全国のおしゃれ女子の心をグッと掴んで離さない、古民家カフェ。自然と歴史が色濃く残る山梨は、味のある古民家カフェの宝庫だということをご存知でしょうか? 都心ではなかなか立ち入ることのできない、築200年もの歴史を持つ日本家屋へ一歩足を踏み入れれば、そこはまさに異空間。ゆったりと時間が流れる店内で、絶品ランチ&デザートを堪能して。
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素材の味を生かした、デザートが魅力!
甲州市の観光案内所に勤務していたという、店主の小出さん。「山梨には素敵なもの・場所に溢れているのに、なかなか知る機会がない。気軽に情報交換できる場を作りたい!」という思いから、6年前に「つぐら舎 まち案内&Café」をオープン。以前は個人の邸宅だったという古民家でカフェ営業をしながら、前職の知識を生かしたまち案内を行っているそう。
こちらが入り口!
窓から、春のやさしい光が差し込む店内。養蚕が盛んな土地らしく、昭和初期のミシン台が設置されたアンティークテーブルを発見! こだわりの家具に囲まれながら、山梨の歴史を肌で感じられます。
素朴な雰囲気に、リラックス♪
朝市や地元の農家さんとのつながりで仕入れているという食材はもちろんすべて、国産品。地元の子連れママたちも安心して食べられるようにと、調味料のひとつひとつにもこだわっているとか。花見糖を使用している「季節のフルーツを使ったパンケーキ」(800円)は、カフェタイム一番人気のメニュー。甘さ控えめの素朴な味わいで、一口食べればほっこりとした気分に。いちごは5月中旬までで、その後は桃やぶどうなど、四季折々のフルーツを使用しているそうです。
素材の味を生かした、シンプルなパンケーキが人気です
小出さん一押しのドリンクが、冷凍した山梨名産の巨峰を使用した「巨峰のシェイク」(500円)。使用しているのは冷凍保存した巨峰と、農家から取り寄せる新鮮な牛乳のみ。手を加えすぎないことで、素材そのものの甘みをしっかりと感じられる味に仕上がっています。
冷凍ぶどうをたっぷり使用♡
周辺の予約制駐車場
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甲府市内ぶらり観光のお供に、こだわり本格派コーヒーを!
甲府市内をぶらり観光、という時に是非とも立ち寄りたいのが、商店街の一角で白壁がひときわ爽やかなコーヒースタンド。
青い立て看板が目印です
若きオーナー寺崎さんは大学を卒業後、コーヒー好きが興じてカフェ勤務をしながら焙煎を習得。自ら厳選してノルウェーから取り寄せている生のコーヒー豆を焙煎しているという本格派コーヒーは、絶品です!
お客さんが絶えず訪れる大盛況ぶり!
コーヒーに並んで人気を誇るのが、ビスケット(250円〜)などの焼き菓子。寺崎さんの妻が毎朝手作りしているそうで、日替わりでマフィンやブラウニー、パウンドケーキなどの2〜3種類がラインナップ。外はサクッ、中はほろりと崩れるビスケットは特にファンが多く、店先に並んで2、3時間後には売り切れてしまうほどだとか。
甘さ控えめで、ペロッと食べられちゃいます♪
店頭の奥にある階段から2階へと上がると、生花教室のために使用されていた古い店舗を改装したという、広々としたイートインスペースが。オーナーセレクトの写真集や小説を手に取ってもよし、カウンター席から商店街を見下ろしてぼんやりとするのもまたよし。奥深いコーヒーの香りに包まれながら、優雅なひと時を過ごせます。
アンティーク調の家具が、ゆったりとした雰囲気を演出
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緑あふれる庭で食べるごはんは、格別!
広大な緑の中にひっそりと建つ家屋が、広島出身の巽さんご夫婦が営むカフェ。愛らしい野花が咲き誇る庭には古井戸やヤギ小屋などがあり、まるで絵本の世界に飛び込んだようなワクワク感が楽しめます。
小花が咲き誇る庭を抜けた先に、お店の入り口が
母屋の隣に建つこちらの家屋は、築150年ほど。住んでいた友人が引っ越すと聞き、11年前に転居したそう。それを機会に、いつかカフェを開きたいという妻・廉恵さんの夢が実現。地元の大工さんの力を借りながら、自らリフォーム作業に参加。一角の床を高くして座敷にしたり、壁一面に黒板を用いたりと、ユニークなアイデアが光る内装は必見です♪
アットホームな雰囲気が魅力の座敷スペース
お店で出会った人々との縁を生かすべく、店内の一部をギャラリーとして活用。このときに展示していたのは、同じく北杜市で焼き締めの器を制作する陶房「釜八」の作品でした。
店内での販売もしていました!
