辛

    もずくそうめん

    もずくそうめん

    油ソーメン

    油ソーメン

    モリンガめん

    モリンガめん

  • 与論献奉知らずして、ヨロンを語るなかれ

    与論献奉とは”人と人が繋がるコミュニケーション”であり、そこには笑いあり涙ありの人間ドラマが隠されていました。盃になみなみと継がれた「島有泉」、そして島人(しまんちゅ)の人懐っこさと人情が、筆者の喉と心を潤してくれた宴の夜。地元の素敵な人達とふれあい、それを通じてその土地の良さを知る。これぞ旅の醍醐味!あなたも与論献奉デビューして、ディープなヨロン島を体験してみませんか?

    正しく飲み、楽しく飲む、ヨロンの夜

    正しく飲み、楽しく飲む、ヨロンの夜

    居酒屋ひょうきん
    住所
    鹿児島県大島郡与論町茶花2297-1
    電話番号
    0997973557
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