天気のいい日は、風が心地良い外の席でランチを。メニューは、バラエティ豊かなおかずがズラりと並ぶプレートランチ一択。肉は使わない穀物菜食で、化学調味料も一切不使用という、こだわりがギュッと詰まった一皿です。
この日のおかずはじゃがひじき、新玉ねぎと茎わかめの天ぷら、菜の花、かぶの葉とおからの煮物、かぶとかぼちゃ煮、大豆と厚揚げ煮、サラダ、の7種類。ご飯は、旦那さまお手製のもっちりとした酵母パンにも変更が可能です。庭の緑を眺めながら、のんびりランチタイムをエンジョイ
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180年の歴史を持つ酒蔵が提供する、体にやさしい酒粕料理
威厳のある門をくぐると、築200年にも及ぶ見事なまでの日本家屋が。180年もの歴史を持つ酒蔵「櫂」の邸宅の2階で営まれているのが、酒粕を使用した絶品料理を提供するカフェレストラン。
門をくぐる瞬間から、ワクワクが止まりませんっ
店に入るなり、タイムスリップした感覚に! こまめにメンテナンスを行っているという店内には囲炉裏などが残っており、200年の歴史を肌で感じることができます。
こちらが、2階から見下ろした風景。
養蚕に使用されていたという2階を改装してお店をオープンしたのは、18年前。当時は自社のお酒を提供するディナー営業のみだったが、8年前からランチをスタート。重厚感のある木床に座って食事を楽しむという非日常的な体験も、旅の醍醐味ですよね♪
地元の方達の宴会場所としても、大人気!
店を切り盛りするのは、酒蔵6代目杜氏・窪田氏の奥さん。「酒屋ならではの、“酒”を生かした料理」をテーマに、旬の食材を使った酒粕料理を提供しています。そんな彼女が満を持しておすすめするのが、店の代表料理である鮭の粕漬と豚の角煮を楽しめる「蔵元ごはんセット」(1,750円)。全く臭みのない粕汁の上品な味わいは、アッと驚くこと必至です!
料理すべてに、酒粕を利用しているそう!
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農家出身の母子が手がける、フレッシュ野菜のマクロビ料理
※2019年6月編集部追記 2019年1月16日より、下記「農カフェhakari」から「農カフェCouleurクルール」に名前を改めリニューアルオープンしていらっしゃいます。住所、電話番号は変更がないようです。※
桃農家に嫁いで山梨に移住したという風間さんが、娘とともに手がけるカフェレストラン。9年前、東京のフレンチレストランで修行を積んだ長女の帰郷をきっかけに、桃の仕分け作業に使用していたという築150年の建物をリノベートしたそう。まるでヨーロッパのおしゃれカフェ!
趣を残すために、柱などの貴重な木材はすべて再利用。和の良さを残しつつも壁にはカラフルなタイル、アンティークのランプなどをあしらい、洋の要素を絶妙にミックスさせた技が抜群におしゃれ! 店内に飾られた自家製のドライフラワーや、野花の卓上花にも、風間さん親子のセンスが光っていました。
内装には、お家デコの参考にしたいアイデアがぎっしり
健康のためにと私生活で取り入れていたマクロビの知識をもとに、植物性食材100%にこだわったメニューを考案。看板メニューは、おかず数品とごはんが一皿に並ぶ「hakari プレート」(1,250円)。
おかずのラインナップは2週間ごとに変えているそう。この日はじゃがいもと押麦のスープ、車麩のフライ、大豆のナゲット、切干大根と玄米ビーフンの中華サラダ、キャベツとひじきのコールスロー、ソイクリームチーズのカナッペ、もろみドレッシングのレタスサラダの7種♪人気No.1のプレートランチ!
店内では、自家製のコンポートやジャムも販売中。桃のうまみがぎゅっと詰まったコンポート(600円)、柿やプルーンなどを使用した珍しいジャム(小230円・大420円)はサイズ・価格感ともに、お土産に最適です。
お土産にぴったり!